タムロン 販売戦略を転換か?
「ユーザーの声に耳を傾け、標準的な焦点域を少しずらしたり、より明るい開放値を提供したりと、独自の焦点域に挑戦することで、従来のズーム域では実現できない形で、性能・サイズ・価格の完璧なバランスを取ったレンズを提供することを目指している。」
タムロンは「独自の焦点域」という戦略で大きな成功を収めてきたが、中期的にはその分野で競争が激しくなるかどうかが興味深いところだ。各社がミラーレスのラインナップを充実させ、より珍しい、あるいは野心的な焦点域に手を伸ばし始めると(例:ソニーの50-150mm F2。これはタムロンの35-150mm F2-2.8と似たコンセプトだが、はるかに高価)、タムロンのレンズは“独特”というより“主流”に近づいて見える可能性がある。
カメラメーカーの純正ラインナップに残された隙間を埋める新レンズを出すべきか、既存の設計を別マウントに展開すべきかという判断について、永井氏はタムロンは両方に取り組んでいると述べている。
「私たちは同時マルチマウント展開に向かっている」
「これまではソニーEマウントで発売した後に他のシステムへ展開することが多かった。しかし、最近の16-30mm F/2.8 Di III VXD G2や、今後登場する35-100mm F/2.8 Di III VXDのように、同時に複数マウントで展開する方向に進んでいる」と述べ、さらに「市場全体と既存ラインナップを俯瞰し、どの仕様とマウントを優先すべきか慎重に判断することが不可欠だ」と語っている。
一方で、タムロンが新しいマウントを追加する可能性については言及がなかった。タムロンがキヤノンRFシステム向けAPS-Cレンズで成功を収めていることから、フルフレーム用レンズもRFに展開される可能性があるのか尋ねたが、永井氏はその点についてコメントできないと答えている。
複数マウントを同時発売へ
タムロンへのインタビュー記事をDPREVIEWが公開しています。上記は一部を引用したものになりますので、全文は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
インタビューでは、タムロンが独自の焦点距離のレンズを発売し、ニッチな市場で存在感を発揮していると指摘されています。しかし、他の純正レンズメーカーが定番レンズのラインナップを整えつつある現状では、タムロンのようにこれまでにないニッチな焦点距離のレンズを投入するという戦略が、今後は通用しにくくなる可能性があるとも述べられています。
そのため、タムロンはさらにユニークな焦点距離のレンズを開発したり、すでに開発済みのレンズを他のマウントで展開するなど、柔軟な戦略を検討している様子がうかがえます。
これまでタムロンは、Eマウント向けに先行してレンズを発売し、その後に他のマウントへ展開するという方針を取ってきましたが、今後はこの方針を転換する方向にあると述べています。
実際、昨年発売された16-30mm F/2.8 Di III VXD G2は、EマウントとZマウントで同時に発売されました。このとき、Zマウント用が初期から登場したことに驚きの声もありましたが、これは新方針の表れだったと考えられそうです。
現在、タムロンはEマウント、Zマウント、Xマウント、RFマウント向けにレンズを展開していますが、RFマウントについてはフルサイズ用レンズの発売に制限があるため、現時点ではAPS-C用に限られています。Zマウントもすべての製品が許可されているわけではなく、Xマウントも同様の制限があると見られます。結果として、Eマウントのみが自由に製品展開できるマウントであると考えられます。
一方、シグマも同様の制約を受けていますが、Lマウントアライアンスに参加しているため、Lマウント向けのレンズを自由に展開できるという点で、販路の多様性が確保されている状況です。こうした背景もあり、タムロンが今回のようにマウント戦略を見直した可能性もありそうです。
さらに、タムロンはベトナムの新工場が稼働を開始したことで、生産能力が向上し、複数マウント向けに同時発売する体制が整った可能性もあります。複数マウントで同時に展開すれば、初期需要を一気に取り込むことができるため、これまでのようにマウントごとに順次発売していた体制からの転換が進んでいるのかもしれません。
いずれにせよ、ユーザーにとっては、希望するマウントで新製品をすぐに入手できるという点で、非常に歓迎すべき方針転換といえるのではないかと思いますね。
タムロン 関連情報アーカイブ !
タムロン 最新情報
現在噂されている新製品情報
ニコン
| カメラ | |
| Nikon Z9II | 2026年~2027年 |
| Nikon Z90 | 2026年~2027年 |
| レンズ | |
| Z 70-200mm f/2.8 VR S II | 間もなく(25年11月6日時点) |
| 新シネマレンズラインナップ | |
| 120-300mm f/2.8 | 2026年末までに |
| 85mm f/1.4 |
キヤノン
| カメラ | |
| EOS R7 Mark II | 2026年 |
| EOS R3 Mark II | 2026年 |
| EOS R10 Mark II | 2026年内 |
| レトロデザインカメラ | 2026年 |
| EOS R1、R5 Mark II 新ファーム | 2026年 |
| レンズ | |
| RF300-600mm | |
| RF20-50mm F4 PZ | 2026年 |
| RF70-200mm F2.8 STM | 2026年 |
| RF400mm F2.8 L IS USM後継 | 2026年 |
| RF600mm F4 L IS USM後継 | 2026年 |
| RF150-600mm F5.6 L IS USM | 計画中? |
| フルサイズAFレンズをサードに解禁? | 2026年 |
ソニー
| カメラ | |
| α7R VI | 2026年5月~6月 |
富士フイルム
| カメラ | |
| X-T6 | 2026年後半 |
| X-Pro 新型機 | 2026年後半 |
| 1インチセンサーコンデジ | 2026年 |
| 1億画素のGFX | 2026年 |
パナソニック
| カメラ | |
| 新製品2台を認証登録 | 数カ月以内に登場か(2026年2月8日時点) |
| LUMIX S1H II | 2026年3月中旬までに |
シグマ
| レンズ | |
| 15mm F1.4 DC DN | Contemporary | 2026年2月26日 |
| 35mm F1.4 DG II | ART |


コメント
コメント一覧 (1件)
25-200mmG2モデルのZマウント用出してないくせにどの口が言うんだよ
オレがCP+に行ってタムロンの担当者にその件で聞いたら、必ずしも今後共に製品によってはEとZマウントは同時発売しないと言ってたぞ
しかも先ずはとりあえず25-200mmG2のZマウント用出してから言えや
35-100mmF2.8を25-200mmのZマウント用より先に出すとかおかしいだろ
担当者はZ24-200mmがあるから出しにくいと言ってたぞ