ソニー タムロン買収を提案
ソニーグループがレンズメーカーのタムロンに買収を提案していることがダイヤモンド編集部の取材で分かった。ソニーはタムロンの全株式取得を目指す。買収額は2000億円規模となる見通しだ。特集『ソニー 新・神話の真贋』の#12では、ソニーがタムロンに提案した買収案の具体的な中身に加え、ソニーがタムロン買収に動いた狙いを明らかにする。
ソニーグループがレンズメーカーのタムロンに買収を提案していることがダイヤモンド編集部の取材で分かった。ソニーはタムロンの全株式取得を目指す。買収額は2000億円規模となるもようだ。
買収額は2000億円規模
ソニーがタムロンの買収を提案しているとダイヤモンドオンラインが伝えています。上記は一部を引用したものになりますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください(有料記事)。
報道によればソニーはタムロンの企業価値の向上に向けて様々な選択肢を考え始めているとしています。なぜこのような買収を行うのかということですが、ソニーがイメージセンサー、デジタルカメラ本体、レンズの完全な内製化を目指していると考えられているようです。
しかし交換レンズについてはソニーはほとんど自社製造していたはずです。そのためわざわざタムロンを買収する意味がないのではと思うかもしれませんが、可能性としては部品としてのレンズの一部を外注していたり、いまソニー製品の人気が高まっているなかで現在の製造拠点では生産能力が足りないのではといった憶測もあるようです。
ソニーはタムロンの大株主ですが、現在の筆頭株主はシンガポールに拠点を置く投資ファンドのエフィッシモとなっており、ソニーが買収を実現できるかどうかはエフィッシモの意向も関係してくると思われます。また買収すればソニーが完全に主導権を握ることになるため、タムロンのお得意の大口径・高倍率ズームの設計技術をソニーが入手することにもつながりそうです。
問題はタムロンがニコン、キヤノン向けへのレンズも生産していることです。買収後にソニーがタムロンにニコンやキヤノンへの交換レンズの供給を認めるかどうかは現時点では未知数です。
またタムロンにとってはZマウントやRFマウントがサードパーティーレンズの販売を管理しようとしている状況や、海外の安い交換レンズが続々と登場しているなかでは交換レンズ販売の先行きが不透明になりかねないため、ソニーの純正レンズとして自社のレンズを販売できることに魅力を感じると思いますね。
ユーザーにとってはタムロンレンズのソニーの連写・テレコン制限がなくなる可能性が出てくることが期待ができるかもしれません。
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タムロン 最新情報
現在噂されている新製品情報
ニコン
| カメラ | |
| Nikon DL復活? | 時期不明 |
| Nikon Z9II発売延期? | 2027年はじめ |
| フルサイズコンデジ | |
| Nikon Z8II | 2026年末までに |
| Nikon Z90 | 2026年~2027年 |
| 新製品の認証登録 |
キヤノン
| カメラ | |
| PowerShot | 2026年9月 |
| EOS R8 Mark II | 8月25日 |
| EOS R7 Mark II | 2026年内の発売はない |
| EOS R3 Mark II | 2026年 |
| EOS R10 Mark II | 2026年内 |
| レンズ | |
| RF400mm F2.8 L IS USM後継 | 2026年発表 2027年初め登場 |
| RF600mm F4 L IS USM後継 | 2026年発表 2027年初め登場 |
| RF300-600mm F5.6 L IS USM(またはVCM) | 2026年9月 |
| RF500mm単焦点レンズ(おそらく F5.6 L IS) | |
| RF105mm F1.4 L VCM |
ソニー
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| 現在テスト中の5本のレンズ | |
| 2台の認証カメラ(FX、RX100、ZV-E10??) | 数か月以内(2026年4月時点) |
| α6900 | 2026年内 |
富士フイルム
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| X-H3 | 2027年 |
