LUMIX S5Dが欧州のみの販売となった理由
パナソニックがLUMIX S5Dをなぜ欧州だけで販売することになったのが疑問に思う声もあったようですが、その理由が判明したようです。この記事では、その理由について詳しくお伝えします。
最近のLUMIX S5Dの発表について、追加の情報を共有し、明確にしたいと思う。S5DはS5の代替品であり、「新しい」カメラではない。この製品を発売した理由はEUの規制に対応する必要があるためで、S5Dはイギリス、欧州専用モデルとなっている。
他のLUMIX製品に詳しい人は、TZ95D、TZ200D、G100D、FZ82Dなどから、このことに馴染みがあるだろう。規制は複雑で長くなるが、つまり充電技術と電子機器が一緒に販売されなくなるということだ。これまでは、メーカが新しい製品に充電ケーブルや、充電するシステムを付属させるかどうかを決定することができたが、今後の新しい製品は充電するシステム(ケーブル、プラグ、バッテリーなど)なしでのみ提供されることになる。
S5はシリーズの中で外部充電器が含まれている唯一のカメラだった。したがってS5Dは欧州の規制に沿ったものとなっている。このため、火曜日の発表後にLUMIX LiveでS5Dを見た人はいないと思う。
新しいモデルの機会を利用してDJI LiDAR AFとの互換性や新しいキットレンズ(18-40mmまたは28-200mm)を含むようにカメラをアップデートした。
この発表が皆さんの理解の助けとなることを願っている。
欧州の充電機器規制が関係か
パナソニックがなぜLUMIX S5Dを発売したのか、そしてなぜ欧州だけなのか、その理由が判明したようです。
記事によれば、パナソニックは欧州の充電機器に関する規制に対応するため、欧州でのみ新しい製品として発売したそうです。
欧州の規制というのは、バッテリーや充電機器に関する規制で、バッテリーの充電に関しては、市販の充電機器を利用できるようにしなければならないという規制です。例えば、充電に利用するケーブルはUSB Type-Cに限定し、市販のUSB充電器やUSBケーブルでバッテリーを充電できるようにしなければなりません。
こうすることで製品ごとに別々の充電器やケーブルを購入する必要がなくなり、将来的に廃棄される充電機器が少なくなると同時に市販の充電機器が利用できるため、価格競争のため安い価格で購入することができるようになるという具合です。
パナソニックの報告では、LUMIX S5DがLUMIXのカメラで唯一、何かしらの充電機器が同梱されるカメラであったため、それを別々にするため新たにLUMIX S5Dという後継機種を販売したということのようですね。
というわけでS5Dの発売に疑問を感じていた人もいるようですが、実際には欧州規制に対応するための新製品ということがわかり、それなら納得という感じです。
さらに「パナソニック LUMIX S9の新ファームの公開を停止 不具合が発生している可能性」ではS9の新ファームに不具合が発生する可能性について詳しくお伝えします。
(via)L-Rumors
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