RF35mm F1.2 L 登場の可能性は?
Canon RF 35mm F1.2は“復活”したのか?2026年にこのレンズが登場するのか?あるメディアは「イエス」と断言しているが、その可能性はどれほどあるのだろうか。
このレンズは、RFマウントが登場した2018年の翌年、2019年から噂され続けてきた。毎年のように登場が期待されていたが、2025年に35mm F1.4 VCMが発売されたことで、F1.2の登場は打ち切られたと見られていた。F1.4 VCMは写真家向けというより、ジンバルやリグを使うビデオグラファー向けの設計だった。
F1.4の登場を歓迎する声もあったが、F1.2を待ち望んでいた人々にとっては落胆の瞬間だった。筆者自身は35mmではなく50mm F1.2を使用しており、その“F1.2の描写”がどういうものかはよく理解している。浅い被写界深度、クリーミーなボケ、そして卓越した光学性能。しかし、50mm F1.4 VCMも所有しており、こちらは最短撮影距離が約6インチ(約20cm)短く、絞りリング、静音動作、軽量設計などが気に入っている。日常の8〜9割の撮影ではF1.4で十分だが、残りの1〜2割のためにF1.2が必要になることもある。
つまり、35mm F1.4 VCMの登場がF1.2の終焉を意味していたとは限らない。CanonRumorsは、特許出願「JP 2024-102293」を発見した。そこには35mm F1.2の設計が示されており、広角かつ大口径でありながら、倍率色収差や横収差などを優れた光学性能で補正する光学系が記載されている。これはまさにF1.2の特徴と言える。
特許には2つの「実施形態」が示されており、これはレンズ設計の構造図のようなものだ。すでに小型のVCM F1.4レンズが存在することを考えると、キヤノンが35mmのフラッグシップレンズでサイズを優先するとは考えにくい。F1.2レンズは軽くはなく、もし35mm F1.2が登場すれば、50mm F1.2よりも重く、85mm F1.2に近い重量になる可能性が高い。また、価格もそれに応じて高くなるだろう。
とはいえ、35mm F1.2の噂が始まってからすでに8年が経過している。それでも、キヤノンがこの特許を公開したという事実は、このレンズが実際に登場する可能性があることを示している。現時点では「可能性あり」と言えるだろう。
長年噂されてきたレンズ
RF35mm F1.2が登場する可能性をOrdinaryFilmmakerが伝えています。
動画では、長年噂されていたRF35mm F1.2について、新たな特許情報が見つかったとして、発売される可能性が残されているとしています。しかし、35mm F1.4 VCMの登場で、可能性が低いとも考えられており、なかなか厳しい状況のようです。
RF35mm F1.2は確かにかなり長らく噂されていましたが、なかなか登場しないレンズの一つでした。いつか発売されると思っていましたが、これまで登場しないのは確かに不思議な感じがします。50mmと35mmは定番の焦点距離ですので、多くのメーカーがf/1.8バージョンとf/1.4バージョンを揃えており、またメーカーによってはf/1.2バージョンも登場しています。
ニコンもNIKKOR Z 35mm f/1.2 Sを販売していますし、さすがにf/1.2は大口径で高価格になりニッチなレンズだと思いますが、それなりに売れると思われ、キヤノンが発売していないのは謎です。調査の結果、あまり売れないという評価がでているのでしょうか?
特許を出願しているということは、少なくとも研究はしているようですので、いつか発売される可能性はあるのかもしれませんが、それも優先順位次第ということになりそうです。
さらにEOS R7 Mark IIの最新の噂を「EOS R7 Mark II 4000万画素 野生動物向けのカメラとの最新情報」で詳しくお伝えします。
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コメント
コメント一覧 (1件)
特許が発売可能性の根拠になるなら、RF35/1.2Lは(確認できただけでも)4〜5年前には出てますねぇ。
ほとんどの特許は机上だけで終わりますし、大半のレンズは特許公開前に発表されている(たまに特許公開が先のこともある)わけで、出るも出ないも参考になりませんわな。
RF初期に企画されてて通ってれば50や85と同路線で出たでしょうが、今のキヤノンがあの路線を出してくるかは微妙な気がします。
ちなみに、Z35/1.2Sの価格コムレビュー数は3、PHOTOHITOの作例は約180枚ですがほとんどが1名によるもの(計4名)でした。作例をネットに上げない人が多々(私もですし)とはいえ、数として少ないのは間違いなく。
シグマがII型出したので、強い(≠大きい)需要はあるのでしょうが。