リコー GR IV HDFの開発を発表
リコーイメージング株式会社(代表取締役社長:森 泰智)は、ハイエンドコンパクトデジタルカメラ「RICOH GR IV」をベースに、独自のHDF(Highlight Diffusion Filter)を搭載した「RICOH GR IV HDF」の開発を進めていますのでお知らせいたします。
GR IV HDF 主な仕様
レンズ | レンズ構成 | 5群7枚(非球面レンズ3枚) |
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焦点距離・F値 | 18.3mm(35ミリ判換算で約28mm相当)、F2.8~F16 | |
撮像部 | 撮像素子 | 種類:原色フィルター/CMOS、サイズ:23.3mm×15.5mm |
有効画素数 | 約2574万画素 | |
感度(標準出力感度) | ISO100~204800:オート(下限値/上限値/低速限界値設定可能)、マニュアル | |
手ぶれ補正 | 撮像素子シフト方式(Shake Reduction)(5軸補正) | |
ローパスセレクター | SRユニットを用いたモアレ低減機能(オフ、弱、強) | |
ダストリムーバル | 超音波振動による撮像素子クリーニング機能(DR II) | |
記録形式 | 静止画 | ファイル形式:RAW(DNG)14bit、JPEG(Exif2.3準拠)、DCF2.0準拠 色空間:sRGB、AdobeRGB 記録サイズ:【3:2】L(26M:6192×4128)、M(16M:4944×3296)、 S(8.2M:3504×2336)、XS(2.5M:1920×1280)【4:3】L(23M:5504×4128)、M(15M:4400×3296)、 S(7.3M:3120×2336)、XS(2.8M:1920×1440)【1:1】L(17M:4128×4128)、M(11M:3296×3296)、 S(5.5M:2336×2336)、XS(1.6M:1280×1280)【16:9】L(22M:6192×3480)、M(14M:4944×2784)、 S(6.9M:3504×1968)、XS(2.1M:1920×1080) |
動画 | ファイル形式:MPEG4 AVC/H.264(MOV) 記録サイズ:Full HD(1920×1080、60p/30p/24p) 音声記録: 内蔵ステレオマイク 記録時間: 最大4GBまたは最長約25分、内部温度上昇時は自動終了 | |
記録媒体 | 内蔵メモリー(約53GB)、microSD/microSDHC/microSDXCメモリーカード(microSDHC、microSDXCメモリーカードはUHS-I規格に対応) | |
フォーカス | フォーカスタイプ | 像面位相差検出およびコントラスト検出によるハイブリッド方式 |
フォーカスモード | オートエリアAF、ゾーンセレクトAF、セレクトAF、ピンポイントAF、追尾AF、コンティニュアスAF、MF、スナップ(0.3m、1m、1.5m、2m、2.5m、3.5m、5m、∞)、∞ | |
フォーカスリミッター | 近距離、遠距離、オフ | |
フルプレススナップ | シャッターボタン一気押し、画像モニタータッチによるピント位置固定撮影機能 | |
顔/瞳検出 | オン、オートエリアAFのみ、オフ | |
撮影距離範囲 (レンズ先端から) | 標準:約0.1m~∞、マクロモード:約0.06m~0.15m | |
露出制御 | 露出モード | プログラムAE、絞り優先AE、シャッター優先AE、スナップ距離優先AE、マニュアル露出 |
測光モード | 分割測光、中央重点測光、スポット測光、ハイライト重点測光 | |
シャッタースピード | 1/4000~30秒(絞りによる制限 F2.8:1/2500秒まで、F5.6以上:1/4000秒まで)、 バルブタイマー(10秒~20分)、バルブ、タイム | |
露出補正 | 静止画撮影時:±5EV、1/3EVステップ、動画撮影時:±2EV、1/3EVステップ | |
ホワイトバランス | オートWB、オートWB(ウォーム優先)、オートWB(ホワイト優先)、太陽光、日陰、曇天、昼光色蛍光灯、昼白色蛍光灯、白色蛍光灯、電球色蛍光灯、白熱灯、CTE、マニュアルWB、色温度、カスタム1、カスタム2、カスタム3 | |
微調整 | A-B軸、G-M軸で±14ステップで調整可 | |
