Laowa AF FF 180mm F4.5 CA-Dreamer Macro 1.5Xを発売
LaowaがAF FF 180mm F4.5 CA-Dreamer Macro 1.5Xを発売することが明らかになりました。
RF用レンズのAF問題の解決策
LaowaがAF FF 180mm F4.5 CA-Dreamer Macro 1.5Xを9月15日より発売することが明らかになりました。価格は現在のところ未定のようです。公式ページにも掲載されていない模様です。
このレンズは焦点距離180mmの望遠マクロで、フルサイズセンサーに対応。オートフォーカスに対応しているのはEFマウント、Eマウント、Zマウントで、マニュアルフォーカスに対応しているのはRFマウントとLマウントとしています。
RFマウントとLマウントがマニュアルフォーカスなのは、RFマウントはおそらくキヤノンがAFを認めていないこと、Lマウントについてもアライアンスに加盟していないメーカーにはAFを認めていない可能性があるのだろうと思います。
それを解決しようとしているのが今回のレンズの面白いところですね。RFマウントに関してはフルサイズ用のAFレンズの発売を開放しているわけではないようで、おそらくキヤノンの許可が必要になるのだろうと思います。
一方で、キヤノンのデジタル一眼レフカメラ(DSLR)用のEFマウントレンズは、マウントアダプターを介してRFマウントのミラーレスカメラで使用することが可能です。キヤノン純正の「マウントアダプター EF-EOS R」を使用すれば、EFレンズのAF性能を維持したままEOS Rシステムで利用できます。
この方法を利用すれば、サードパーティメーカーがEFマウント用に製造している豊富なレンズ群を、キヤノンのRFマウントカメラで楽しむことができます。これはRFマウントのサードパーティ製AFレンズが現状少ない状況において、ユーザーにとって非常に大きな選択肢となる可能性がでてきます。
おそらくLaowaではRFマウントの問題を解決するために、わざわざEFマウントを発売しようとしているのだと思いますね。ということはEOS Rの所有者の多くがEFマウントバージョンを買うものとみられます。
ただし、この方法を使えるのは焦点距離が長いレンズだけになりそうです。標準レンズや広角レンズについては、すでにショートフランジバックの利点を活かしたミラーレス専用のレンズが主流になっています。いまからわざわざRFマウントのAF化を実現するために一眼レフ用のレンズを開発するのは現実的ではないと思われますね。
そのため望遠単焦点など、バックフォーカスが長くなってしまうレンズだけ、マウントアダプターを利用したAF化というのが可能になるものと思われます。
よくよく考えれば当たり前のことですが、このような回避方法を思いついて実際に製品に落とし込んでしまうのは、さすがだなと思います。
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