Nikon Z5IIとNikon Z5どちらを買うべきか
Nikon Z5IIとNikon Z5はどちらが優れていて、どちらを購入するべきかという記事が公開されています。この記事では、それぞれどのような機能の違いがあるのか詳しくお伝えします。
要約
- センサー
- Nikon z5IIには裏面照射型が搭載されており、画素数が同じ場合、高ISOでの撮影ではNikon Z5IIが優位になる可能性がある
- ISO感度
- 理論上ではほとんど違いがない。しかし重要なのはNikon Z5IIはISO 204800まで2段増感できるのに対して、Nikon Z5は102400までしか増感できないことだ。
- 動画
- 両方とも4K UHDを録画できるが、Nikon Z5にはクロップなどの制限があり本格的な動画作成者にとってはNikon Z5IIのほうがはるかに適している。
- Nikon Z5IIはさらにSDカードにN-RAW内部記録、10bit N-Log記録などの機能も提供されている
- Nikon Z5も動画撮影には十分優れているが、総合的にはNikon Z5IIの勝ちだ
- オートフォーカス
- Nikon Z5IIには、より優れたNikon Z9と同じフォーカスシステムが搭載されており、9種類の被写体検出モードがある。-10EVまでフォーカスでき、Nikon Z5よりも68%高速と主張している
- 連写
- Nikon Z5は4.5コマ/秒と平凡だが、Nikon Z5IIはJPEGで30コマ/秒、RAWで14/11コマ/秒を実現する。プリキャプチャモードもあり、Nikon Z5IIは素早く動く被写体、鳥、野生動物の撮影に非常に適している
- ピクチャーコントロール
- Nikon Z5IIには専用のピクチャーコントロールボタンが搭載されており、31種類のモードに素早くアクセスできる
- ボディデザイン
- Nikon Z5IIはZ6IIIと同等の防塵防滴性能があり、Nikon Z5よりグリップが深くNikon Z9と同じボタンレイアウトを採用している
- ファインダー
- Nikon Z5IIはNikon Z8/Z9と同等の3000nitのファインダーが搭載されている
- 液晶
- Nikon Z5IIは210万ドットだが、Nikon Z5は104万ドット
- ボディ内手ぶれ補正
- Nikon Z5は5段分の手振れ補正だが、Nikon Z5IIは中央で7.5段の補正効果
- :結論
- Nikon Z5IIは、さまざまな点においてオリジナルモデルを改善している。これはNikon Z5が2020年に発売されたことを考えると当然だろう。Nikon Z5はすぐに製造中止にはならないが、大幅な値引きで購入できない限り、はるかに高性能なNikon Z5IIを選択することをお勧めする。
大幅値引きでない限りNikon Z5IIを
Nikon Z5IIとNikon Z5の機能の違いと、どちらを購入するべきかという記事が公開されています。上記は要約したものになりますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
さて、記事では様々な比較がされていますが、やはり全体的にNikon Z5IIは一つ上のクラスになったというレベルに機能が向上しており、しかもドル換算では発売時の価格差が300ドルということで、かなりコスパの良い製品となっているようです。
もともとNikon Z6IIの実質的な後継機種で本来であればNikon Z6IIIと呼ばれるカメラだったと思うので、Nikon Z5よりも大幅な機能向上は当たり前ということになるのかもしれません。むしろ、Nikon Z5よりも下のエントリーモデルを設定してもいいのかなという感じがするほどです。
というわけで、大幅な値引きでNikon Z5を入手することができないのなら、Nikon Z5IIを選択すべきだという結論となっています。国内ですと10万円ぐらいの差がありますので、このぐらいの差があるとかなり悩むかもしれません。スナップ撮影する程度で動画撮影などもしないのであればNikon Z5で十分なので、コストが気になる人にとってはNikon Z5はいい選択肢になりそうです。
さらに「ニコン “要望があればヴィンテージ風カメラを作り続ける 製品は大ヒット”」ではニコンがレトロデザインのカメラを発売する可能性について詳しくお伝えします。
