LUMIX S 24-60mm F2.8レビュー
パナソニックのLUMIX S 24-60mm F2.8のレビュー記事が公開されています。LUMIX S 24-60mm F2.8はどのように評価されているのか、この記事で詳しくお伝えします。
- 24mm
- 中央部はf/2.8ではややソフト。f/4で解像性が増し、f/8~11でピークになる。f/16で回折が現れる。
- 周辺部は中心部とほぼ同じぐらいの解像性で、f/8~11が最適な設定
- 40mm
- 中央部はf/2.8ではややソフト。f/4で解像性が増し、f/8~11でピークになる。f/16で回折が現れる。
- 周辺部は中心部とほぼ同じぐらいの解像性で、f/8~11が最適な設定
- 60mm
- 中央部はf/2.8ではややソフト。f/4で解像性が増し、f/8~11でピークになる。f/16で回折が現れる。
- 周辺部は中心部とほぼ同じぐらいの解像性で、f/8~11が最適な設定
新しいLUMIX S 24-60mm F2.8は、小型、軽量で多用途に利用できる標準ズームレンズで、静止画と動画の両方に適した明るい開放F2.8の絞りがある。焦点距離は24mmの広角から60mmの中望遠までと少し珍しく、動画撮影と写真愛好家の両方にとって興味深い仕様と言えるだろう。
画質に関しては、焦点距離全体を通じてディテールはシャープで、F8で最も優れた性能を発揮する。開放F2.8では解像性はやや低下するが、そのまま使用してもまったく問題がないレベルだ。特筆すべきは、画面の中央から四隅にかけての解像性の低下がほとんど見られない点だ。24-60mmは価格が3倍以上する他のS Pro標準ズームほどのキレはないが、全体として不満の少ない描写性能がある。
歪曲収差や口径食はやや見られるものの、よく抑えられている。最短撮影距離もこのタイプのレンズとしては良好で、特に60mm F2.8での撮影では美しいボケの表現も可能だ。
外装は驚くほど頑丈で耐候性もあり、PROレンズでなくとも高価なSシリーズレンズとほぼ同等のタフな作りとなっている。
フォーカス性能は静止画では満足できる速度で、動画では非常になめらかに静音で動作し、フォーカスブリージングも最小限だ。カメラの画面ではフォーカス情報をすぐに確認することもできる。静音フォーカス、最小限のブリージング、優れたAF性能、そして24-60mmという柔軟な焦点距離により、このレンズは写真と動画の両方をこなすハイブリッド向けとして明確に位置づけられている。
総じて、LUMIX S 24-60mm F2.8は、より大型で重いF2.8ズームの優れた選択肢と言えるだろう。価格も手頃だ。
小型、軽量で汎用性が高く画質も良い
パナソニックのLUMIX S 24-60mm F2.8のレビューが公開されています。上記はまとめ部分を引用したものになり、より詳細なレビューや作例などがありますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
さて、レビューでは、Lマントで入手可能な標準レンズの中で最も軽量な部類に入り、静止画にも動画にも様々に対応できる汎用性の高いレンズだとしています。画質に関してはより高級なレンズほどのキレはないが、それでも十分に素晴らしい画質で、特に中央部と周辺部の変化があまりないのが素晴らしいとしています。
ボケ味に関しても非常に魅力的で、各種収差はよりよく抑えられているようですが、若干の歪みが見られるためデジタル補正が必要になることが指摘されています。
これらのことから、LUMIX S 24-60mm F2.8は比較的高く評価されていて、取り回しがよく画質も素晴らしく、さらに価格もそれほど高くはないとして、お勧めできるレンズとなっているようですね。インナーズームでないことが残念だと思う人もいるかもしれませんが、小型化されているレンズということを考えれば仕方がないかもしれません。
品番 | S-E2460 |
マウント | ライカカメラ社L-Mount規格準拠 |
レンズ構成 | 12群14枚(非球面レンズ3枚、UEDレンズ1枚、EDレンズ2枚) |
焦点距離 | 24-60mm |
画角 | 84°~40° |
開放絞り | F2.8 |
最小絞り | F22 |
絞り形式 | 9枚羽根 / 円形虹彩絞り |
最短撮影距離 | 0.19m(W端~焦点距離30mm) / 0.33m(T端)(撮像面から) |
最大撮影倍率 | 0.30倍(焦点距離30mm) (※焦点距離24mm(W端):0.25倍、60mm(T端):0.22倍) |
光学式手ブレ補正 | なし |
Dual I.S. 対応 | なし |
フィルター径 | 77mm |
最大径×長さ | φ84.0mm×約99.9mm (レンズ先端より、レンズマウント基準面まで) |
質量 | 約544g(レンズフード、フロントキャップ、リアキャップは含まず) |
対応テレコンバーター | なし |
防塵防滴 | あり |
フッ素コーティング | あり |
動作環境(使用可能温度 / 湿度) | -10℃~40℃/10%~80% |
MTF曲線
レンズ構成図
(source)PhotographyBlog
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コメント
コメント一覧 (0件)
このレンズ、電動ズーム対応にすれば良かったのに
いいレンズですね。
これに続くF2.8通しの望遠ズームや広角ズームも出ることを期待します。
シグマは16-28mm F2.8と28-70mm F2.8を出してますが、まだ同コンセプトの望遠ズームは出してないのでパナは60-150mmくらいのF2.8通しの望遠ズームを先に出してほしいですね。
超望遠系は後回しのようで残念。24mm始まりで差別化した意欲作とはいえ、ちょっと太くて重く、またキャノンは沈胴式だが、小型の28-70mmを出したりもしていますので、個人的にはちょっと今回はインパクトはあまりないでしょうか。ソニーもF2レンズを出したりしていますしで、パナソニックも頑張っていますけど、競争が厳しいのは相変わらずのような。
価格が安いとなってるけど、個人的にはほんの少し高い。
キリッとした画質が好きなのでソフトな描写はどうなのか。
S1シリーズを買うならこれも買うかも。ただ28-70mm F2.8シグマも
気になるので評価を見て決めます。キリッとした描写ならこちらだけど。
開放でややソフトと言う評価なのでどうするか。
レンズデザインは好きですね。上記シグマよりも太くて安心感がある。
望遠ズームは100-400あるいは100-500mmが出ると聞いています。
かなり小型になるらしい、その分暗いレンズでしょうけど。
何にしろレンズが出るのが遅いね。他社と違い一眼レフ時代の資産が
何も無いので一からレンズ設計しなければならないので遅いんだろう。
他社は昔の資産を手直しして改良すればなんとかなる。
それで時間稼ぎしてミラーレスに完全対応出来るでしょう。
そう考えるとMFTレンズをそのままデカくすれば?
フランジバックは同じ20mmなんだし。そうはいかないのでしょうけど。