CIPAが2021年11月期デジカメ出荷数量を公開
CIPAが2021年11月期のデジカメ出荷数量を公開しています(画像タップで拡大します)。出荷数量の推移グラフは、コンデジと、レンズ交換式とコンデジを合計した出荷数量のグラフもありますので、すべては記事元リンクからご覧ください。
当サイトではレンズ交換式のレンズを引用させていただいています。それが上記になるわけですが、出荷数量をみると、今年1年はほとんど変わらず、波がないような状況になっていることがわかります。
グラフをみるとわかりますが、通常、カメラは卒業旅行や入学式、ゴールデンウィークの旅行を控えた3月から4月や、秋の紅葉の季節や子供の秋の発表会などのある9月から10月にかけて売れることが多いです。2020年の5月は新型コロナウィルスで初めてのロックダウンがあったりして、みんながかなり外出に慎重だったためカメラの出荷数量が激減していますが、その反動で、2019年にはまったく届きませんが、9月からある程度の復活していました。
しかし、今年はそのようなこともなく、ずっと同じような数量を維持しているような状況です。
半導体不足も一因か
新型コロナウィルスの感染者数が、日本では10月頃にはすっかり少なくなっていた頃なので、9月、10月、11月にはデジカメ出荷数が復活していてもおかしくなかったわけですが、これはカメラ市場が縮小していることもあると思いますが、半導体不足で製品の供給が細くなっていたということも理由の一つとして言えるのではないかと思います。
しかし、それでもカメラは半ば耐久消費財のような感じになっていて、ほとんどの人にとっては今のカメラの機能で満足できる状態になっていて、わざわざ新しいカメラを購入しようという人は少なくなってきているように思います。もっと革新的な機能が搭載されるとか、カメラが壊れたとかそういうことがないと、今使っているカメラでも十分ということになってきていると思いますので、なかなか今後も難しいのかなと思います。
ただ動画を撮影する人が増えてきているので、動画機能を向上させることには意味があるのかもしれませんが、これもあるレベルで頭打ちになるのだろうと思います。やはりカメラでの撮影の楽しさを知ってもらって、カメラ人口の裾野を広くしていくことが重要なのかなと思います。
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