| X-T6 | 2026年9月第1週 |
| X-Pro 新型機 | 2026年後半 |
| 1インチセンサーコンデジ | 2026年 |
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| レンズ | |
| XF50-140mm f/2.8 R LM OIS WR II | 2026年9月第1週 |
| XF400mm f/4.5 R LM OIS WR | 2026年9月第1週 |
OM SYSTEM
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パナソニック
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| 新製品2台を認証登録 | 数カ月以内に登場か(2026年2月8日時点) |
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リコー・ペンタックス
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| 一眼レフ | すでに生産中? |
シグマ
| レンズ | |
| 85mm f/1.2レンズ | 2026年9月 |


コメント
コメント一覧 (10件)
SONYがタムロンを傘下にしてしまうとOEMを依頼しているニコン、キャノンにも大きな影響が出そうですね。企業の持つ機密保持についても従来はタムロン限りだったのがSONYと契約するとなると新しい機構なども筒抜けになってしまいますし、新製品についても同様です。これはニコン、キャノンのレンズ戦略にも影響が出てきます。
今後の推移を見てみましょう。
むしろキヤノンやニコンがタムロンが買収された後もそのままライセンスを認めるのかが気になりますね。
交換レンズの利益を競合のソニーに流すことになるので。
契約更新せず終売になる可能性もあるのでは?
昨日18時頃にはダイヤモンドオンラインに出てたみたいよ
絶対反対
ユーザーには不利益になるのは間違いないから
絶対に値段上がるから
タムロン製がソニー純正扱いされて出るとソニーの経費が乗っかる
いくらアクティブ手ブレ補正や15コマ連写制限解除されても、普通にタムロンが上乗せライセンス料払えば子会社にならなくても可能性あるでしょ
今のタムロンは別にソニーにライセンス料払ってる訳ではないから
ニコンに払ってる様なライセンス料は払ってないから
それにシグマもタムロンがサードパーティとしての立ち位置無くなると絶対に値上げ始めるから
他社ユーザーにも迷惑
ニコンは完全にタムロンがソニーの子会社になると付き合い方変えるかも
OEMの発注についても
今後キヤノンもフルサイズRFマウント用のライセンス発行断るかも
そうなるとタムロンには痛手になるでしょ
ソニーと一緒になるメリット減るから
それに社長はプロパーから出すとか約束は難しいのでは?
ソニーもタムロンがリストラする前に買収提案しろとは言いたい
リストラして、ベトナム工場フル稼働直前に申入れするとか狡い
ソニー社内のレンズ部門のリストラも兼ねてるのかな?
それともタムロンの車載用に将来性を感じた?
真意がよく分からん
オープンなEマウントでは自社レンズの儲けが少ないです。
ソニーがタムロンを買収してカメラ事業に力を入れるというよりも、純正のレンズラインアップ(多くはタムロン開発製造ですが)を減らすのでしょう。
タムロンの2025年12月期決算説明では、映像関連の2026年度売上計画では自社ブランドは390億円、OEMは240億円となっています。
この数値が全て写真用交換レンズかどうかはわかりませんが、OEMをやめたらタムロン自身もダメージが大きいのでは。
ソニーはタムロンと競合する自社ブランドを減らすのでしょう。
利益の少ないGレンズ以下は、ソニータムロンへ置き換えです。
利益の大きいGMと、完全子会社ソニータムロンのラインナップです。
子会社後も独立経営を維持、としても普通に考えればライセンスは考え直しですよね。というか、契約に「競合他社の子会社化した場合は見直し・無効化」的に書いてありそう。
多マウント展開や本数拡大を謳った年ですから、買収でRFやZのライセンス無効になったら結構な痛手に思います。Z向けにはOEMもあるでしょうし。2000億円の買収額がそのマイナス要素を覆すだけのものなのかは……?
