キヤノン 新センサーの特許
【技術分野】
本発明は、複数の光電変換部を有する画素部が2次元配列された撮像素子及び当該撮像素子を搭載した撮像装置に関する。
【背景技術】
撮像装置で行われる焦点検出方法の1つに、撮像素子に形成された焦点検出用画素を用いて一対の瞳分割信号を取得し、位相差方式の焦点検出を行う、いわゆる撮像面位相差方式が知られている。このような撮像面位相差方式の焦点検出(以下、「撮像面位相差AF」と呼ぶ。)の一例として、特許文献1には、1つの画素に対して、1つのマイクロレンズ(ML)に対して複数の光電変換部が形成された画素が2次元に配置された撮像素子を用いた撮像装置が開示されている。複数の光電変換部は、1つのMLを介して撮像レンズの射出瞳の異なる領域を透過した光をそれぞれ受光するように構成され、これにより瞳分割を行っている。そして、個々の光電変換部の信号である位相差信号から像ずれ量を算出することで、撮像面位相差AFを行うことができる。また、画素毎に個々の光電変換部の信号を足し合わせた撮像信号から、画像を取得することもできる。
このような撮像素子において、複数の光電変換部が画素内で横方向に並び、瞳分割が横方向である構成では、被写体が横縞等、横方向の視差が表れにくいものである場合に、焦点検出精度が低下することがある。特許文献2には、焦点検出画素の光電変換部の配置方向を2種類にし、瞳分割の方向を2種類とすることで焦点検出精度を向上させる技術が開示されている。
また、撮像素子における電子シャッタ方式のうち、グローバル電子シャッタ(GS)方式は、全画素で同時に露光を行うことができ、行毎に順次露光を行うローリングシャッタ方式で生じる動体歪みを生じさせずに撮影が可能な方式である。特許文献3には、画素に受光部とADC(Analog-to-Digital Converter)を配置し、全画素同時にAD変換を行うことで、グローバルシャッタを実現する構成が開示されている。また、この方式では、画素から読み出される信号はデジタル信号のため、画素からアナログ信号を読み出す撮像素子と比較して、高速の信号読み出しが可能である。
高速なオートフォーカスを実現か
キヤノンが新センサーの特許を出願していることが明らかになりました。どのような特許なのか見ていきましょう(当サイトの解釈です)。
この特許は、カメラのイメージセンサーにおいて、より正確で高速なオートフォーカスと高画質を両立させるための技術を説明しています。特に特徴的なのは、センサーの中でピントのズレを検出する仕組みと、画像を読み出すタイミング制御の工夫が組み合わされている点だと思われます。
まずピント合わせについては、画素の構造を工夫することで、被写体のズレを横方向と縦方向の両方で検出できるようになっています。具体的には、画素の中の受光部分を横に分けたものと縦に分けたものを組み合わせて配置することで、あらゆる方向のズレに対応できるようにしています。また、色の配置も工夫されており、被写体の色に左右されずに安定したピント検出ができるようになっています。
ここでポイントなのは全画素でクロスセンサーではなく、横方向と縦方向のそれぞれを検出できるように配置して、擬似的にクロスセンサーのような動作をするところのようですね。
このピント検出は、レンズを通ってきた光をわずかに異なる位置で受け、そのズレからピントの前後を判断する位相差方式を使っています。この特許では、そのズレをより正確に取り出せるように設計されており、結果として素早く確実なオートフォーカスが可能になります。
さらに大きな特徴として、このセンサーはグローバルシャッター動作に対応している点が挙げられます。通常のセンサーでは、画面の上から順番に読み出すことで時間差が生じる「ローリングシャッター」が使われることが多いですが、この特許では各画素の信号をいったんセンサー内部のメモリに同時に保持する構成になっており、全画素を同じタイミングで露光するグローバルシャッターが可能になっています。これにより、動いている被写体でも歪みの少ない画像を得ることができるだけでなく、位相差オートフォーカスにおいても時間ずれの影響を抑え、特に縦方向の検出精度を向上させる効果があるようです。
加えて、センサー内のメモリの使い方を工夫することで、ライブビュー表示と撮影を効率よく両立したり、ノイズを低減したり、さらには異なる露光時間の信号を組み合わせて明暗差の大きいシーンでもきれいに写すことも可能になっています。場合によっては、画素をさらに細かく分割しておき、状況に応じて検出方向を切り替えるといった柔軟な動作も実現できます。
このように、この特許は、縦横両方向の高精度な位相差オートフォーカスと、グローバルシャッターによる同時露光、さらに高画質化のための信号処理を一体化したイメージセンサーの構成を提案するものであり、撮影性能全体を底上げすることを狙った技術となっています。
さらにキヤノンの新レンズの噂を「キヤノン 新レンズの噂 年内に5本登場の噂」で詳しくお伝えします。
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