関税の影響でキヤノンが米国内で値上げを検討か? 富士フイルムは受注停止との情報も

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各カメラメーカが米国で値上げの動き

アメリカの関税により、各カメラメーカがアメリカ国内での価格を改定する動きを見せているようです。この記事ではアメリカ国内での値上げについて詳しくお伝えします。

信頼できる情報筋が、先週、アメリカ大統領が導入した新たな関税の影響で、キヤノンはまもなくアメリカでの価格を値上げする予定であることを確認した。

新しい製品の購入を考えているならば、早くも来週にも値上げが始まる可能性があるので、今がチャンスだ。

Blackmagicはすでに数日前に米国での価格を値上げした。

本日、信頼できる情報筋が、富士フイルムがアメリカ国内においてGFX100RF、X100VI、X-M5の受注を停止したことを確認した。アメリカ大統領が導入した新たな関税を受け、キヤノンやブラックマジックと同様に、富士フイルムも近々、大幅に価格の値上げを実施する見込みだ。今回の値上げが富士フイルムの全製品に適用されるのか、それとも受注を停止している製品だけに適用されるのかは不明だ。

既報の通り、今後さらに価格が上昇する予定だ。新しい製品の購入を検討している人は、今後、数週間でさらに価格が調整されると予想されるため、今が購入するチャンスとなっている。

予約の問題と中国の関税は続く

アメリカが関税を課すことを決めたことで各カメラメーカは対応に追われているようです。記事では、まだ確定していないものの、信頼できる情報筋の話として、キヤノンと富士フイルムが製品価格の改定を検討している可能性が明らかになっているようです。キヤノンは価格改定で、富士フイルムは受注の一時停止を決定したとしています。

ただ製品価格を値上げできればいいのですが、特に予約注文の場合には大きな問題が発生するかもしれません。というのも、事前にクレジットカード払いなどしている場合には、すでに購入したことになっているため、後から値上げをすることができず、メーカか小売店、輸入代理店の持ち出しとなってしまうので利益が飛んでしまいます。今後の新製品に関しては既に予約が始まっていると思いますので、途中で関税を掛けられてしまってはたまったものではありませんね。

富士フイルムが受注を停止したのは、富士フイルムの場合は供給力が少なく予約を多く抱えていることが影響している可能性があるかもしれません。

また、今後の関税率に関しても流動的です。まず、中国で製造してアメリカなどに販売している場合には、すでに145%の関税率が確定していますので、中国製造のカメラ製品は2倍以上の価格に改定する必要がでてきます。カメラメーカで中国で製品を製造しているメーカは大変なことになるかもしれませんね。

一方、カメラをタイで製造しているニコンやソニー、国内製造しているキヤノンはいったんは関税の発効が延期になりましたが、ベースとなる10%の関税は有効なままなので多少なりともアメリカ国内で販売される価格に転嫁する必要がでてきそうです。また3ヶ月後にも実際に関税が課せされる可能性もあるので、価格を決めるのに非常に苦労するかもしれませんね。

さらに「キヤノンがEOS R3 Mark IIを計画している? スモールEOS R1になるという憶測」ではEOS R3 Mark IIの噂について詳しくお伝えします。

(source)PhotoRumors

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コメント

コメント一覧 (0件)

  • 先行き分かりませんが今まで対ドルで円安及び国内では様々な商品が
    値上がりが続き電子部品が高騰しコロナ終息後多くの中小企業が
    倒産している現状を見ればこの後、アメリカの状況によって円高に
    向かえば輸入電子部品の価格は下がるので実質はどうなるか関税だけ
    見ても片手落ちのような気もします。
    カメラと関係ない話だが農産物の多くを輸入に頼る日本にとって
    食品代が下がり喜ぶ人も多いかも知れない。
    但し、米は大儲けをたくらんだ商社が買い込み値下がりしないよう
    小出ししているから値下がりは難しい。(高価だがスーパーマーケットの
    店頭に米が僅かしかない)

  • フジみたいな規模より利益率重視のメーカーで、比較的新しいカメラについてはまだ需要は旺盛な為、安売りするハメになる地域は当然後回しになる
    キヤノンもLレンズでない物は台湾製が多い
    カメラもR50は台湾製
    R50Vも台湾製の可能性が高い
    そうすると多分日本と同じ関税になるにしても、一旦すぐに売り切れるであろう初期ロットだけ多目に入れて、その後は90日置きに関税の改定を確認してから、3ヶ月で必ず完売するであろう数量しか入れない対応は考えられる
    3ヶ月に1度しか製品が輸出されないのでは?
    7月の関税確定はいつになるか不明だが、その発表があってから輸出するのではないのか?
    だから6月上旬にはその発表がないと企業は身動き取れなくなるし、6月中旬頃の船便は混雑するのが予想される
    アメリカはどのくらいの頻度で入荷が今まであったのか不明だが、今までみたいな入荷ペースは難しいのは間違いない
    いずれにしても、見込みで送る場合、数量はかなり減らされるのは間違いない
    その上、R7やR50の5月予定のディスカウントセールが無くなったも当然でしょ
    少なくともコレから輸出する分で適用される可能性あるし、市中在庫を安く売るとコレから入ってくる10%高い製品が全く売れなくなるから

  • とりあえずキヤノンは6月に発表されると予想されるR6Ⅲの発表の延期だけは止めてもらいたい
    噂によると2500ドル販売とあるが本当なのかな?
    1ドル150円にしても37.5万
    消費税込みで41.2万
    それだと爆発的に人気出そうだけど
    完全にZ8キラーになりそうだし

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