α1 II、α1、α9IIIの主な仕様の比較
α1 IIが正式に発表されました。そこで、仕様表からわかる範囲で、どのような仕様に違いがあるのか、主に違う点に注目して機能をまとめてみました。
α1 II、α1、α9 IIIの仕様比較
α1 II | α1 | α9 III | |
---|---|---|---|
有効画素 | 約5010万画素 | 約5010万画素 | 約2520万画素 |
8k動画 | 8k 30p | 8k 30p | - |
4k動画 | 4k 120p | 4k 120p | 4k 120p |
測距点数 | 最大759点 | 最大759点 | 最大759点 |
AF検出輝度 | EV-4 – EV20 | EV-4 – EV20 | EV-5 – EV20 |
被写体認識(静止画) | オート、人物、動物、鳥、昆虫、車、列車、飛行機 | 人、動物、鳥 | 人、動物、鳥、昆虫、車、列車、飛行機 |
EVF | 0.64型 943万ドット | 0.64型 943万ドット | 0.64型 943万ドット |
モニター | 3.2型 209万ドット | 3.0型 144万ドット | 3.2型 209万ドット |
モニター可動 | バリアングル | チルト | バリアングル |
シャッター速度 | 電子:1/32000-30秒 メカ:1/8000-30秒 | 電子:1/32000-30秒 メカ:1/8000-30秒 | 電子: 1/80000-30秒 |
フラッシュ同調 | 1/400秒 | 1/400秒 | 1/80000秒 |
手振れ補正 | 8.5段(中央) | 5.5段 | 8.0段 |
連続撮影 | 約30コマ/秒 | 約30コマ/秒 | 約120コマ/秒 |
NFC対応 | - | 対応 | - |
USBストリーミング | 対応 | ? | 対応 |
マイク | ボイスメモマイク内蔵 | - | ボイスメモマイク内蔵 |
ブリージング補正 | 対応 | - | 対応 |
静止画撮影枚数EVF | 約420コマ | 約430コマ | 約410コマ |
重量(電池、メモリ含む) | 約743g | 約737g | 約703g |
サイズ | 約136.1 x 96.9 x 82.9 mm | 約128.9 x 96.9 x 80.8mm | 約136.1 x 96.9 x 82.9 mm |
グローバルシャッター | - | - | 対応 |
リアルタイム認識AF | 対応 | - | - |
AIユニット | 対応 | - | - |
プリ撮影 | 対応 | - | 対応 |
レリーズタイムラグ | 対応 | - | 対応 |
連写速度ブースト | 対応 | - | 対応 |
ノイズ低減用撮影 | 対応 | - | 対応 |
D-アクティブモード | 対応 | - | 対応 |
C5ボタン | 対応 | - | 対応 |
想定価格 | 99万円 | 80万円 | 88万円 |
AIプロセッサによる機能向上がメインか
α1 IIの機能を比較してみました。上記は手作業でまとめたものですので、間違っている部分、違いがあるけど記述がない機能などがありましたらご指摘いただけると助かります。
さて、様々な違いがあるようですが、基本的にはα9 IIIにも搭載された様々な機能が追加され、さらにAIプロセッサを搭載したことによる、被写体の認識機能の向上が目玉の機能となっているように思えます。
ソニーのサイトによれば、AIプロセッシングユニットを搭載したことで、人物の骨格や姿勢などに基づいた人間の認識に加えて、人間以外の被写体に関しても同様な高精度の被写体認識を可能にしているとしています。またリアルタイム認識AFにより、人物の瞳の認識性能が30%向上したほか、顔が見えない場合でも動体や頭部の位置を認識することで、より認識性能が向上しているとしています。そして、それぞれの人間の姿勢も認識することができるので、複数の人が入り交じるような撮影シーンでも、特定の人物を追尾し続けることが可能になっているとしています。
今回は、この被写体認識機能の向上が主な目的となっていて、プリキャプチャなど必要な人にとってはかなり重要な機能も追加されていますが、基本機能にはそれほど違いはないので、そのあたりが許容できるのならα1を購入する/使い続けるという選択肢もでてくるのかなと思いますね。
そして被写体の認識性能については仕様からはわからないので、今後のα1と比較する形でのレビューを待ちたいところです。
α1 IIの主な仕様
センサーサイズ | 35mmフルサイズ Exmor RS CMOSセンサー |
画素数 | 約5010万画素 |
センサークリーニング | アンチダスト |
イメージプロセッサ | BIONZ XR |
AIユニット | AIプロセッシングユニット |
手ぶれ補正 | イメージセンサーシフト方式5軸補正 |
補正効果 | 8.5段 |
高速連続撮影 | 電子シャッター時:最大約30コマ/秒 メカシャッター時:最大約10コマ/秒 |
動画撮影 | 8k 30p、4k 120p |
シャッター速度 | 電子シャッター:1/32000-30秒 メカシャッター:1/8000-30秒 |
フラッシュ同調 | フルサイズ:1/400秒 APS-C:1/500秒 |
ISO | ISO 100 – 32000 拡張:50、102400 |
フォーカスポイント | 最大759点 |
EVF | 0.64型 943万ドット |
背面液晶 | 3.2インチ 209万ドット バリアングル |
メモリカードスロット | SD、CFExpress Type Aデュアルカードスロット |
サイズ | 約136.1 x 96.9 x 82.9 mm |
重量 | 約743 g(バッテリ、メモリ含む) |
(via)ソニー
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コメント
コメント一覧 (4件)
AIAF+積層機についてはα9ⅲが先行しているのでα1初代との比較がすでに出ていますが、人によって誤差が大きな差かが分かれる印象ですね。それ以外は個人的にEVFに変更点がほとんどなかったというのが驚きでした。リフレッシュレートが120pに下げられて解像度upする程度?
プリキャプチャーはRAW(圧縮非圧縮問わず)が使えたらかなり大きいですね。
液晶画面のドット数アップ以外はファームアップで出来そうな内容だよな(笑)
あと目立った変化はIBISが3段良くなったくらいか、それに追い銭20万かぁ〜
マイナーチェンジとは言いませんが驚きはなかったですね。
無難なII型というか。
ただ発売が12月13日なのは意外と早く、EOS R1を意識したのか、こうなるとα1IIIは2028年の夏季五輪開催前に大幅な進化を遂げて出てきそうな気配もしますね。
しかし8k 60pを撮れる機種がいまだにαにないのはソニーとしていいのでしょうか。
フラッグシップでも撮れないとなるとガッカリですが、この後すぐにα7SIVかFXシリーズかでやるのか、CineAltaのVENICE 2だけのものになるのでしょうか。
被写体認識にオートが加わったのが良いですね。
今まで何故無いのか不思議でした。
キヤノンにはあったかな??
このクラスは持ってないので分かりませんが
オートがあれば咄嗟の自体に対処できそうで
使いやすくなりそうです。