LUMIX S1II正式発表 LUMIX初部分積層型搭載で読出し速度が3.5倍向上

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LUMIX S1II
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LUMIX S1II正式発表

パナソニックがLUMIX S1IIを正式発表しました。新しいカメラがどのようなカメラなのか、この記事で詳しくお伝えします。

LUMIX S1IIの主な仕様
LUMIX S1II
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スクロールできます
センサーサイズ35mmフルサイズ (35.6mm x 23.8mm) 部分積層型CMOSセンサー
画素数約2,680万画素
センサークリーニングセンサーシフト方式、手動
イメージプロセッサ新世代ヴィーナスエンジン
手ぶれ補正センサーシフト方式5軸補正 
手ぶれ補正効果中央8.0段・周辺7.0段
高速連続撮影メカシャッター:最大約10コマ/秒
電子シャッター:最大約70コマ/秒
動画撮影全域読出し:6k 30p、5.1k 60p
シャッター速度メカシャッター:60~1/8,000秒 電子シャッター:60~1/16,000秒
ISO標準:100 ~ 51200
フォーカスポイント像面位相差AF(最大779点)
EVF5.0型 約576万ドット 有機EL(OLED)
背面液晶3.0型バリアングルチルト式タッチパネル液晶 約184万ドット
メモリカードスロットCFExpress、SDメモリデュアルカードスロット
サイズ幅 約134.3mm×高さ約102.3mm×奥行約91.8mm
重量バッテリー、 メモリーカード含む: 約800g

部分積層型センサー搭載

パナソニックがLUMIX S1IIを正式発表しました。発売日は2025年6月中旬を予定しており、店頭予想価格はボディ単体で約45万5400円になるとしています。S 24-105mm F4が付属するレンズキットは約57万4200円と予想されています。

LUMIX S1IIはLUMIXで初となる部分積層型のフルサイズセンサー、新世代のヴィーナスエンジンを搭載し、15ストップのダイナミックレンジで階調豊かな描写を可能とするとしています。オートフォーカスはAIにより個別の被写体を認識し、人が交差するようなシーンでも粘り強く追従、動きの激しい被写体でも約70コマ/秒のAF追従の超高速連写や、プリキャプチャ機能により一瞬を逃さないとしています。また、センサー全画素読出しの6k 30pの動画撮影を可能とし、映像表現の可能性が広がるとしています。

人物の認識では新たにアーバンスポーツに対応、ブレイクダンス、スケートボード、パルクールなどダイナミックに動くようなシーンでも人物にフォーカスを合わせることができ、ボディ内手ぶれ補正によって高い補正効果を実現したとしています。

パナソニックから噂されていたLUMIX S1IIが正式発表されました。噂では3500ユーロ、約57万円ですが、税制の違いの関係で概ねヨーロッパのほうが20%高いと考えると、国内ではまあまあ妥当な金額かなという感じがします。仕様が違うので比較するのはおかしいかもしれませんが、同じ部分積層型のNikon Z6IIIの価格と比較すると7万円ほど高いのはちょっと意外かもしれません。

(source)パナソニック

LUMIX S1II

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コメント

コメント一覧 (0件)

  • この金額は実売価格?
    Z6Ⅲは43万円設定で10%引きで39万だったと思うけど
    もし実売価格ならば相当割高感しかないね
    Z6Ⅲも読出し速度3.5倍とか言ってたからまるで同じ
    多分読出し速度は約1/70じゃないの?
    それなら遅いよ
    せめてこの価格なら1/125は欲しいけど
    Z8の実売価格にかなり近くなってるから
    Z8の読出し速度は確か1/250だったし

  • 45万5400円、Rと2万差、Z6Ⅲと比べると8.5万高い。
    これで売れるんだろうか?部分積層はニコン専用との話だったけど、
    それをパナに回すというのは予想外に売れていないからとも言える。
    ニコンでは捌ききれないからパナにも捌いてもらうとのことか。

    この価格で売れるのか疑問だ。2万差ならRを選ぶし、
    8.5万差ならZ6Ⅲを選ぶ。もしくは部分積層型は買わない。

  • S1M2のスキャンレートですが、CineDのLab Testの記事では、5.8K as well as 4K Long GOP (H265) and ProRes HQ full frame modes (5.8Kオーバーサンプリングの4K動画)のモードで12.7ms、DRブーストONで27.5msecとなっていますね。
    このセンサーがSSS製かどうかはわからないのですが、DRブーストが売りのようですからZ6IIIのセンサーとは別物だと思います。

