キヤノン シャッターボタン半押しで動画撮影モードに切り替える新特許

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Canon

キヤノン 動画切り替え方法の新特許

【課題】
静止画モードでの撮影中に操作部材の半押し操作に応じて動画撮影モードに切り替える技術を提供する。

【技術分野】
本発明は、撮像装置、制御方法、及びプログラムに関する。

【背景技術】
静止画撮影モードに設定されている状態において動画撮影開始のボタンが押下されると動画撮影を開始するデジタルカメラが知られている。
特許文献1は、動画撮影中にシャッターボタンを半押しすることでピーキング表示を行い、続いてシャッターボタンを全押しすることで静止画の撮影を行う技術を開示している。

【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
従来、静止画モードでの撮影中に操作部材の半押し操作に応じて動画撮影モードに切り替える技術は知られていなかった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、静止画モードでの撮影中に操作部材の半押し操作に応じて動画撮影モードに切り替える技術を提供することを目的とする。

シャッターボタン半押しで動画モードに切り替え

キヤノンが動画モードへ切り替える方法についての新特許を出願していることが明らかになりました。簡単に言うと、デジカメのシャッターボタンの半押しで動画撮影へ切り替えることができる特許ということになるようです。どのような特許なのか詳しく見ていきましょう(当サイトの解釈です)。

今回の特許は、従来のデジタルカメラでは実現されていなかった、静止画撮影モードのまま半押し操作だけで動画撮影モードへ即座に切り替えるという新しい操作体系を実現するための制御技術を扱ってるようです。一般的なカメラでは、静止画と動画は明確に分離されたモードとして存在し、動画を撮りたい場合にはモードダイヤルを回したり専用の動画ボタンを押したりする必要がありました。しかし、静止画撮影中に突然動画を撮りたい場面が訪れることは多く、従来の操作体系ではその瞬間に間に合わないという問題がありました。この特許は、そうした状況を改善するために、半押しと全押しという二段階の操作を動画撮影の導入に利用するという発想を採用しているとみられます。

静止画モードでライブビューを表示している状態でユーザーが操作部材を半押しすると、カメラは内部で静止画用の設定値から動画用の設定値へ瞬時に切り替え、動画用設定で撮影したライブビュー映像を表示します。そして同じボタンを全押しすると、そのまま動画記録が開始されます。これにより、ユーザーはモードダイヤルを触ることなく、静止画撮影中に即座に動画撮影へ移行できるようになります。

特許では、ホワイトバランスやISO、アスペクト比、AF枠などの撮影パラメータを静止画用と動画用で独立して記憶しておき、半押し操作に応じてそれらを瞬時に切り替える仕組みが定義されています。静止画は静止画に最適化した設定で撮影しつつ、動画は動画に最適化した設定で即座に撮影できるという柔軟性が確保されています。

ここで気になるのが、半押しを動画切り替えに使った場合の静止画撮影時のオートフォーカスの扱いです。従来のカメラでは半押しがAF開始のトリガーとして機能していましたが、この特許では半押しに動画切り替えを割り当てた場合に限り、半押しAFはそのボタンでは動作しなくなります。しかし、これは半押しAFを廃止するという意味ではありません。カメラにはAF-ONボタンが存在し、ユーザーが自由に機能を割り当てられる構造になっているため、静止画撮影時のAFはAF-ONボタンに割り当てて親指AFとして利用することが想定されています。

One Point!:AF-ONボタンって? ピント合わせ専用のボタンで、 親指で押してAFを動かす“親指AF”に使われるよ。

動画モード側ではAFが常時動作するという前提があるため、半押しAFという概念がそもそも必要ありません。半押しで動画モードに入った瞬間から動画用AFが自動的に動作し、全押しで動画記録が開始されるという流れが自然に成立します。こうした構造により、静止画と動画を頻繁に行き来するハイブリッド撮影者にとって、決定的瞬間を逃さないスムーズな操作性が実現されます。

One Point!:親指AFって? シャッターボタンではなく、 AF-ONボタンでピントを合わせる撮影方法だよ。

このように最近は動画と静止画の区別なく切り替えながら撮影する人が増えているため、最もアクセスしやすいシャッターボタンに動画切り替え機能を追加しようというのがこの特許の目的のようですね。

さらにキヤノンの新レンズの特許について「キヤノン AF可能と思われるティルトシフトズームレンズの特許」で詳しくお伝えします。

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