中国でX halfが再値下げ
富士フイルムのX halfが中国でさらに値下げされていることが明らかになりました。
またまた値下げ!富士フイルムの新製品 X-Half カメラ が再び値下げされ、国内正規版がわずか 3,649元 に。発売時の定価 4,999 元から下がり続け、中古市場ではすでに 3,200 元前後まで落ち込み、大量の低価格在庫が放出されています。
1300元以上の値下げ
富士フイルムのX halfが中国で大幅に値下げされていると、Weiboに投稿されています。
投稿によれば、富士フイルムのX halfは4999元で発売されたものの、現在では2回目の値下げで3649元になっているとしています。これは記事執筆時点の為替レートで日本円に換算すると、約10万3000円から約7万5000円にまで下落したことを意味します。
X halfはその独特の撮影スタイルから、非常に尖った機能のカメラでニッチな製品になるのではと見られていましたが、中国での価格を見ると、やはり商業的には成功していないような印象です。
今回のX halfの値下げは2回目ということで、販売数が伸びていないため値下げされている様子がうかがえます。また、新品価格が下がることで中古価格も値下がりしているようです。
中古市場に大量の製品が流れているというのは、実際にX halfを購入して使用してみたところ自分には合わなかったので売却した、というよりも、X halfの人気に賭けて転売しようと考えていた人が大量に購入していたものの、中古市場での価格が上昇しないことから損切り目的で売却した可能性が高いのではないかと思います。
日本国内でもX halfの価格推移はかなり興味深い動きを見せていました。以下は価格.comの価格推移グラフになります。
この図は赤線が最低価格、青線が平均価格となっています。X halfの発売日は6月28日なのですが、その青線の最も高いピークを示しているところが発売日です。おそらく激安ショップが在庫不足を見込んで、プレミアムを上乗せした価格を掲載していたものと思います。
6月28日に実際に製品が発売されると、最安値のショップから売り切れていき、次第に最低価格が上がり始めます。これが6月末から7月初めにかけて発生しています。しかし、おそらく需要はそれほど強くなく、プレミアムを設定していたショップが次第に価格を下げていき、平均価格も下落していきます。
さらに7月末になると、カメラのキタムラなど全国チェーン系ショップにもX halfの在庫が入り始め、激安系ショップはプレミアム価格を設定できなくなりました。その結果、全国チェーン系ショップの価格以下に設定しつつ、激安系ショップ同士でけん制しながら1円ずつ値下げしていく状態に戻ったことがわかると思います。
このことから、初期需要はかなり旺盛で、富士フイルム製品ということで非常に高い人気があるだろうと考え、プレミアムを乗せた価格を設定していたらしいことがわかります。しかし発売から1ヶ月ほど経つと全国チェーン系ショップにも在庫が戻り始め、それをきっかけに最安値は一気に初値に戻り、そこから1円単位での値下げ競争が行われたことを示しています。
つまり、日本でもX halfは初期需要がかなり強かったものの、それはごく短期間で終息したということになると思いますね。おそらく中国でも同様の需要になっていたのだろうと思います。
しかしX halfは、発売直後から高い需要があるカメラではなく、発売後にじわじわと人気が出て、あるとき何かをきっかけに爆発的に売れる製品だと思いますので、しばらく様子を見てみないと本当の人気はわからないと思いますね。インフルエンサーに取り上げられることで、かなり人気のあるカメラになる可能性は十分にあると思います。
さらに富士フイルムの新製品の最新の噂を「富士フイルム X-T30IIの後継機種のカメラ名が判明か」で詳しくお伝えします。
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センサーサイズ | 13.3mm×8.8mm (1 inchサイズ) |
画素数 | 約1774万画素 |
センサークリーニング | - |
イメージプロセッサ | - |
手ぶれ補正 | - |
手ぶれ補正効果 | - |
レンズ | 10.8mm(35mm換算約32mm相当) F2.8 |
最短撮影距離 | 約0.1m |
高速連続撮影 | - |
動画撮影 | FullHD 48p(最大) |
シャッター速度 | メカシャッター:最大15分〜1/2000秒 |
ISO | ISO 200~12800 |
ファインダー | OVF 逆ガリレオ式ファインダー |
背面液晶 | 2.4型タッチパネル付きTFTカラー液晶モニター 約92万ドット |
メモリカードスロット | SD/SDHC/SDXC USH-I対応 シングルスロット |
サイズ | 105.8×64.3×45.8mm |
重量 | バッテリー、 メモリーカード含む: 約240g |
コメント
コメント一覧 (2件)
今、平均500円(1日)ペースで下がってますね。(最近一週間)
そして価格コムで多くの店舗で在庫あり。(128軒)
買うなら底値になった時。(7~8万円で売っても利益は出るはず)
富士フィルムとしては思惑が外れたのかも。
富士フィルムは製品の出荷を小出しにしている思っていたので
ビックリです。
中国の方達は失敗写真はいらないのかも。
ユーザーの作例を見てフィルムが光線引きしたスタイル
(何種類かあるようだ)が多いですがいらないな。
まぁ、中国ではフルサイズカメラがよく売れる傾向にあるので、
1型センサーカメラは…だろうな…。
という感想です。
ただ、日本でも値下がりという情報は少し意外でしたね。
デジカメウォッチの記事で、YASHICAロゴのデジカメの記事が出てましたが、
https://www.makuake.com/project/yashica_fx_d/
(こちらは1/5.6型50MPセンサーという画質は超悪いけど)
これが一般販売されたら、さらにX-Halfは苦戦するかもな予感が…。