  • 色々と不思議なことを言われてるので、久しぶりに失礼します。
    ただのカメラとしてしか見ない場合は価値が分からないと思います。動画製作ツールとして見た場合、この内容ならほぼバーゲンプライスでしょう。動画機能は同じ部分積層を積んだZ6IIIよりも高機能です。なぜパナソニックがこの価格にしたのか、伊達や酔狂で決めているはずがありません。このカメラの特徴を考えると完全積層センサーはより高価な上に発熱が酷いだけで動画だとあまり意味は無く、結果として部分積層が最も良かったはずです。
    ボディや各部もS1RIIと全く同じだろうと思うので全体的にコストのかかったカメラになっていると思われます。それらの証拠となるのがS1IIEの価格でしょう。
    またこの造りでZ6IIIと同価格というのはさすがにありえません。6K動画までの(FX等の動画特化機を除く)ミラーレスカメラとしてはほぼ最高性能でしょうし、またS1RIIとも使い分けることができるISO耐性・動画幕速だと思います。第二世代のS1シリーズは、高画素だから上、と考えるより、用途別に利用する、というほうがしっくりきますね。

    正直に言えばこのカメラを高く感じる人は購入対象者ではないとはっきりわかる代物に見えます。とはいえこれは当たり前な話でして、それなら別のカメラを選択すればいいだけとなります。実際静止画ベースで見ると確かに高いカメラですので仕方ありません。

    センサーはZ6IIIのものとベースは同じでしょう。細かい調整は各メーカー毎に分かれているでしょうが、部分積層自体はソニーの技術ということになると思われます。別に部分積層がニコン独自の機能とは公式に断言されていませんので。(ややこしいことにZ9/Z8でも「ニコン独自の積層型 CMOS センサー」という書き方をしています)
    DRブーストは高ゲインと低ゲインを読み込む方式なので、これだけで完全に別センサーとは断言できません。メーカーの高度な調整技術で成り立つものです。
    パナソニックはミラーレスに移ってから長いこと動画機能を盛り込むことに注力しているので、今回のカメラはまさに集大成のようにも思えます。パナソニックに動画はいらないというのなら、そもそもパナソニックのカメラを選ぶ理由はないでしょう。

    AF性能もセンサーのスキャンレートが違うためにS1IIとS1IIEで微妙に差があるものと思われます。問題はパナソニックがソフトウェアをそこまで作り込めているかどうかでしょうね。少なくともエンジン側の潜在能力はEXPEED7より上に見えます。

    • 動画系に詳しそうなのでお伺いしたいのですが、S1IIは動画重視のハイブリッドカメラではなく、写真も撮れるシネマカメラと捉えるのが適切で競合機はFX3……という感じでしょうか? S1IIEがギリハイブリッド枠ですかね……?

  • ①特注品のZ6IIIセンサーをパナに外販。Z6IIIではDRブーストを使っていないだけ
    ②それぞれ特注品の別センサー。たまたま時期と仕様が似通った
    ③SSSの外販品をベースにしたカスタム品。S1II用はDRブースト回路を追加した分高価に

    ぼんやり妄想したのはこんなとこですね。いずれも我ながら首を傾げるところがあり……
    ニコンの特許で他社は使えないわけではない、というのは確定しましたが、そうなると(別法人とはいえ)ソニーが今後使ってくるのかが気になるところ。
    安価にいいとこ取りできるので積極採用されていくのか、積層型では高価になりすぎるがゆえの消極案なのか、はたして……

  • Z6IIIのセンサーをSSSが外販できるかどうかは、Nikonとの契約内容次第でしょうね。
    G9M2 / GH7 のセンサーはSSS製ではないようですから、S1M2のセンサーもSSS製ではない可能性もありそうです。

    S1M2は電子シャッターで70コマ/秒とスペックは連写カメラ並になっていますが、スチルの連写機としてみるとやはりスキャンレートが足りないので、そういう用途には高価であってもDRAMを搭載した全面積層型のセンサーが必要というのは変わらないと思います。

  • 普通に安価な設定の方のカメラがこの値段ならどっちにしても高いだろ(笑)
    ただの裏面照射のセンサーで、別に動画特化してる訳じゃないんだし
    しかも部分積層のカメラが多少動画寄りにしても、ノーマルS1でこの値段?
    詰んでるとしか思えないな

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