タムロン 新レンズの特許
概要
【課題】
小型化が進むカメラに対して、小型かつ軽量な光学系及び撮像装置を提供する。
【背景技術】
近年、デジタルスチルカメラの等の固体撮像素子を用いた撮影装置が普及している。それに伴い、光学系の高性能化、小型化が進み、小型の撮像装置システムが急速に普及してきている。さらに、撮影倍率が高い近接撮影が可能な光学系では、無限遠から至近距離まで高い光学性能が求められる。そこで、合焦の際に複数のレンズ群を移動させることで収差変動を抑制した、所謂フローティング方式を採用することが行われている。
特許文献1及び特許文献2は、正負正負正の第1レンズ群から第5レンズ群よりなり、第2レンズ群、第4レンズ群でフローティングするマクロレンズの発明である。
しかし、フローティング方式を採用した光学系では、合焦の際に必要な各フォーカス群の重量が大きくなると、光学系及び鏡筒の大型化につながる。
特許文献1及び特許文献2に記載の光学系では、第2レンズ群のレンズの枚数が多く、また重量が大きいため、小型化及び軽量化が不十分である。またフォーカス群の像側のレンズ群が大きく、製品全体としては小型化および軽量化が不十分である。
主な実施例
f 87.3000 38.8752
Fno 2.9093 5.8166
ω 14.0522 8.1250
Y 21.633 21.633
タムキューの特許?
タムロンが新レンズの特許を出願していることが明らかになりました。マクロレンズの特許のようですが、どのような特徴のあるレンズなのか見ていきましょう(当サイトの解釈です)。
この特許のレンズは、ひと言でいうとフルサイズ対応の中望遠マクロ寄り単焦点レンズを、小型・軽量かつ高画質で実現するための光学系の特許となっているようです。
まず、実施例を見ると、無限遠での焦点距離は約87mm、F値は約2.9、像高Yが約21mmなので、フルサイズセンサー対応の中望遠レンズになっています。いわゆる「85mm F2.8」や「90mm F2.8」クラスのレンズですね。一方で、至近距離では焦点距離が約39〜41mmにまで短くなり、Fナンバーも5.8前後になっています。これは、フォーカス時にレンズ群間隔を大きく変化させるフローティング方式を用いていて、近接撮影時に撮影倍率を高めつつ、収差をきちんと補正する設計になっていることを示しています。近接で実効F値が大きくなっているのも、マクロ寄りのレンズらしい挙動です。
One Point!:フローティング方式って?
フォーカス時に複数のレンズ群の間隔を変えることで、 近接撮影でも収差を抑えて高画質を維持する仕組みだよ。 特にマクロ寄りのレンズでよく使われる設計手法なんだ。
One Point!:実効F値が変わるって?
近接撮影ではレンズの繰り出し量が増えるため、 実際のF値(実効F値)はカタログ値よりも暗くなるんだ。
発明の中身としては、レンズの配置を工夫してフォーカス群を軽量化しつつ、球面収差やコマ収差を良好に補正できるようにしており、さらに無限遠から至近までの高い光学性能とレンズ全体の小型軽量化を実現するという設計になっているようです。
One Point!:フォーカス群の軽量化ってなにがいいの?
ピント合わせに使うレンズ群が軽いと、AFが速く静かに動作するようになるよ。
全体として、この特許は「フルサイズセンサー向けの中望遠単焦点レンズで、無限遠から近接(マクロ寄り)まで高画質を維持しつつ、フォーカス群を軽くしてレンズ全体を小型・軽量にするための、フローティング光学系」の特許だと言えるようですね。ポートレートや中望遠域の撮影に使えつつ、かなり寄れる近接撮影にも強い、実用寄りの中望遠マクロ系レンズを狙った設計ですね。
というわけですが、レンズ構成図をみると、おそらくこれは90mm F/2.8 Di III MACRO VXD、いわゆるタムキューの特許ではないかと思います。以下が90mm F/2.8 Di III MACRO VXDの仕様です。
このようにレンズ構成図が非常に似ていることがわかりますね。
この特許が出願されたのは2024年9月24日ですが、90mm F/2.8 Di III MACRO VXDは2024年10月24日に発売されており、レンズの発売に合わせて特許を申請した可能性が高いと思われます。
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