ドライブモード | ドライブ | 1コマ撮影、連続撮影、ブラケット撮影、多重露出、インターバル撮影、インターバル合成 |
セルフタイマー | 10秒、2秒、オフ | |
撮影時機能 | クロップ | オフ、35mm、50mm |
イメージコントロール | スタンダード、ビビッド、モノトーン、ソフトモノトーン、ハードモノトーン、ハイコントラスト白黒、ネガフィルム調、ポジフィルム調、シネマ調(イエロー)、シネマ調(グリーン)、クロスプロセス、ブリーチバイパス、レトロ、HDR調、カスタム1、カスタム2、カスタム3 調整項目:彩度、色相、キー、コントラスト、コントラスト(明部)、コントラスト(暗部)、シャープネス、シェーディング、明瞭度、調色、フィルター効果、粒状感、HDR調効果、色調(選択によって調整可能項目は異なります) | |
ダイナミックレンジ補正 | ハイライト補正、シャドー補正 | |
ノイズリダクション | 長秒時ノイズ低減、高感度ノイズ低減 | |
自動水平補正 | SRオン時:最大 1.0 度まで補正可能 SRオフ時:最大1.5度まで補正可能 | |
HDF (HightLight Diffusion Filter) | オン、オフ | |
表示 | 拡大表示(4倍、16倍)、グリッド表示(9分割、16分割)、ヒストグラム表示、白とび警告、電子水準器 | |
再生機能 | 再生方法 | 1画像、マルチ画面表示(20、48画面)、拡大表示(最大16倍まで、等倍表示可、クイック拡大可)、ヒストグラム表示(Yヒストグラム、RGBヒストグラム)、グリッド表示(9分割、16分割)、白とび警告、画像の自動回転、フォルダー表示、撮影日別表示 |
JPEG画質調整 | 通常編集、モノトーン編集 調整項目:明るさ、彩度、フィルター効果、色相、調色、コントラスト、シャープネス(選択によって調整可能項目は異なります) | |
RAW現像 | RAW画像選択:1画像選択/複数画像選択/フォルダー選択/撮影日選択 RAW現像パラメーター:JPEG記録サイズ、アスペクト比、色空間、ホワイトバランス、イメージコントロール、周辺光量補正、増減感、高感度ノイズ低減、シャドー補正 | |
編集機能 | 消去、プロテクト、回転、コピー、転送、リサイズ、トリミング(アスペクト比変更可、傾き修正可)、レベル補正、ホワイトバランス補正、色モアレ補正、動画切出し、動画分割、動画フレーム画像JPEG保存 | |
画像モニター | 形式 | 3.0型TFTカラーLCD(アスペクト比3:2)、約103.7万ドット、広視野角タイプ、エアギャップレス強化ガラス |
タッチパネル | 静電容量方式 | |
調整 | 明るさ、彩度、ブルー/アンバー、グリーン/マゼンタ、アウトドアモニター:オート、マニュアル(±2ステップ) | |
無線LAN通信 | 準拠規格 | 2.4GHz : IEEE802.11 b/g/n/ax 5.2GHz : IEEE802.11 a/n/ac/ax |
使用周波数範囲 | 2.4GHz : 2400MHz~2483.5MHz 5.2GHz : 5150MHz~5250MHz | |
通信帯域幅 | 2.4GHz : 20MHz 5.2GHz : 20/40/80MHz | |
セキュリティ | 認証方式:WPA2™, WPA3™ / 暗号化方式:AES | |
外部インターフェース | USB Type-C | 充電式バッテリーへの充電/カメラ本体への電源供給(ACアダプター使用時)、データ転送: MTP方式、外部映像出力: DisplayPort™ over USB-C(DisplayPort Alternative Mode) |
ホットシュー | 専用フラッシュに対応 発光方式: 強制発光、赤目軽減強制発光、スローシンクロ、赤目軽減スローシンクロ フラッシュ発光量: AUTO、1/1、1/4 | |
レンズアダプターピン | あり | |
電源 | 使用電池 | 充電式リチウムイオンバッテリー DB-120 |
ACアダプター | USB Power Delivery 対応 ACアダプター ACアダプターキット(K-AC166J、別売) ※本カメラはUSB Power Deliveryと互換性がありますが、USB Implementers Forumのロゴ認証には対応しておりません。 | |
