CIPAがデジカメ出荷統計を発表
CIPAが2021年デジカメ出荷統計を発表しています。画像クリックで拡大表示されます。
まず1枚目の画像、レンズ交換式の出荷数量についてみてみます。数値をみると2021年1月の出荷数量は前年の約7%のマイナスということで、微減ということになりますね。ただし、一つ気をつけなければいけないのは、去年、新型コロナウィルスによる大きな影響が出始めたのは2月下旬からということです。
なので去年の1月はまだ新型コロナウィルスに関する影響があまりでていない頃の出荷数量になるため、その出荷数量に2021年1月の出荷数量が近づいているというのは、さほど悪くない数値なのかな?という印象です。
この統計は海外を含めたものなので日本の状況を100%反映したものではありませんが、特に新型コロナウィルスがどのようなウィルスであるかよくわからなかった去年の3月から非常事態が宣言された5月ぐらい、そして感染者が少なくなって行った8月までは壊滅的に数量が激減していることがわかります。
そして、今年の1月はEOS R5とEOS R6が好調だったこと、Z 6IIやZ 7IIという新製品も発売されたこと、α7S IIIやα7Cも順調に売れていたことなどが影響しているのかな?と思います。
縮小が続くコンデジ市場
それに引き換え、コンデジ市場はより縮小していることがうかがえます。前年同月比で約40%のマイナスとなっていて、2年前と比較すると半減しているような状況です。スマホの画質がかなり良くなっていることもあり、もうコンデジを購入しようという人は少なくなっているのでしょうね。
唯一の期待は高級コンデジです。ですが、個人的には動画撮影に優れたコンデジを除いて、もはや1インチ程度の静止画専用のコンデジは厳しいのかな?と思っていて、将来的にはコンデジは超望遠のあるネオイチ、耐衝撃防水性能のあるコンデジ以外はほぼ壊滅していくのではないのかな?と危惧しています。
一時期はGoProなどのアクションカムも流行しましたが、すぐに廉価な海外製のアクションカムがでてきてしまって、こちらもなかなか厳しい状況になっているようですね。
今後のコンデジはどのような方向に進んでいくのでしょうか?
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