シグマがフルサイズミラーレス向けに新設計レンズを投入するようです
Sony Alpha Rumorsは、シグマが4月中旬に4つの新しいレンズを発表すると確認した。ここでのとても大きなニュースは、これらは最初のフルサイズミラーレス専用にデザインされたシグマレンズになるということだ。
我々は追加でそれらのレンズは最初にソニーEマウントとLマウントシステムとして登場し、Nikon ZとCanon Rマウントバージョンは後から発売されることを確認した
35mm f/1.2
45mm f/2.8
12-24mm f/2.8
24-70mm f/2.8 (this lens will be available later after the release of the other three lenses)(記事を一部意訳しています)
シグマがフルサイズミラーレス用レンズの交換レンズを発売するようです。そして、それはしかもEマウント、Zマウント、RFマウント用のレンズとしても発売していくようですね。
シグマがEマウントやZマウント向けの交換レンズを発売するかどうかは、発売しない可能性もあるのではないかと海外ではかなり話題になっていました。どういうことでしょうか?
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ライカやパナソニックとの関係
シグマは、ライカ、パナソニックとアライアンスを組んでいるわけですが、この関係について、シグマがLマウント向けレンズ以外の発売をしないのではないか?という可能性が考えられたからですね。シグマは質の良いレンズを安価で提供してくれるメーカでしたので、フルサイズミラーレス用の安価で良質なレンズを提供してくれることはうれしいわけですが、パナソニックやライカとしては、良いレンズを他のマウントで発売されてしまうと、自社の優位性を失ってしまうので面白くないはずです。なので、アライアンス結成時に契約として他社マウントのレンズを発売しないよう条件にしていた可能性が考えられていたわけですね。
しかし、今回の噂によれば、ソニー、ニコン、キヤノンのレンズも発売するということで、これはビッグニュースということになったわけです。Zユーザも安価で質の良いレンズが得られるのはうれしいですよね。そしてボディ内手振れ補正があるので、レンズ内手ぶれ補正のない画質的に有利なレンズが作られる可能性もあると考えると楽しみになってきます。
だけど、一つだけ問題がありそうです。
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実質はほぼEマウント専用設計になってしまう
シグマは基本的に同じ光学設計のレンズを作成し、それを各社のマウント用として発売してきました。そのため、各社のマウントで最も設計的に厳しいマウント専用に設計し、それを他者のカメラにも取り付けられるようにしているわけですね。そうすれば、1メーカ用に設計したレンズをすべてのメーカ用のレンズとして利用できるため、経営上効率がいいわけです。
では、今回、どのマウント用としてレンズを開発するのかというと、口径は最も小さいソニーEマウントの46mm、フランジバックは最も長いキヤノンRFマウントは20mmという仮想的なマウントでレンズを作ることになります。
ソニーのEマウントのフランジバックは18mmですので、それより2mmほど長いマウントを仮定してレンズ設計しなければならないわけですが、これではソニーがフルサイズミラーレス用のレンズを作る場合より、さらにレンズ設計の自由度が下がることになります。
多くのメーカや様々な人はソニーのEマウントでは、ニコンZやキヤノンRFより、すぐれたレンズを作るのに高い技術力が必要だと考えているわけですが、それより悪い条件でレンズを設計しないといけないのでシグマとしては、かなり厳しい条件になってしまいます。
これはひいては画質の悪さ、高価格化に寄与してしまう可能性があるので、そこはシグマの腕の見せ所と考えることができそうです。いずれにせよ、フルサイズミラーレスカメラ用のレンズを他社が発売することで、競争が激しくなり、いいレンズが発売される可能性が高くなると考えるとユーザとしてはうれしいですね。
詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
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