RF16-28mm F2.8 IS STMの突然の発表
キヤノンがRF16-28mm F2.8 IS STMを正式発表しました。このレンズに関する噂は、私の記憶が正しければまったくといっていいほど流れておらず、突然登場したので非常に驚いています(筆者が忘れているか、他のサイトでは報告されていたかもしれません)。
しかし、海外のサイトでは、すでにこのレンズのレビュー記事や、ファーストインプレッションとなる記事が公開されており、キヤノンはこのレンズを事前に様々なサイトに貸与していたか、何かしらの内覧会を開催してレンズをテストしてもらっていたことが明らかになっています。
そのため、それらの中の人からこのレンズに関しての情報が漏れてもおかしくない状況ではありましたが、今回は事前に情報が漏れることはありませんでした。
これは想像ですが、この製品がレンズで、しかも非Lレンズだったということもあるのかもしれません。というのも、カメラの製品ですと海外の小売店で仕様に関する説明があったり、あらかじめ使用方法などを教えたり覚えてもらったり、パンフレットやポスターなどを発売日までに配布する必要があったりなど、事前に情報が漏れやすい環境になるわけですが、レンズの場合はこのような事前の施策をする必要なく、情報が漏れにくい環境を維持できた可能性はあるのかなと思います。
しかし、以前、当サイトでもお伝えしていましたが、キヤノンが超広角ズームの特許に以下のような特許が提出されていたことがわかっています。
レンズ構成図をみると、今回のRF16-28mm F2.8 IS STMレンズとほぼ同じレンズ構成図で、どうやらRF16-28mm F2.8 IS STMはこの特許を元にしたレンズである可能性が高いと思います。特許として出願されたもので、実際に製品になるほうが少ないと思うのですが、今回は実際に製品化された例といえるのではないかと思います。
主な仕様
画角(水平・垂直・対角線) | 98°~65°・74°10’~46°・108°10’~75° |
---|---|
レンズ構成 | 13群16枚 |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
最小絞り | 22 |
最短撮影距離 | 0.2m/0.66ft.(28mm時) |
最大撮影倍率 | 0.26倍(28mm時) |
フィルター径 | Φ67mm |
最大径×長さ | 約Φ76.5×91mm(収納時)、112.8mm(16mm時)、102.1mm(28mm時) |
質量 | 約445g |
MTF曲線
レンズ構成図
- ほぼ噂がなく発表のRF16-28mm F2.8 IS STMに驚き 特許は出願されていた模様
- キヤノン RF16-28mm F2.8 IS STMを発表 軽量小型な大口径超広角ズーム
- キヤノン APS-Cカメラのラインナップを再編か 動画撮影向けAPS-Cを発売との噂
- キヤノンが4.1億画素フルサイズCMOSセンサーの開発を発表
- キヤノンRF35mm F1.4 L VCMはプロが求める仕様に応えるレンズ
- EOS R5 Mark IIの新ファームの更新内容の噂 2月末までに発表か!?
- ニコンかキヤノンからAPS-C標準マクロが出て欲しいという願い
- RF24-105mm F2.8 L IS USM Zはジャンルの垣根を越える真のハイブリッドレンズ
- キヤノン 2月末までにEOS R1、R5 Mark IIの”大きな”新ファームを公開か!?
- カメラ業界の勢力図が変わる?? 中国企業の参入で日本メーカーへの影響は必至か
コメント
コメント一覧 (3件)
いやー、びっくりしました。多分他サイト含めて何の予兆も無かったと思います。管理人さんが上げた特許の実施例1か3ですかね(レンズの大きさなど微妙に違いますが)
沈胴式は好みが分かれますが、おかげでIS込みでも他社と同等の収納サイズに仕上げたのは凄いですね。この流れで70-180/2.8みたいなレンズも出すんでしょうか? 流石に同一鏡筒は無理でしょうけども。
フルサイズ用レンズは純正で揃える、の意思がますます鮮明になった気がします。
次に期待するのはこのシリーズでの、RF70-135mmF2.8 IS STMです^^
135mmまででよいのでコンパクトに作って欲しい。
軒下デジカメ情報局が健在ならば、漏れてただろうね。
あの人の情報網は、数多ある噂サイトを超えていた。