ニコンは将来もFマウントをサポートする
ニコンのFマウント製品の生産が終了したという噂について記事が公開されています。一部の情報源がニコンのFマウント製品の生産が終了したと報じたことに対し、ニコンはこれを否定し、Fマウント製品の生産、販売、サポートは従来通り行われているとコメントしています。
昨日、ニコンがFマウント製品の生産を終了したという噂が広がった。しかしPetaPixelへの声明で、ニコンはこの主張を否定している。
急速に広まったこの話では、NikonRumorsは、昨日、情報筋からニコンがFマウント製品の生産を積極的に停止したと主張した。これらの製品はまだ購入可能かもしれないが、噂のサイトでは、それらの製品はもはや積極的に製造していないと主張した。
ニコンは明確にこの噂を否定している。
「外部のウェブサイトに書かれた噂についてはコメントできない。ニコンはFマウント製品の生産、販売、サービスを続けていく」とニコンはPetaPixelに伝えている。
ニコンが単にすべての製品ラインを近いうちに廃止すると言いたくないだけである可能性がある。これはカメラ会社にとってはとってはあり得ることであり、予想外のことではない。しかし、その公式声明を裏付ける証拠は多く存在する。
ニコンジャパンは現在も国内で利用可能な一眼レフを4台リストアップしている。一方、米国ニコンはさらに一歩進んで13台の一眼レフをアクティブとしてリストアップしているが、一部は確かに在庫切れだ。
レンズに関しては、ニコンは複数の非常に古い一眼レフ用レンズを終売リストに載せているが、まだ利用可能なレンズの健全なリストを維持している。これは米国ニコンも同様だ。
主張の根拠はニコンが在庫がある限り、何も公式に製造中止としてリストアップしないということだ。そして、それはその後、初めて製品が「旧製品」、または製造中止のリストに追加される。もちろん製品が製造されなくなった後も、在庫はしばらく続くことはあるが、ニコンはFマウント製品の製造を続けていると断言している。噂は確認する情報が必要ないため、ニコンがFマウントをサポートし続けるのか懐疑的な人も多いだろう。
しかし重要なことは、ニコンがこのように一斉に一眼レフのサポートを突然放棄することは、ニコンの性格からすると考え憎いということだ。まずニコンは多くの一眼レフとFマウントレンズを販売している。そして将来は明らかにミラーレスであり、ニコンはいずれFマウントを廃止するだろうが、通常は古い製品を廃止するのには時間をかける。
例えば、写真家は2019年にまだ新品のNikon F6を購入することができた。デビューから15年、ニコンがNikon D1を発売してから20年後だ。Nikon F6はその1年後についに廃止された。
いずれにせよニコンの一眼レフユーザは心配する必要はない。サポートはどこにも行かない。
一眼レフユーザは心配する必要はない
ニコンのFマウント製品の生産終了報道とニコンの声明を受けてPetaPixelが記事を公開しています。
まず、この記事元は、ニコンがFマウントの生産を終了したという噂を記述したサイトと、あまり良い関係にないため、最初から否定しにかかっている可能性もあるので、そのあたりは注意して読まないといけないかもしれません。それを踏まえて読んでみましょう。
さて記事では、ニコンは今後もFマウントをサポートしていくので、一眼レフユーザは心配する必要がないとしています。それは、これまでのニコンのカメラに対する考え方や、現在の一眼レフやFマウントレンズが販売されていることをみればわかることであるとしています。
その一つの例としてフィルムカメラのNikon F6が2019年まで発売されており、入手することができたことを挙げています。確かにその流れをみるとかつてのユーザにかなり手厚いサポートをしていることがわかりますね。なのでニコンがNikon D6などをしばらくはフラッグシップとして発売し続ける可能性は高いと思います。
レンズに関しては、すでに終売になっているレンズが結構あって、例えばマクロレンズなどはAPS-C用の標準マクロがリストされているだけで、フルサイズ用のマクロはリストに掲載されていません。
一方で記事では、ニコンが単にFマウント製品を廃止すると言いたくないだけかもしれないとも述べています。思い出すのはNikon 1で、Nikon 1の時も発売をし続けると述べていましたが、最終的にはディスコンになりました。メーカは絶対にシリーズそのものを終売にするとは言わないという意見もあり、このニコンの声明が本当に正しいのかどうかはわかりません。
しかし、少なくとも特殊なレンズはともかくフラッグシップと主なレンズについては、しばらくは提供してくれるのではないかと思いますね。またレンズに関しては中古という選択肢も考えられます。
さらに「ニコン新バッテリーグリップを認証登録 新カメラの発売を示唆するか」では新バッテリーグリップを発売する意味について詳しくお伝えしています。
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コメント
コメント一覧 (9件)
なんだか馬鹿らしい噂ですね。
ニコンの一眼レフはまだ4機種が現行製品で、D500など旧製品でも修理はうけつけて
別記事でも取り扱われていましたが、恒例行事みたいなものになってませんかね?
