放射線に強いカメラの開発
放射線に強いカメラが開発されているようです。宇宙でも安全に利用できるカメラになるのでしょうか?
スマホのカメラを含むデジタルカメラは「画素」と呼ばれる点の一つ一つが受け取った光を信号に変えて映像を作る。しかし、強い放射線を受けると点の一つ一つに電気がたまり壊れてしまう。
この会社では、カメラが強い放射線を浴びても壊れないよう、画素一つ一つにたまる電気を調整する技術を開発。開発したカメラは、IAEA・国際原子力機関やJAXAの次期人工衛星で使われる。
放射線に強いカメラについてFNNプライムオンラインが報じています。アイキャッチ画像は人工衛星のイメージ画像です。
記事によれば福島第一原発の燃料取り出しに向けて、強い放射線にも耐えられるカメラが開発されているそうです。
記事にもありますが、いまのデジカメのイメージセンサーは強い放射線をあびると画素に電気がたまり壊れてしまうのだそうです。そこで、このカメラでは画素にたまる電気の量を調整する技術を開発して放射線に強いセンサーを開発したとしています。そして、そのセンサーを燃料を取り出すロボットに搭載して活用するようです。
国際宇宙ステーションでも活躍できるか
当サイトでは、以前、国際宇宙ステーションにあるニコンのカメラが半年に1度新しいものに交換されているということを紹介しています。

こちらの関連記事によれば、国際宇宙ステーションには15台前後のNikon D5があり、これは放射線で次々とセンサーが劣化していくため、6ヶ月に一度新しいカメラに置き換えられているそうです。
この新しい放射線に強いセンサーは静止画に必要な画質を出せる性能があるかわかりませんし、フルサイズセンサーにすることが可能かどうかもわかりませんが、もし同じ技術を採用できれば、交換せずに宇宙で数年間も利用できるカメラとして宇宙に送り出せる可能性も考えられそうですよね。
いずれ放射線に強いフルサイズが開発されるときがくるのでしょうか?
さらに「Nikon Z 6III発表の可能性:二つのサイトの間で交わされる議論」ではZ 6IIIの噂について詳しくお伝えしています。
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(記事元)https://news.yahoo.co.jp/articles/fd504d2c97d34904fd6eeabe15613b772b0c8b3b
コメント
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多くの人工衛星に搭載されているカメラは強烈な宇宙線(ガンマ線等)から
カメラを守るために通常のカメラとは次元の違うガードが施されているはずです。
その価格も我々が思いつくイメージとは遠い物でしょう。
ミニ、マイクロ人工衛星は地表に近くバンアレン体の内側なので多少は大丈夫ですが
月や惑星間飛行となればそうはいきません。
その技術を利用して福島第一原発の燃料取り出しに向けての調査に使用される
のでしょう。
炉心近くの放射線は強烈で東海村の施設から特殊なセンサーの開発依頼を受け
あらかじめ使用する部材の被爆試験をして貰いましたが、一部の部材が
ボロボロになったのは驚きでした。
バンアレン体ではなくバンアレン帯でした誤変換に気がつかず
申しわけありません。