Nikon Z 6IIIのティザーは何を意味しているのか?
Nikon Z 6IIIのティザーが公開されました。その中にはZ 6IIIを表すと思われる文章が登場しており、とても印象的でした。この文章は何を意味しているのでしょうか?
今回のティザーはどのような新製品が発表されるのかわからないようなティザー動画ではなく、Nikon Z 6IIIが登場することが明らかになっているティザーで、かなり珍しいティザーになるのではないかと思います。
動画の中で表示される文章については海外でも話題になっていて、様々な議論が交わされています。当サイトでも以下のように説明しているのですが、その他の解釈はあるのでしょうか?
動画で表示される文章は以下の通りとなっています。
- シャッターを切る前のあの一瞬まで捉えられたら きっと世界が変わる-。
- まぶしい環境下でも 鮮明に見ることができたら もっと良い作品が撮れる-。
- 美しい色のすべてを小さなカメラで表現できたら どんなにワクワクするだろう-。
まず1番目ですが、これはシャッターを切る前の写真も撮影できるということで、プリキャプチャ機能があることが示唆されています。2番目については、おそらくEVFがあることを意味しているのだろうと思います。3番目についてはダイナミックレンジの向上が示唆されているのではないかと考えられています。
このことからわかることとして、海外のSNSなどでは、以下のような機能を示唆しているのではないかという意見が出ているようです。
- プリキャプチャ機能(”シャッターを切る前”から)
- より機能が進化したEVF
- EVFの高解像度化
- 逆光撮影時のEVFの輝度抑制など
- ダイナミックレンジの向上(”美しい色”から)
- 小型なカメラ
- 進化した動画撮影機能(動画を撮影しているように見えることから)
などを指摘する声もありました。
これまでのNikon Z 6IIIの仕様の噂では、低照度と高ダイナミックレンジに特化した新センサーを搭載するという噂があり、これが事実であればダイナミックレンジの向上や、美しい色のすべてをカメラで表現できたら、という文章と合致します。
またEVFの機能向上については、新しい高解像度のEVFをNikon Z 6IIIは採用するのではないかという噂があり、その噂と一致します。
さらに動画を撮影しているように見えること、ローアングルで撮影していることもあり、これもNikon Z 6IIIで噂されている改良されたバリアングル液晶とも一致します。この改良されたバリアングル液晶というのは、既存のものとは角度が違うという未確認情報もあり、その噂と一致する可能性もあるわけですね。
そして、Nikon Z 6IIIは、小さなNikon Z 8になるという噂もあり、これも”小さなカメラ”という表現と一致しています。以前、Nikon Z 8が登場したときに”小さな”Nikon Z 9になるという噂があり、実際にその通りになりました。Nikon Z 6IIIが小さなNikon Z 8になるとしたら、Nikon Z 8とほぼ同じ機能が搭載されている可能性がでてきます。
というわけで、妄想が捗るわけですが、あと1週間後にはどのようなカメラになるのかわかるので、非常に楽しみですね。
- Nikon Z 6IIIは同じクラスで最高のカメラになると予想されている
- コードネーム N2214
- 低照度と高ダイナミックレンジに特化した新しい2450万画素裏面照射型センサー
- 新しいイメージプロセッサ(EXPEED 7?)
- 6k 6048×4032フルサイズ 12ビット NRAW
- 4k 60p ProResRAW
- Full HD 240fps(8ビットクロップ)
- 新しい高解像度EVF 576万ドット
- 改良されたバリアングル背面液晶
- メカシャッター14コマ/秒、電子シャッター20コマ/秒(RAW、14ビット)
- 静止画 jpeg出力で120コマ/秒
- 録画時間 37~120分
- シャッター速度 1/16000
- メカシャッター、電子シャッター
- 293/297 AFポイント
- フォーカスアルゴリズムを刷新(Z 8/Z 9よりも優れる?)
- ほぼ100%のAFカバー率
- 7または8段の手振れ補正(Nikon Z fと同じシステム)
- ピクセルシフト
- CFExpress+SDメモリカードスロット
- PSAMダイヤル
- Nikon Z 6とNikon Z 8のハイブリッドデザイン(Z 6/Z 7より大きいがZ 8より小さい)
- 再生ボタンはカメラの左上にあるNikon Z 6IIのようなものではなく、Z 8(右下)と同じ場所にある
- カメラ本体のサイズ、全体のサイズはNikon Z 6IIに似ている。背面液晶のヒンジのため幅が3~5mm長く、厚さが数mm厚い
- 全体の高さ(EVFの下部)は同じだが、実際のカメラは2~3mm高くなる
- グリップのボタンのレイアウトとデザインはNikon Z 6IIと同じコマンドダイヤルを除いて、Nikon Z 8に似ている
- その他のボタン配置はNikon Z 6IIと同じ
- Nikon Z 6IIIのロゴはNikon Z 8/Z 9と同様に上部にある
- 前面のZロゴもZ 8に似ているが、Nikon Z 6IIのフォーカスセンサーの下にある
- Z 6IIIのボディはZ 6IIより全体的に30-40gほど重い
- Nikon Z 6IIIのボディはZ 8のデザインを踏襲している。Nikon Z 6IIIはミニZ 8で、Z 8はミニZ 9だった
- USB-C 3.0(スーパースピード)
- HDMI Aバージョン2.1(フルサイズ)
- WiFi 2.4/5Ghz、Bluetooth LE接続のサポート
- Nikon Z 6と比較してエルゴノミクスに優れる
- 新しい冷却設計
- 重量700-750g
- バッテリーEN-EL15
- MB-N14バッテリーパック
- オンラインファームアップなど他のニコンのカメラにはないいくつかの新機能
- 価格はヨーロッパで約3000ユーロ
- 公式発表は来週(6月10日~12日)
- 発送は7月中旬に開始される予定
- 現行のNikon Z 6IIは年末まで生産される予定
- NX Studioの新バージョンはZ 6IIIをサポートするため近日中にリリースされる
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コメント
コメント一覧 (2件)
スチルユーザー的にはEVF576万ドットが高級感あって評価ポイント
個人的にはSDカードのダブルスロットが良いけど、動画ユーザーもいるから仕方ないけど、悪影響かな
トリプルスロットにして、MicroSDあった方がマシ
どうせCFexpressは使わないから宝の持ち腐れ
同じカードでないと複数種類のカード持つ必要があって不便
14コマ連写ならUHS-2で対応可能
JPEG1枚8MB14コマで112MB
圧縮RAWも20MB程度なら14コマでも280MBだからUHS-2でもイケるし
RAW+JPEGは1枚30MBとするなら9コマはイケる
もしRAWで連写するならかなりデータサイズは自分なら小さくするけどな
Nikon Z 6IIIには、センサーシールドが装備されていてほしいです。
屋外でレンズ交換するときに、センサーにゴミがつく心配が減ります。