各カメラ関連メーカで供給不足が発生
カメラ業界の供給不足問題が深刻化しています。大手メーカの出荷遅延が常態化しています。どのような理由があるのでしょうか?
ご存じかもしれないが、ソニーが発表した最後の製品(α9 III、300mm GM、24-50mm G)は発表から3ヶ月後に出荷されたばかりだ。さらに信頼できる情報筋から、ソニーは生産に問題を抱えているために噂されている16-25mm Gレンズの発売が遅れていることが分かっている。最近では、シグマやOMデジタルも出荷遅延を発表している。その理由についての情報はない。しかし、本日、八百富カメラは「部品調達の困難さ」について記述している。
これは業界のほとんどに影響を与えている部品のボトルネックのようなものだろうか?最新情報では、今後発売される予定のZV-E10 Mark IIも予定より遅れて出荷されるということだ。この件について、情報筋がもう少し詳しく教えてくれるといいのだが。
構造的な問題?
シグマやOMデジタルが製品の供給不足を告知したことで、多くのメーカで供給不足になっていることが明らかになっています。記事では、これは日本のカメラ関連メーカにおける構造的な問題なのではないかという観測もでているようですね。
ここで、現在、供給不足を告知している製品の一覧をまとめてみます。抜けがあったら申し訳ありません。
- ニコン
- Nikon Z f
- 180-600mm f/5.6-6.3
- キヤノン
- RF100-300mm F2.8
- RF10-20mm F4
- RF200-800mm F6.3-9
- ソニー
- 300mm F2.8
- 富士フイルム
- X100VI
- OMデジタル
- PEN E-P7
- E-M10 Mark IV
- シグマ
- 18-50mm F2.8
- 56mm F1.4
- 85mm F1.4
- 500mm F5.6
- リコー/ペンタックス
- GR III
上記では大阪の梅田にある八百富カメラのポストについて記述しています。元記事はおそらくこちらだと思います。
ポストされているように日本の存在感が低下していたり、円安があったりと様々なことが影響している可能性は確かに高そうです。
これが正解かどうかはわかりませんが、この他にの能登地震で被災した企業や工場がカメラに関係している製品を供給していたりとか、中国から撤退する企業が増えてサプライチェーンの再構築を迫られている可能性もあるのかなと思いますね。
さらに熊本ではTSMCが半導体製造工場を稼働させるということで、様々な部品や原材料が熊本に集まっているような状況らしいので、それでカメラ関連の部品を製造している会社まで原材料が回ってこないという可能性もあるのかもしれません。特に製造機械を作ったり配線したりする銅などが不足している状況もあるようですし、可能性はないとはいいきれないのかなと勝手に妄想しています。
というわけで、単に想定以上の需要があるだけ=ただ単純にカメラ市場が復活しているからなのか、それとも構造的に何らかの問題が発生しているということになるのでしょうかね。このあたりは前者はいいことですが、後者だとするとかなり問題になるかもしれません。心配です。
さらに「ソニーが新レンズ4本を夏までに発表?? 3本のレンズの内訳が判明か??」ではソニーの新レンズの噂について詳しくお伝えします。
(記事元)SonyAlphaRumors
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コメント
コメント一覧 (4件)
以前のようなデジタルにおける技術の進歩と共に大量に売れた時代は
終わりました。
今は少し前の機種でも現行品と比較しても大きな進歩はありません。
従ってラインを大きく出来ない。
なので一時的には品不足が出るかもしてません。
技術がプラトーに達すれば売れ行きは落ちます。
怖くてメーカーはラインの増強などできません。
“なので一時的には品不足が出るかもしてません。”は
“なので一時的には品不足が出るかもしれません。”の
誤りです。
申しわけありません。
大きな進歩がない、と断言はできないと思います。進歩は大きいけど「超凄い」が「超々凄い」になったので大半の人は実感できない(けれど必要な人にはとても重要)、ということもあります。
ただし、市場そのものが小さくなっている&V字回復の見込みが無いのは間違いなく、進歩がどうあれ安易に生産力増強なんてできないでしょうね。
E-P7やE-M10IVは「X100VIやGRIIIの売れ行きに触発されて」なんて話もありますが、生産逼迫やUSB-C関連の方が可能性が高く思えますね……。
再び投稿失礼します。
供給不足が起きているのはメーカーの心地よい宣伝につられ
試しに買ってみて、飽きれば高値が付くうちに中古市場に流すと
言ったことが常態化しているようにも思えます。