ソニーのジレンマはボディーの売り上げと純正レンズのバランスが悪いことじゃないかと想像しています。マウント規格を解放したのは諸刃の刃で、急速な普及を後押ししましたが本来購入して欲しい純正レンズ分の一部がサードに持っていかれるてるわけですからね。
今回の件も究極の裏技としてサードの一角を取り込んでしまえばと考えたのかななんて想像してしまいますね。
レンズ専業メーカーが純正に比べて比較的リーゾナブルな価格で提供できるのは、一度の設計で多種類のマウントで商売ができることも要因だと思います。例えソニーの配下に入ったとしてもOEMや多マウント対応は変わらないんじゃないでしょうか。
タムロン(あるいはソニー)が望んでも、相手方に契約解除・変更される可能性は大いにあります。COCというらしいですが、元々レンズメーカーとして競合ですし、契約にCOCを含めていると思いますね。
https://fundbook.co.jp/column/understanding-ma/change-of-control-agreements/
ソニーによるタムロンの完全子会社化が実現したとしても、キヤノンRF、ニコンZ、などへの供給体制が、直ちに大きく変わる可能性は低いのではないかと。
タムロンは、複数のカメラメーカーとの取引や製品供給によって成り立つ総合光学メーカーです。既存製品の供給や修理、製品サポート、各社との契約関係を一方的に整理すれば、タムロン自身の信用や企業価値を損ないます。
もっとも、各社との契約内容は公表されていないため、将来の新製品まで従来どおり供給されると断定できません。また、ニコンやキヤノン側が、競合するソニーの完全子会社にマウント情報や将来の製品情報をどこまで開示するのかという問題も。
だからこそ、ソニーにはタムロンを単なるEマウント専属メーカーとして囲い込むのではなく、経営や情報管理の独立性を一定程度確保し、RF、Z、Xマウントを含む幅広い供給体制を維持してもらいたいと思います。
ソニーとしても、自社だけが一人勝ちすることを目指すより、どのメーカーのカメラが売れても、タムロンのレンズや光学技術を通じて利益を得られる構造の方が、長期的には合理的。
同時に注目すべきは、シグマがどう動くかです。
現在のシグマは、フルサイズ用レンズを中心にソニーEマウントへの依存度が高く、商品展開の面ではソニーとの関係が非常に深いメーカーです。しかし、競合するタムロンがソニー傘下に入れば、シグマにとっても従来どおりEマウントを主戦場とし続けるだけでよいのか、戦略の見直しを迫られる可能性があります。
今後、シグマがキヤノンRFやニコンZ、富士フイルムX、さらにはLマウントへの展開を強化するのか。特に、フルサイズRF・Zマウント用レンズへ本格参入するのかは、大きな注目点です。
キヤノンやニコンにとっても、ソニー傘下となったタムロンだけにサードパーティー製レンズを依存するのではなく、独立系メーカーであるシグマとの関係を強化する意味は大きくなります。
日本のカメラメーカー同士が、国内市場の中だけで相手を排除し、囲い込み競争を続けていれば、その間に中国系メーカーが技術力、製品力、販売力を高め、市場を奪っていくことになります。
すでに中国メーカーは、単なる廉価なマニュアルレンズのメーカーではなく、AF、大口径、高性能レンズの分野にまで進出しています。日本メーカーが相互に消耗している余裕はありません。
もちろん、各社が競争することは必要です。しかし、マウントを超えたレンズ供給、部品調達、製造基盤、修理体制、光学技術の継承など、協力できる部分では協力するべきです。
ソニーによるタムロンの子会社化が、単なる囲い込みに終わるのか。それとも、ソニー、タムロン、シグマ、キヤノン、ニコン、富士フイルムなどが、競争しながらも日本の写真・映像文化と光学産業を守る、緩やかな連携を模索する契機となるのか。
仮にソニーが他社マウントの排除に動くのであれば、「ソニーもその程度だった」という評価にならざるを得ません。
今回の動きが、日本メーカー同士の共倒れではなく、中国メーカーを含む世界市場で競争していくための、国内光学産業再編の第一歩になることを期待します。