今後も中高級機の投入を計画
ニコンが今後も中高級機を市場に投入し、新規ユーザや若年層への販売拡大に注力する方針を掲げています。
映像事業は、ミラーレスカメラのフラッグシップモデル「Z 9」の先進機能を展開した新製品「Z 8」、「Z f」の販売が好調に推移し、レンズ交換式デジタルカメラ・交換レンズともに販売数量を伸ばしています。今後も、趣味・プロ層向け中高級機の市場投入を計画しており、コアファンに加え、新規ユーザー、特に若年層の拡大に注力する方針です。また、今後市場の拡大が予想される動画機においては、業務用としてハリウッド等で支持されているRED社の先進技術を活かした新たな価値を提供することで、事業領域の拡大と収益源の獲得を目指します。
エントリーモデルは期待薄か
ニコンが事業別の進捗状況を発表しています。映像事業の進捗状況に関しては上記のようになっていて、Nikon Z9、Nikon Z8、Nikon Z fの販売が好調に推移しているとしています。また、今後の計画としては、中高級機の投入を今後も計画していて、新たなユーザや若年層の獲得に努めるという内容となっていますね。
気になるのは、新規ユーザや若年層の拡大に注力するという点です。若年層の定義がよくわかっていませんし、例えば一般的には若年層に分類される20代の前半の人にお金がないと決めつけで言うわけではありませんが、一般的に年齢やスキル、経験とともに給与が上昇する傾向があるので、なかなか若い人が30万、40万といったカメラ(レンズ込み)を簡単に購入できるとは思えません。
また、新規ユーザに関しても同様で、他社から移行する新規ユーザならまだしも、スマホからステップアップするような新規ユーザの場合も、カメラを趣味として長く続けていけるかどうかもわからないのに、数十万もするカメラを購入するというのは、かなりハードルが高いようにも思えますね。
なので、これらのユーザに購入してもらうには比較的低価格なエントリークラスのモデルが必要だと思いますが、ニコンはやはり利益率重視で中高級機に注力していくのでしょうか?フルサイズは仕方がないとしても、APS-Cで、せめて標準ズームか単焦点込みで10万円台前半という比較的廉価なエントリークラスの製品がなければ、新規ユーザや若年層の取り込みは難しいのかなと思います。
それともこの文面ではニコンがエントリークラスの廉価なカメラの販売も検討している可能性もあるのでしょうか?少し気になったので記事にしてみました。皆さんはどう思われますか?
(記事元)ニコン
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コメント
コメント一覧 (10件)
そうならば、いきなりAps-cのフラッグシップ出してください!
お願いいたします。
Z50やZ30はなんだかんだ売れているのでそこを切ることはないと思います。
ただZ5のような10万円台半ばくらいで買えるようなFF機は出さないかもしれませんね。
Z5IIが中身Zfになれば20万円台になってしまうと思いますし、EVFレスで10万円台のFF機Z3?を出すのだろうか。
Z50 Zfc はなくさないでしょ。
売れてますからねえ、ファミリー層や若い人に。
Z30はどうかなあ・・・ま、中身はほとんどZ50と同じだし。
維持するでしょ。
それ以下のクラスを出すことはないと。
キャノンでいうとR100みたいなのは。
あと、中身はZfで外見はZ6でいいのでそういうの出してほしいけど。
名前はZ5Ⅱとしてって、希望する人多いと思うんですけど。
まあ高級機のみじゃなくて、中高級機ですからね。
ダイジョーブかな。
ちょっと心配。
となればZfのベースタイプとなるであろう安価なフルサイズ機としての「Z5ⅱ」は難しいかもしれませんね。純粋なスチル機というよりは何か付加価値を付けてそこそこの価格で出してくるのかも。
APS-C機についても同様。他社はフルサイズの導入、あくまでビギナー向けという立ち位置で足並みが揃っていて、上級(タフな)ユーザー向けの高性能APS-C機はほとんど空白状態です。この空白を埋められるようなカメラが1機種でもあれば、そこのパイを丸ごと掻っ攫うことも可能でしょう。
具体的には超望遠(動体)撮影になりますが、幸いニコンには400mm以上の望遠レンズが充実しています。そういったボディ自体の売上が見込めないとの声はありますが、Zの豊富な超望遠レンズ群も併せたセールスに繋がりますし、この分野はまだまだスマホとは競合しない分野です。商機はあると思います。
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以前も書きましたが、経営計画を見る限りニコンにおける初級機とはイコール安価機ではなく記録目的に限定されるような低付加価値なモデルであると思われます。
より需要の見極められた(遊び心に乏しい?)モデルに偏ってしまう可能性も無きにしも非ずですが、現Z DXシリーズのようなエントリー向けのモデルは無くならないでしょう。
中級機・高級機の区分が微妙ですが、
初級機(Z50・Z30・Zfc)
中級機(Z7シリーズ・Z6シリーズ・Z5・Zf)
高級機(Z9・Z8)
という感じなのでしょうか。
中級機・高級機へのテコ入れとして考えるなら、やはりZ7iiiとZ9・Z8の更新でしょうか。あとは動画専用の中級機は外せないでしょう。ただ、それがZ6iiiのような気もしますし、今後の展開を考えるなら、スチル機としてのZ7iiiですかね。そして今までのZ6シリーズの立ち位置を受け継ぐZ5iiでしょう。
新シリーズとして考えるなら、今回Z50iiの更新が予定されていますが、Z50ii以上の新型APS-Cが出てくる可能性も高まったのではないでしょうか。
利益の出ない設定にはしないってだけの話
生産能力が元に戻らない以上、限られた枠の中で考えるならば上位機種から売るだけの話
余裕が出たら下位機種にまで手を伸ばす
そういう単純な話
新規ユーザや若年層への販売拡大を考えるならば近々Z50Ⅱ が
出ても良さそうですね。
噂を信じて良いか分かりませんが新型が出たら買おうか思案中です。
現行最新機のラインナップはフルサイズ6種(9,8,7,6,5,f)・APS-C3種(50,30,fc)とかなり多いです。キヤノンがフル5種・APS-C4種、ソニーがフル8種・APS-C3種ですから、リソース差を考えれば些か多すぎるような。この上60や70を増やすのは厳しそうです。
かと言って50や30を削ると(狙わないと言えど)シェア影響大きすぎるので残す気がします。削るとしたら役割の被る7や利幅の少なそうな5?
また、上から下へというニコンの製品開発方針から、50IIが先に出たら望み薄でしょうね。そこにパイはあるのか、無いのか……。