外野は面白いのかもしれませんが、現役のFマウントユーザーとしては正直不快な印象を拭えません。
ネタ元がNikonRumorsという点にも色々(以下略
途中でで送信されてしまいました。失礼しました。
なんだか馬鹿らしい噂ですね。
ニコンの一眼レフはまだ4機種が現行製品で、D500など旧製品でも修理は受け付けています。
Fマウントレンズにおいては、現行製品が20本ほどあります。
一度に生産中止になるとは思えません。
この前もNRの記事をPPがぶん殴ってましたが、今回は単なる噂サイトとメディアサイトの違いを見せつけたってとこでしょうか。
来週には全部カタログ落ちしてる可能性も0%とは言えないものの、少なくとも「もう製造してない」は完全否定された格好です。
いずれ辞める時は来るでしょうが、騒いだところで……ですね。
既にDXの標準レンズは全て販売終了。
当然同レンズアクセサリーも販売終了
カメラはZマウントのDXタイプカメラを使えばいいですが、手持ちのFマウントレンズのレンズアクセサリーが手に入らないのが困ります。
ニコンは販売終了をしないと言っていますがニコン1も何時の間にか販売終了。
長く販売されていたマニュアルAiニッコールとボディ側のモーターで動くDタイプレンズもレンズアクセサリー共々一気に販売終了となっています。
Fマウントレンズ及びレンズアクセサリーで必要なものは早めに手に入れおくことに限るようです。
ニコンはNikon1で前科があるので心配する人が居ても不思議では
ないと思います。
また販売終了と共に短い期間でバッテリー等、終売になる等ですね。
一番痛かったのは標準ズームと同じ構造の駆動機構を使いながら
リコールせず放置などあまり良いイメージはありません。
仕方がないので有償修理はしました。
ちばちばさんの書かれていることが全てじゃないですかね?
ヨドバシなどの大型店舗にラインナップが存在し公式HPにも掲載されている以上、在庫限りの供給体制というのはありえません。
現在Fマウントボディは生産拠点をタイに、レンズは日本・タイ・委託で集約できていますから、中国工場の閉鎖等でごたついたNikon1やCOOLPIX DLの時のようなことは起きないでしょう。
とはいえ、中期経営計画では2025年度におけるFマウントシステムの売上収益を全体の1割近くまでにすることを掲げていますから、ラインナップを縮小方針であることは間違いないでしょうね。
そもそもですがこういうのは一律に終了とかでなく各商品の状況によって順次終了になるのが自然でしょう。
Nikon1を一例に挙げているコメントが散見されますが、Fマウント(一眼レフとレンズ)のシェア率を考えた上で同一には語るのは無理がありますよ。
個人的には、D7500が販売終了となると少し衝撃を受けそうで、D5000&D3000系が売れていたのに突然終了だったので、ちょっとですが恐れながらニコンダイレクトは見ます(噂も気にはなる。申し訳ないですが明らかに買えないのでD6には興味がないです)。とにかくここ1年は動きがなかったような気はするわけですが、Kiss 10Xiは終了のようですし、でもR7が出た割には90Dは続いているしで、なかなか難しそうではあります。