Nikon Z 30の売れ行きが好調
Z 50、Z 30、Z fcが供給不足になっています。ランキングからみる人気の高まり、キャッシュバックの影響、新製品が登場?なぜいま供給不足なのでしょうか。
1位 VLOGCAM ZV-E10 パワーズームレンズキット ブラック
ZV-E10L(B)(ソニー)
2位 EOS R10・RF-S18-150 IS STM レンズキット
EOSR10-18150ISSTMLK(キヤノン)
3位 Z 30 ダブルズームキット
Z30WZ(ニコン)
4位 EOS R50・ダブルズームキット ホワイト
EOSR50WH-WZK(キヤノン)
5位 VLOGCAM ZV-E10 ダブルズームレンズキット ブラック
ZV-E10Y(B)(ソニー)
6位 EOS R50・ダブルズームキット ブラック
EOSR50BK-WZK(キヤノン)
7位 α6400 ダブルズームレンズキット ブラック
ILCE-6400Y(B)(ソニー)
8位 VLOGCAM ZV-E10 パワーズームレンズキット ホワイト
ZV-E10L(W)(ソニー)
9位 Z 50 ダブルズームキット
Z50WZ(ニコン)
10位 Z 30 16-50 VR レンズキット
Z301650LK(ニコン)
BCNの週間ランキングが公開されています。集計期間は2024年4月15日から21日の1週間となっています。
1週間という短い範囲でのランキングなので、集計期間の長いランキングと比較すると多少の誤差、ランキングの上下などがあるかもしれませんが、大まかな傾向はつかめるかもしれません。ランキングでは、相変わらずZV-E10が好調で上位を席巻している様子がわかります。またキヤノンのEOS R10とEOS R50も好調であることがわかりますね。
その中で健闘しているのがNikon Z 30とNikon Z 50です。もはやかなり古いカメラとなってしまいましたが、いまでも十分に売れている様子がわかりますね。まあ普通撮影でしたら十分な機能がありますのでファミリーユーザやカメラを始めた人にとっては特に問題がないのかもしれません。ただ被写体認識や追尾性能がもう少し高性能だったらいいのになとは思います。
そして引用外ですが、ニコンのカメラとしては、Z fcの標準ズームキットが15位、Nikon Z f単焦点レンズキットが23位にランクインしています。キャッシュバックキャンペーンが実施されていることもあるかもしれませんが、ニコンは復調の兆しを見せています。
Z 50、Z 30、Z fcが在庫不足に
ところで、Z 50、Z 30、Z fcは各店舗で在庫不足になっています。価格.comの調査によれば具体的には以下の全国チェーン系の有名ショップでは在庫切れ、または製品登録なしになっています。
- Nikon Z 50ダブルズーム
- カメラのキタムラ
- コジマ
- ビックカメラ
- ヤマダ
- Nikon Z 30ダブルズーム
- カメラのキタムラ
- ケーズデンキ
- コジマ
- ビックカメラ
- ヤマダ
- ヨドバシ
- Z fc標準ズームキット
- カメラのキタムラ
- ケーズデンキ
- ビックカメラ
- ヤマダ
上記のように特にNikon Z 30に在庫がないショップが多く、Z 50とZ fcも半数以上のショップで在庫がない状況になっています。
また、ニコンダイレクトによれば、Z 50ダブルズームキット、Z 30ダブルズームキット、Z fc 16-50 VRレンズキットが、それぞれ商品を届けるまでに時間がかかるとして供給不足のお知らせを出しています(それ以外のキットでも供給不足になっている商品があります)。
上記の画像のように、商品を届けるまでに時間がかかる旨の表記が記述されています(画像タップで拡大します)。
なぜこのように供給不足になっているのかわかりませんが、少なくともNikon Z 30については、非常の人気の商品となっていて、そのため供給不足になっているように感じます。その他のカメラについても比較的にランキングが上位にあることから、同様の理由なのかもしれません。
しかし一方で、実はNikon Z 50やZ 30の後継機種が検討されているので、供給が細くなっているという可能性も考えられそうです。また生産ラインを簡単に変えたりすることができるのかわかりませんが、Nikon Z fやNikon Z 6IIIの生産にリソースを割り振っているため、供給が不足していて、そこに追い打ちをかけるように製品の人気の高まりもあって供給不足になっている可能性も考えられそうです。
個人的にはNikon Z 30の人気っぷりが理解できず、なんならZV-E10のダブルズームの方がはるかに安く手入れることができるのに売れているのかよくわかりません。記事執筆時点の最安値ではZ 30ダブルズームキットの価格は約14万円で、ZV-E10ダブルズームキットは約11万円です。しかし実際にランキングでは上位にいるのでZ 30に魅力を感じている人は多いのだろうと思いますね。
さて、この供給不足はいったい何を意味しているのでしょうか?ちょっと気になったので記事にしてみましたが、皆さんはどう思いますか?
さらに「ニコンが考える過去25年間で最も重要なカメラとは何か? そしてその理由とは!?」ではニコンが重要なカメラにZ 9を選択した理由について詳しくお伝えします。
(記事元)BCN
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コメント
コメント一覧 (5件)
BCN では過去ランキングに名を連ねていた
OMDS の名前が少なくなりましたね。
OMDS が脱落してエントリー機でもニコンが順位を伸ばしているように思います。
OMDSはBCNでの売れ筋だったE-P7を受注停止にしたので、必然ランキングから消えますね。とはいえ、欠品気味なのでそれで繰り上がっただけではないようです。
ZV-E10は動画寄りなので、静止画主体の人がZ30やR50に行ってるのかもしれません。ZV-E10購入者がみんな動画やりたいのか、というのは不明ですが……単にお安いからって可能性も大いにありそう。R100は色々と削りすぎですし。
ZV-E10のキットレンズは画質が非常に悪く、3万円の差ならNIKONが画質で圧倒するためお得だと個人的に思います。
ただし、これらのカメラを購入する層は、その違いをわかって買うわけでもないと思いますので、何が魅了するのか私も分かりません。
私も1か月前にZ30 12-28 PZ VR レンズキットを買いました。
買った理由はフジやリコーの高級コンデジが欲しかったけれど、今人気のカメラで購入出来ず、物欲の持って行き場がZ30でした。比較的安価で更にキャッシュバックがあった事も大きいですが、軽量、コンデジ風に使える、安いレンズがある、写りが良い、グリップがある、と言ったメリットを感じる一方、デメリットは特に思いつかず、最初は見向きもしなかった機種が意外に期待以上に良い機種に感じたからでした。
ZV-E10のVLOGCAMというPRの仕方は、スマホを卒業して写真を本格的に撮りたいと思って購入する層に対して、動画専用で写真は撮れないというイメージに受け取られてしまっているということではないでしょうか。そもそもαシリーズではありませんし。
その点Z30というネーミングは、ニコンミラーレスのエントリーモデルで、ちゃんと写真が撮れるカメラだということがイメージしやすいのだと思います。
またZ30のキットレンズの評価が非常に高いのに対して、Photographer-NさんのおっしゃられているとおりZV-E10のキットレンズE16-50 PZの評価は10年前の発売時ですら最低レベルで、足を引っ張っているのは間違いないでしょう。ミラーレスの中では安いといってもエントリー層にとっては高額な投資ですし、ちょっと検索すれば買ってもいいものかどうか、簡単に評判がわかる時代ですからね。