Nikon Z 6IIIのセンサーはやはりニコン開発か
Nikon Z 6IIIのセンサーはどこが設計、開発したものなのかということが話題になっています。一部での情報でニコンが独自に設計したという情報がありましたが、実際にはどうなのでしょうか?
Nikon Z 6IIIが搭載した世界初の部分積層型センサーはかなり話題になっています。ネットなどでは、このセンサーがどこが開発し、設計したのか話題になっています。
日経新聞の記事では、Z 6IIIのイメージセンサーはニコン独自設計としていますが、解釈がいろいろ可能なため、本当にニコンが開発し設計したのかということは疑問なままでした。
ニコンは17日、フルサイズミラーレス一眼カメラの新機種を7月12日から販売すると発表した。独自設計した画像センサーや処理エンジンを搭載し、走る野生動物などの動く被写体を捉えやすくした。撮影にこだわりのあるハイアマチュア層などの需要を取り込む。
しかし、本日開催されたニコンの株主総会で、Nikon Z 6IIIのセンサーは、ニコンが設計、開発をしたという質疑応答があったとの情報が寄せられました(情報ありがとうございます)。そのため、Nikon Z 6IIIのセンサーはニコンが独自に開発、設計されたイメージセンサーであることがほぼ確実になったと考えられると思います。
fujita
2024年6月24日 15:34
Nikon Z 6IIIのセンサーはニコンの設計開発なのは、今日の株主総会での質疑応答でも答えていたので間違いないと思います。
このことから、ニコンが部分積層型についての特許を取得している可能性があり、ニコン独自のセンサーとすることも可能かもしれません。
ちなみに、ニコンは複数の領域を同時に読み出す方式の特許を出願しています(Z 6IIIの部分積層型センサーと関係あるかどうかはわかりません)。
図8に示す例では、垂直走査回路22によって、期間T1において、各既定部分領域ARにおける1行目の画素PXの行に相当する撮像領域21における1行目、4行目及び7行目の画素PXの行について同時に読み出し制御が行われ、その次の期間T2において、各既定部分領域ARにおける2行目の画素PXの行に相当する撮像領域21における2行目、5行目及び8行目の画素PXの行について同時に読み出し制御が行われ、その次の期間T3において、各既定部分領域ARにおける3行目の画素PXの行に相当する撮像領域21における3行目、6行目及び9行目の画素PXの行について同時に読み出し制御が行われ、これにより1フレーム分の読み出しが終了する。
というわけで、Nikon Z 6IIIの部分積層型センサーが、ニコンの他の機種にも搭載される可能性は高く、さらに今後、大量生産効果により、さらに安価になる可能性もあるので、次のカメラにも期待がかかりますね。
部分積層型センサーとはどのようなものなのかについては、以下の記事をご覧ください。
さらに「Nikon Z 6IIIの中国からの情報流出は初期製品が3月に配布されてから始まった!?」ではZ 6IIIの情報流出過程について詳しくお伝えします。
(記事元)https://mirrorless-camera.info/column/32323.html
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コメント
コメント一覧 (3件)
研究開発をしていないわけがないのですが、製品として形になるのとそうでないのとではやはり印象は変わりますから、事実なら素直に嬉しいですね。
どこからどこまでが…という点やα7SⅣ採用の噂についても気になるところ。
Z9の時もそう言ってませんでしたか?
ソニーの試作品ですが
独自性を謳うのはいつものことですが,試作品が使われたという事実はどこにもありませんよ。