キヤノンの24mm f/2.8レンズの特許
キヤノンが複数の超広角、広角単焦点レンズの特許を出願していることが明らかになりました。どのような特許なのでしょうか?
それでは特許の内容をみてみましょう。
【課題】広画角、小型軽量、像ぶれ補正時の周辺画質劣化を抑制しつつ非防振時に高い光学性能を有する光学系及びそれを有するレンズ装置、撮像装置を提供すること。
【解決手段】光学系は、最も物体側に配置された負の屈折力の第1レンズ、及び最も像側に配置され、像側に凸面を有するメニスカス形状の第2レンズを有する光学系であって、無限遠合焦時の等距離射影方式における歪曲収差量、最大像高における実光線の半画角、第1レンズの焦点距離、第2レンズの焦点距離、第1レンズの物体側の面から像面までの光軸上の距離、光学系の焦点距離、第2レンズの像側の面から像面までの光軸上の距離を各々適切に設定すること。
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学系に関し、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、放送用カメラ、銀塩フィルム用カメラ、監視用カメラ等に好適なものである。焦点距離 24.22
Fナンバー 1.85
像高 19.38
レンズ全長 85.24
BF 12.06焦点距離 24.90
Fナンバー 1.89
像高 19.34
レンズ全長 82.62
BF 11.04焦点距離 19.48
Fナンバー 2.88
像高 18.60
レンズ全長 73.01
BF 12.19焦点距離 16.48
Fナンバー 2.91
像高 17.90
レンズ全長 61.37
BF 10.49焦点距離 24.35
Fナンバー 1.85
像高 19.44
レンズ全長 85.06
BF 11.70焦点距離 23.80
Fナンバー 1.85
像高 19.62
レンズ全長 85.25
BF 12.73焦点距離 25.67
Fナンバー 1.83
像高 18.20
レンズ全長 69.38
BF 10.00焦点距離 18.77
Fナンバー 2.91
像高 18.80
レンズ全長 69.89
BF 8.52焦点距離 16.70
Fナンバー 2.91
像高 17.80
レンズ全長 57.21
BF 10.49焦点距離 19.48
Fナンバー 2.88
像高 18.50
レンズ全長 72.08
BF 7.97
キヤノンが新しいレンズの特許を出願していることが明らかになりました。似たような仕様のレンズをなくしてまとめると、以下のようなレンズの特許になります。
- 24mm f/1.8
- 25mm f/1.8
- 20mm f/2.8
- 16mm f/2.8
- 26mm f/1.8
- 18mm f/2.8
レンズの焦点距離は開放f値からみると超広角、広角単焦点レンズの特許になっていることがわかります。また、像高やバックフォーカスから、このレンズは恐らくフルサイズミラーレスカメラを対象にしているものだと思います。
ただ、特許の内容を詳しく読むと、これはレンズシフト式の手ぶれ補正の画質向上に関する特許のようですので、主に手ぶれ補正に関するもので、これらのレンズそのものが発売されるという可能性は少ないのかもしれません。
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