ニコンがローエンドフルサイズカメラを検討していた?
ニコンがフルサイズカメラの中でも最もローエンドになるカメラの開発を検討していた可能性があるようです。どのようなカメラなのかこの記事で詳しくお伝えします。
「まったく異なる」デザインのローエンドモデルについて、たびたび耳にしている。仮に「Nikon Z1」と呼ぼう。この製品は何らかの形で試作されているようだが、私の知る限り、まだ経営陣による承諾は得られていない。ニコンはフィルム時代から使いやすいハイエンドカメラを作ろうとする長い歴史がある。ミラーレスカメラでもNikon 1でその経験がある。しかし、ニコンはそのような試みに失敗する歴史も長くもっている。
ただし現在の自動化技術とAIの進化を考えると、レンズ交換式カメラの操作がそれほど必要なくなるか、あるいは最低限に抑えられる可能性も考えられる。私が懸念しているのは、ニコンがそのようなカメラの基本的なエンジニアリングを正しく行えるかどうかではなく、ニコンは消費者向けの企業ではないため、マーケティングをうまく行えるかどうかだ。例えば、Nikon 1で行ったような有名人を使ったプロモーションを再び行うとは思えない。どの有名人を起用するべきか、ニコンが判断できるかも疑問だ。中国、欧州、アメリカでは有名人の選択が大きく異なるため、問題はさらに複雑になる。またインフルエンサーレベルでもニコンには必要なネットワークがあるとは思えないし、富士フイルムがX100でやったように迅速に対応し、拡大する能力もないだろう。
Nikon Z1はニコンのラインナップのなかでローエンド(約1000ドル)に位置する製品だと思われるが、経営陣は利益率とリターンが高いとされるハイエンドの拡充を望んでいる。ハイエンド(Z6III、Z8、Z9、Z7III)はほぼ理解可能で合理的だが、ローエンド(Z30、Z50II、Z5、Zfc、Zf)は少し混乱している。なぜなら、2つの異なる世代と2つの異なるスタイルが混在しているからだ。Nikon Z1を加えることは、この混乱を解決するのではなく、さらに混乱に拍車をかけることになるだろう。
エントリークラスのフルサイズか?
ニコンがフルサイズのエントリークラスのカメラを検討していた可能性があるようです。なお、Nikon Z1というのはこの記事での仮称で、さらにアイキャッチ画像はニコンのカメラのイメージ画像です。
記事によれば、Nikon Z1は仮称するローエンドモデルのカメラが何らかの形で試作されていたとしています。ニコンのカメラの場合、数字が1桁の場合にはフルサイズ、数字が大きければ大きいほどハイエンドのカメラになりますので、Nikon Z1と仮称しているということは、フルサイズで最も下に位置するカメラになることを表していることになります。
このカメラはどのようなカメラになる可能性があるのでしょうか?
自動化技術などという言葉があることから、おそらくシャッターボタンを押すだけでほぼフルオートで撮影できるようなカメラ(海外ではポイント・アンド・シュート・カメラ)として計画されていた可能性が高いのではないかと思います。以前も、ニコンがそのようなカメラを発売しようとしているのではという話題を同じサイトでしていたので、そのカメラと同じものだと思われます。
そのため、おそらくAPS-Cで言うところのNikon Z30のようなカメラが検討されていた可能性があるのかもしれません。EVFなしでシャッターボタンを押すだけで簡単に撮影できるレンズ交換式のカメラで、動画も撮影できるようなモデルとして発売すれば、LUMIX S9、ZV-E10やNikon Z30のように人気がでる可能性はあると思いますね。可能ならできる限りレトロなデザインにすれば、人気がでる可能性はあると思います。
レンズに関してはニコンでもフルサイズ用のレンズはそれなりに豊富ですし、レトロデザインのSEレンズもありますから、売れる可能性はあると思いますね。
しかし残念ながらまだ経営陣の判断が行われておらず実際に登場するかどうかは微妙なようです。個人的にはZ1かZ3を発売するよりも、Nikon Zfの現代的なデザインのバージョンとなるNikon Z5IIのほうが優先順位が高いのではないかと思うのですが、どうなるのでしょうか?もし発売されたら面白いですが、これ以上のラインナップ拡充はニコンにとっては重荷かもしれませんし、難しいところかもしれませんね。
- ニコン
- Nikon Z9II 2025年夏
- 2台の認証登録されたカメラ
- 35mm f/1.2 S 2025年2月
- キヤノン
- EOS R6 Mark III 2025年第1四半期
- EOS R7 Mark II 2025年第3四半期
- EOS RC 2025年
- 1億画素フルサイズカメラ 2025年
- レトロデザインカメラ 2025年