Nikon Z5II | Nikon Zf | Nikon Z5 | |
画素数 | 2450万画素 | 2450万画素 | 2432万画素 |
センサー | 裏面照射 | 裏面照射 | - |
手振れ補正効果 | 中央7.5段 | 8段 | 5段 |
フォーカスポイントVR | ○ | ○ | - |
ピクセルシフト | ○ | ○ | - |
プリキャプチャ | ○ | ○ | - |
イメージプロセッサ | EXPEED 7 | EXPEED 7 | EXPEED 6 |
被写体検出 | 人物、犬、猫、鳥、飛行機、車、バイク、自転車、列車 | 人物、犬、猫、鳥、飛行機、車、バイク、自転車、列車 | 人物、犬、猫 |
ピクチャーコントロールボタン | ○ | - | - |
Nikon Imaging Cloud | ○ | - | - |
RAW | 14ビット(ロスレス圧縮、高効率★、高効率) | 14ビット(ロスレス圧縮、高効率★、高効率) | 12ビット/14ビット(ロスレス圧縮、圧縮) |
HEIF | ○ | ○ | - |
メモリカード | デュアルSD | SD+microSD | デュアルSD |
EVF | 0.5型 369万ドット 18段階調整 | 0.5型 369万ドット 13段階調整 | 0.5型 369万ドット 11段階調整 |
高速連続撮影 | 約14コマ/秒(拡張) | 約14コマ/秒(拡張) | 約4.5コマ/秒 |
測光範囲 | -4~17EV | -4~17EV | -3~17EV |
露出補正 | +-5段 | +-3段 | +-5段 |
常用ISO | 100~64000 | 100~64000 | 100~51200 |
AF検出範囲 | -10~19EV | -10~19EV | -3~19EV |
フォーカスポイント | 299点(オートエリアAF時) | 273点(シングルポイントAF時) | 273点(シングルポイントAF時) |
4kUHD | 4k 60p | 4k 60p | 4k 30p |
動画記録時間 | 125分 | 125分 | 29分59秒 |
動画ファイル形式 | NEV、MOV、MP4 | MOV、MP4 | MOV、MP4 |
動画圧縮方式 | N-RAW(12bit)、H.265/HEVC(8bit/10bit)、H.264/AVC(8bit) | H.265/HEVC(8bit/10bit)、H.264/AVC(8bit) | H.264/MPEG-4 AVC |
風切り音低減機能 | ○ | - | - |
N-Log | ○ | ○ | - |
HDR | ○ | ○ | - |
RED監修LUT | ○ | - | - |
モニター | 3.2型 210万ドット バリアングル | 3.2型 210万ドット バリアングル | 3.2型 104万ドット チルト |
HDMI | Type D | Type D | Type C |
Bluetooth | V5.0 | V5.0 | V4.2 |
静止画バッテリー容量(ファインダー) | 最大約380コマ | 最大約410コマ | 約390コマ |
重量 本体のみ | 約620g | 約630g | 約590g |
サイズ | 約134×100.5×72mm | 約144×103×49mm | 約134×100.5×69.5mm |
直販価格 | 25万8500円 | 29万9200円 | 18万2600円 |
(source)PhotographyBlog
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コメント
コメント一覧 (1件)
何をどの様に撮影するか、購入資金にどのくらい余裕があるかで機種を決定されると思います。
EXPEED7とEXPEED6ではオートフォーカス性能が違いすぎます。
Z5をお持ちの方は、Z5Ⅱのボディだけ購入されるので敷居は低いと思います。
また初めて購入される方は、予算の許す限りハイスペックのものを購入すべきです。
型遅れの製品を買うと使用後暫くすると後悔すると思います。
交換レンズは、随分高額になりましたが、時間が経つと案外購入できるものです。