Nikon Z fc 標準ズームキットの価格調査
記事ネタのないときのお決まりの価格調査です。価格.comによれば、記事執筆時点のNikon Z fc 16-50 VR SLレンズキット(以下、標準ズームキット)の最安値は13万4640円となっています。これは発売されてからほぼ変わることなく一定の価格となっています。
恐らく入荷したらすぐに売れてしまうため、価格を下げる余地がなく、発売時点に設定した販売価格がそのまま続いているのだと思いますね。価格と需要のバランスから考えると、これだけ製品の需要と供給のバランスが崩れていて、需要のほうが高い場合、資本主義経済の原理からすれば、ショップはもっと値上げして販売しても良さそうなモノですが、そのような販売をしないところに販売店の良心のようなものを、個人的には感じますね。
そして、現在、標準ズームキットを発売しているショップは、価格.comの調査によれば、30ショップ中の9ショップだけで、残りの21ショップは「問い合わせ」状態となっていて、事実上の入荷待ちとなっています。
しかし、まったく製品の入荷がないのかと思えばそうでもないらしく、BCNランキングではNikon Z fcは比較的に上位にランクインしています。Nikon Z fcのランキングの様子は以下の記事を参照してみてください。
このことから考えると、Nikon Z fcは製品の供給がまったくなく、各ショップでまったく販売をしていないのかというとそうでもなく、それなりにランキング上位にあることから、入荷するたびにすぐに売れてしまっている状況になっていると考えることができると思います。ランキングから考えると、供給はそれなりにあるようですから、需要のほうがはるかに大きいということになるのかな?という印象です。
少しずつ増えてきた激安系ショップの在庫状況
逆に、ある程度、需要が落ち着いてきたのか、激安系のショップの販売数は増加してきています。激安系ショップの特徴としては、上記で記述したショップとは異なり、完全に市場原理で商品の価格が決定されているところです。
例えば、通常の製品について競合他社がいる場合には1円でも安い価格を設定して、購入してもらおうとして、一般的なショップよりもかなり安い価格で販売をしています。しかし逆に人気がものすごくある商品の場合は、メーカの予想販売価格よりも高いプレミア価格を設定して販売しています。なので人気のある製品で供給が少なければ少ないほど高い価格を設定するのが、激安系ショップの特徴です。
このあたりは経営方針に違いによるものですし、とにかく利益や販売数など経営効率を最適化した結果の方針なので、仕方がないと思いますね。で、それはそれでいいのですが、ここ最近は激安系のショップにおける標準ズームキットの販売店舗数が少しずつ増えてきている印象です。恐らくですが、製品の初期需要が少しずつ埋まりつつあり、激安系ショップの販売店舗数が増えているのかなと感じています。
それでもまだ、激安系ショップの最安値は15万9800円、カメラ専門店や全国チェーン店、地方の有名カメラショップなどの最安値は13万4640円となっていて、約2万5000円ぐらいの価格差があります。激安系のショップが2万5000円以上高い価格を設定しているのは、それでも売れるからなわけですが、今後、初期需要が満たされていくと、少しずつ激安系ショップの価格も下がり、全国のチェーン店系ショップの価格に近づいていくと考えられます。
ただ、2万5000円の差はかなり大きいので、Nikon Z fcの供給不足はしばらく続くことになるのだろうなと思います。まして、値下がった頃を狙って購入しようというのは、かなり先のことになると思いますね。
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コメント
コメント一覧 (1件)
入荷→バックオーダー分を出荷、が続いて在庫としては出ないけど売上にはなっている、みたいな状況でしょうか。店頭に出てくるのはまだまだ先になりそうです。
28SEキットももうすぐ発売ですが、人気を考えれば同じかなお悪い状況になりそうですね。この2ヶ月強でどれだけの数を用意できたのか……