NIKKOR Z 40mm f/2のレンズ価格は?
NIKKOR Z 40mm f/2が価格.comに登録されました。記事執筆時点の最安値は2万8710円となっており、3万円を割る初値となりました。平均価格でも3万0150円となっていて、現在は最安値と平均価格の差はほとんどない状況になっています。
ただ気になるのは販売ショップ数で、記事執筆時点の販売ショップ数は10ショップだけとなっています。ひょっとしたら供給がかなり足りずに、ごく一部のショップしか製品が供給されていない可能性もあるので、このあたりは注視していく必要があると思いますね。
なお、NIKKOR Z 40mm f/2の店頭予想価格は3万5530円と発表されていました。この価格から比較すると、最安値ではおよそ7000円ほど安く販売されていることになります。フルサイズ用のレンズがこんなに低価格で販売されていることには、ちょっと驚きを感じます。
製品価格は攻めているけれども・・
NIKKOR Z 40mm f/2は焦点距離が40mmというレンズですので、フルサイズでは40mm、APS-Cのカメラで利用すると換算で60mm相当のレンズとなります。ちょうど50mmをまたぐような焦点距離になりますので、どちらも標準単焦点レンズとして利用でき、無難な焦点距離だなという印象です。
しかし、驚くのは、その安さですよね。フルサイズで3万円を切る価格で購入できるので、ほんとうに安いレンズだなと思います。ただし、その代わり、これまでの標準単焦点の慣例では開放f値がf/1.8だったものがf/2と少し暗くなっていたり、製品にプラスティックが多様されていて安っぽいという意見もあります。またMTF曲線をみると画像の四隅にいくに従い性能が劣化していく様子が顕著にわかります。ですが、これだけ低価格で販売されていることを考えると、このあたりはもう許容しなければならないレベルなのではないのかなと思っています。
あとは、このレンズは、やはりNikon Z 50、Nikon Z 5、Nikon Z fcが発売される前に用意しておくべきだったろうなと思いますね。Nikon 1 J5でも標準単焦点と標準ズームのキットがよく売れていました。Z 50やZ 5でも廉価な単焦点レンズをキットレンズにすれば、販売価格もかなり安くできたでしょうから、そのぶん売上げにも貢献したのではないのかな?と思います。
これらのレンズについては、50mm以下の焦点距離のレンズでも、ミラーレスになったおかげでバックフォーカスの問題を気にすることがなくなり、レトロフォーカスではない対称型の設計を利用できることが、低価格でしかも高性能なレンズの作製に寄与していると思います。たぶんミラーレスでなかったら、28mmや40mmで廉価で性能の高いレンズを作ることはできなかったと思いますので、このあたりはミラーレスの恩恵を受けているレンズなのかもしれません。
広角~標準域ではさらに面白いレンズが発売される可能性もありますので、期待したいところですね。特にAPS-Cでの廉価な単焦点に期待している人も多いのではないでしょうか。
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コメント
コメント一覧 (2件)
廉価として割り切ってるのでかなり安価ですね。
キヤノンもかなり小型で安価な16/2.8を出してきたのでニコンも小型安価な16/2.8とか21/2.8とか出してほしいですね。
60/2ハーフマイクロとかもあると便利に思います。
こういうレンズをもっと早めに出せてたらZマウントの勢いも違ったんじゃないかと思いますね。
商品展開の仕方がどれだけ大事かがわかりますね。
このくらいの価格のレンズだと毎月買っても家内に叱られないですよね。
Z6かZ5に24-50mmズームとこの40mmf/2で撮影するスタイルはいいですね。
ただ使用者は飽きっぽいところがあるので不満がでるでしょう、その時はふんぱっしてSラインの
レンズを買いましょう。深い沼が待ち構えております。