キヤノン 新レンズの特許
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概要
【課題】 小型で高速フォーカシングが可能な光学系を提供する。
【背景技術】 撮像に用いられる光学系には、フォーカシングの高速化(フォーカスレンズ群の軽量化)が求められている。特許文献1には、物体側から順に、負の屈折力の第1レンズ群と、フォーカシングの際に移動する第2レンズ群と、正の屈折力を有して開口絞りを含む第3レンズ群とから構成された光学系が開示されている。
【発明が解決しようとする課題】 従来よりも小型で高速フォーカシングが可能な光学系が求められている。
主な実施例
項目 内容 焦点距離 14.42 Fナンバー 1.85 半画角(°) 56.32 像高 21.64 レンズ全長 108.50 BF 12.62
項目 内容 焦点距離 15.97 Fナンバー 1.85 半画角(°) 53.56 像高 21.64 レンズ全長 103.50 BF 14.90
項目 内容 焦点距離 19.40 Fナンバー 1.85 半画角(°) 48.12 像高 21.64 レンズ全長 98.50 BF 14.16
項目 内容 焦点距離 14.38 Fナンバー 2.00 半画角(°) 56.39 像高 21.64 レンズ全長 75.72 BF 14.00
項目 内容 焦点距離 14.59 Fナンバー 1.40 半画角(°) 56.00 像高 21.64 レンズ全長 121.56 BF 14.50
項目 内容 焦点距離 12.22 Fナンバー 1.23 半画角(°) 60.54 像高 21.64 レンズ全長 149.65 BF 14.61
超広角レンズの特許か
キヤノンが新たなデジタルカメラ用の超広角レンズの特許を出願していることが明らかになりました。同じような仕様を省略すると、主に以下のようなレンズの特許ということになるようです。
14mm f/1.8
16mm f/1.8
20mm f/1.8
14mm f/2.0
14mm f/1.4
12mm f/1.2
像高からいずれもフルサイズ用の交換レンズと思われます。当初はRF14mm F1.4 L VCMの元となった特許かと思いましたが、レンズ構成図が異なること、また上記のような実施例の焦点距離と解放f値のレンズはキヤノンのレンズラインナップにないことから、まったく新しいレンズの特許ということになりそうです。それでは、具体的にどのようなレンズの特許なのか、詳しく見ていきましょう。
今回の特許を読みみると、広角レンズでありながらフォーカス速度を大きく高めるための工夫がされていることがわかります。広角レンズは画角が広いぶん、フォーカス時に動かすレンズの影響が大きく、どうしてもフォーカスレンズが重くなりがちです。そこでこの特許では、レンズの配置を巧みに調整することで、フォーカス用のレンズをできるだけ軽くし、結果として高速フォーカスを実現する方向が採られているようです。
光学系は大きく前側・中間・後側の三つのブロックで構成されており、前側では広角らしい画角を作りながら歪みや色のズレを抑える役割が与えられています。中間のブロックはフォーカス時に動く部分で、ここを軽量化するために光束が広がりすぎない位置に配置されていると説明されています。後側のブロックはセンサーに向けて光を整える役割を担い、画質の最終的な仕上げを行う部分です。
この構成の中でフォーカス時に動くのは中間のブロックだけで、前側や後側は固定されています。フォーカス用のレンズを軽くできる位置に置くことで、至近から無限遠までのピント移動を素早く行えるようにしているのが今回の光学系の特徴だとされています。
レンズ全長は七十五ミリから百四十九ミリまで幅があり、コンパクトな広角単焦点から大口径の明るい広角レンズまで、複数のバリエーションを想定しているようです。いずれもフォーカス用の中間ブロックが小型で軽量なため、静止画でも動画でも高速フォーカスが期待でき、特に動画撮影時のAF追従性や低照度での迷いの少ないフォーカスが実現しやすい構造になっていると説明されています。
まとめると、この特許はフルサイズ向けの明るい広角レンズを高速AFで使えるようにするための新しい光学設計を示しているようですね。広角らしい描写を維持しながら、フォーカスレンズを軽量化するためにレンズ配置を調整しているようです。動画撮影が一般化した今、広角で高速AFという組み合わせは非常に重要で、この特許はそのニーズにしっかり応える内容になっているようですね。
さらにキヤノンの新コンパクトデジタルカメラの噂を「キヤノン 全域F2.0未満 PowerShot 9月に発表か? 静止画向け 」で詳しくお伝えします。
–J-PlatPat
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