- RF-Sズーム 換算24-200mm一定絞り 2025年
- RF-S単焦点 2025年
- EOS R1、EOS R5 Mark IIの新ファーム 2025年2月末まで
- 2本のLレンズ 2025年2月末まで
- ソニー
- 400-800mm f/6.3-8.0 Gレンズ 2025年2月
- 16mm f/1.8 Gレンズ 2025年2月
- α7 V 2025年6月までに
- 富士フイルム
- 固定レンズ式GFXカメラ 2025年3月発表予定
- X-E5 2025年夏に発表/発売
- ハーフフレームカメラ 2025年
- OMデジタル
- ビンテージカメラ 2025年2月6日
- 防塵防滴性能のある小型の単焦点レンズ 2025年
- ロードマップにある中望遠ズーム 2025年
- パナソニック
- 3台の認証登録された製品
- LUMIX S1R II 2025年2月
- エキサイティングなカメラ 2025年4月頃
- シグマ
(source)Z SYSTEM USER
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コメント
コメント一覧 (6件)
Z1は2019年の日経 xTECH記事内でエントリーモデルのモックアップとして登場していましたね。
個人的にはZ DXシリーズが出ていなければ登場したかもしれないエントリーモデルという認識です。
ミラーレスカメラ情報さんの書かれているように今のニコンには重荷になりかねませんし、Z5IIを出した方がユーザーにとってもニコンにとっても良い結果に繋がると思います。
まずは、酷い妄想記事だと思う。
自動車と同じで、一度世に出したモデルは、メーカーは改良、変更(マイナーチェンジ、フルモデルチェンジ)を繰り返して、存続させていかなければならない。また、けっこう長い期間、メンテナスや、関連品、オプション品の供給(最たるものはバッテリー)等、ユーザーの面倒もみていかなければならない。ユーザーは、新しもの好きやスペック厨ばかりではないから。まぁクルマには、一代限りで終わったモデルもあるが・・・。
記事中にも記載があるが、Nikonにラインナップ拡大なんて余裕は無いだろう。Z 7の後継機が出ないのも、まだ要/不要を決めかねているのだと思う。自分的には不要だと思っているが。APS-C機のラインナップ拡充なんていう妄想も、いい加減に止めた方がいい。むしろ、Z50IIを最後に、APS-C機がフェードアウト(=消滅)しないように祈るべきだ。
ZV-E1 はおそらく失敗、EOS R8 とLumix S9 は微妙、α7C2 はおそらく大成功、ということでいろんな事例がありますね。
フルサイズのエントリー機というのはフルサイズであることで価格帯が上がってしまう分、ユーザーの期待値が上がり APS-C より機能の取捨選択が難しくなってしまうようです。
Z50II のボディ、ファインダーに Z5 のセンサー、手ブレ補正アリの Expeed7 で Z5II を α7C2 より安く出せたらニコンもエントリーフルサイズ機で成功できると思います。
Z1 という名前はカッコいいのでハイエンド機用に残しておいたほうがよいかと。
ニコンの状況をあまりよく考えてない記事に見える
しかもニコンにはそんなに余裕はない
APSCの古い機種の更新、Z9Ⅱ対応、その他のフルサイズでも後継機が出てないモデルの対応等を見ると厳しいスケジュールが続く
まだミラーレスカメラは年間70万台生産
これを120万台レベルにまで持っていかないとスムーズに機種の展開は難しい
そのしわ寄せが実際Z50Ⅱに来てた訳何だから
他の方と同意見ですね。ラインナップ拡大は厳しいでしょうし、仮に増やすとしても薄利が見えてるこれではないかと。
定価1,000ドルを切るフルサイズはEOS RPくらいですが、これもコロナ前の2019年発売時は1,299ドルです。続くインフレの中で初値1,000ドル切りは非現実的ですし、そこは各社APS-Cに任せているでしょう。
例えばZ5IIの性能がほぼZfと同等となり20万円台になってしまうので10万円台のFF機としてZ30のFF版のような機種 (この記事でいうZ1) を用意するというのは考えられると思います。
今はZ5がFF機のローエンドですが安くはあるけどさすがに性能が見劣りするのでEVFはないけどEXPEED 7を搭載したりしたZ1 (個人的にはZ3のほうがわかりやすい) が新たにローエンドとして用意されてもいいと思います。
Z6シリーズがIII型でニコダイ価格約43万円になってしまったのでZ5シリーズもII型で価格帯が上がり20万円以上になり新たにローエンドのZ1かZ3がラインナップされるという流れだと考えられます。
ただニコンがそこまでFF機を取り揃えるか (Z9、Z8、Z7、Z6、Zf、Z5、Z1?) は疑問ですが。