電池寿命 | 撮影可能枚数: 約250枚 ※満充電のリチウムイオンバッテリー使用、23℃、撮影枚数はCIPA規格に準じた測定条件による目安ですが、使用条件により変わります。 再生時間: 約240分 ※時間は当社の測定条件による目安であり、使用条件により変わります。 | |
外形寸法・質量 | 外形寸法 | 約109.4(幅)×61.1(高)×32.7(厚)mm(操作部材、突起部を除く) レンズ部厚:31.3mm ボディ部厚:24.5mm |
質量 | 約262g(バッテリー、microSDメモリーカード含む)、約228g(本体のみ) | |
付属品 | 充電式リチウムイオンバッテリー DB-120、USBケーブル I-USB198、ハンドストラップO-ST198 |
HDFフィルターを内蔵
リコーがGR IV HDFの開発を正式に発表しました。発売予定日は2025年冬以降で、価格は現時点では不明としています。
GR IV HDFはGR IVをベースに、独自のHDFをカメラ本体に内蔵したモデルで、HDFを有効にすると柔らかな表現で撮影することができるとしています。このHDFはオン/オフを切り替えることが可能で、従来のシャープな撮影と柔らかな表現を被写体によって切り替えて撮影できる、表現の幅が広がるカメラだとしています。
HDFはリコーが開発した特殊な光学フィルターで、写真のハイライト部分を拡散させ、より柔らかく情緒的な画像を撮影できるものだとしています。このフィルターの最大の特徴は、インクジェット技術を応用して製造された極薄の光学フィルムが、レンズとセンサーの間に組み込まれている点にあるそうです。従来のソフトフィルターとは異なり、単なるぼかしではなく、ハイライト領域の光を選択的に拡散させることで、画面全体のシャープネスを保ちつつ、光のにじみだけを演出することが可能となっているとしています。
HDFは物理的なフィルターではなく、カメラ本体に組み込まれているため、上記のように被写体や撮影シーンに応じて撮影者が自在に有効化することができ、逆光時やスナップ撮影などで、被写体の存在感や空気感を際立たせた表現が可能になるとしています。
GRは派生バージョンが様々誕生していますが、どれもすべてコンプリートしてしまいたくなる人も多いのではないでしょうか?
–リコー
リコー・ペンタックス 最新情報!
現在噂されている新製品情報
ニコン
カメラ | |
Nikon Z9II | 2025年第4四半期 |
キヤノン
カメラ | |
EOS R6 Mark III | 2025年11月6日 |
EOS R7 Mark II | 2025年末以降 |
1億画素フルサイズカメラ | 2025年 |
レトロデザインカメラ | 2025年 |
PowerShot V3 | 2025年後半 |
レンズ | |
RF45mm F1.2 STM | 2025年11月6日 |
RF20-50mm F4 PZ | 2025年11月下旬 |
RF24-70 F2.8 L IS VCM(USM) | 2025年11月下旬 |
RF300-600mm F5.6 L IS USM | 2025年11月下旬 |
見たことのないズームレンズ | 2025年年末頃 |
RF-Sズーム 換算24-200mm一定絞り | 2025年 |
RF-S単焦点 | 2025年 |
RF400mm F2.8 L IS USM後継 | 2026年 |
RF600mm F4 L IS USM後継 | 2026年 |
RF14-28mm F2.8 L IS USM Z | 近い将来 |
RF150-600mm F5.6 L IS USM | 計画中? |
フルサイズAFレンズをサードに解禁? | 2026年 |
ソニー
カメラ | |
3台の認証を受けたカメラ | |
α7 V | 2025年11~12月 |
レンズ | |
100-400mm GM後継 | |
FE 100mm F2.8 Macro GM | 2025年9月30日 |
パナソニック
カメラ | |
LUMIX LX100 III | 2025年10月17日 |
富士フイルム
カメラ | |
X-T30III | 2025年10月23日 |
レンズ | |
XC13-33mm F3.5-6.3 | 2025年10月23日 |
タムロン
レンズ | |
25-200mm f/2.8-5.6 | 2025年秋 |
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