CIPA 2022年6月デジカメ出荷数量発表
CIPAが2022年6月のデジカメ出荷数量を発表しています。カメラはどの程度出荷されたのでしょうか?
それでは早速みてみましょう。
まず今回引用した統計はレンズ交換式カメラの出荷数量です。一眼レフもミラーレスも含んでいます。コンデジの統計と、レンズ交換式とコンデジを合算した統計グラフは別にありますので、記事元リンクからご覧ください。
さて、6月のデジカメ出荷数量は前年同月を上回ったことがあきらかになりました。およそ16%の増加ということになります。コロナ禍で絶望的な日々を過ごしていた2020年の夏と比較すると、60%弱の増加となっています。
これは半導体不足で製品の供給ができなかったものが、少しずつ立ち直りつつあるからなのではないかと思いますね。
それでも喜べない理由
このグラフだけみると順調に復活しつつあることがわかりますが、2019年と比較してみると単純には喜べないことがわかります。
それでは、2019年6月の出荷数量をみてみましょう。
2019年6月の出荷数量は約64万1000台でした。しかし2022年6月の出荷数量は約51万5000台となっています。台数でいうと約12万台減少、割合でいうと20%減少していることになります。
まあ、この間に全般的にカメラは高価格化が進み、その分、廉価な製品が少なくなっているわけですので、このぐらいの出荷数量の減少は実は想定内なのかもしれません。あと、いまはキヤノンとニコンのユーザのミラーレスへの買い換えが進み、そのぶんレンズも売れているようなので、利益的には問題ないのかもしれません。ですが、いずれレンズのラインナップも揃ってきて需要が一巡すると、レンズ販売で利益をえるビジネスモデルは厳しくなるのかもしれませんね。
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