キヤノン 新レンズの特許
【課題】
全長固定で動画撮影に好適であり、コンパクト且つ、全被写体距離で高い光学性能であるズームレンズを提供する。
【技術分野】
本発明はズームレンズ及び撮像装置に関する。
【背景技術】
近年、固体撮像素子を用いた一眼レフカメラ、デジタルスチルカメラ、ビデオカメラ等の高画質化が進んでいる。特に一眼レフカメラは、撮影時の画質の高精細化に加え、動画ニーズの高まりに応えるためAFの高速化の要望がある。
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1、特許文献2に開示されているズームレンズは、Fnoが小さく、全ズーム域、全物体距離にわたり高い光学性能を達成していることを特徴としている。しかし、撮影倍率が低いこと、あるいはフォーカス時のブリージングが大きいことが課題であった。
本発明は、上記課題を解決するため、全長固定で動画撮影に好適であり、コンパクト且つ、全被写体距離で高い光学性能であるズームレンズ及びそれを有する撮像装置の提供を目的とする。
実施例
焦点距離 10.36 14.70 19.80
Fナンバー 2.91 2.91 2.91
画角 52.13 45.19 36.78
像高 13.33 14.80 14.80
レンズ全長 101.53 101.53 101.53
BF 9.78 9.78 9.78
焦点距離 16.46 24.20 38.80
Fナンバー 2.18 2.91 4.12
画角 49.80 41.80 29.14
像高 19.48 21.64 21.64
レンズ全長 149.73 149.73 149.73
BF 14.06 14.06 14.06
動画撮影向けのレンズか
キヤノンが新レンズの特許を出願しています。上記が主な実施例で、まとめると以下のようなレンズになるようです。
- 10-20mm f/2.8 APS-C用
- 16-40mm f/2.8 フルサイズ用
特許に記述された内容から、このレンズがどのような特徴のあるレンズなのか見ていきましょう(当サイトの解釈です)。
この特許に記述されているレンズは、動画撮影なども意識したズームレンズの光学設計に関するものだと説明されています。
中でも特徴的なのは、ピント合わせの際に一つのレンズだけを動かすのではなく、複数のレンズ群を連動させて動かす方式が採用されている点です。このような構成にすることで、ピント合わせの際の動きを効率化できるだけでなく、近距離撮影時の画質の変化を抑えることにもつながると説明されています。また、ピントを動かしたときに画角が変わってしまう「フォーカスブリージング」と呼ばれる現象を抑えることも意識されているようで、動画撮影時にも使いやすい設計を目指していることがうかがえます。
One Point!:フォーカスブリージングって?
ピントを動かすと画角が微妙に変わってしまう現象のことだよ。 動画では“ズームしてないのに画面が揺れる”ように見えてしまうから、 これを抑える設計は動画撮影にとって超重要!
レンズの配置についてもいくつかの工夫が示されており、前側にあるレンズ群は基本的に動かさず、中央付近に配置されたレンズ群を中心にズームやフォーカスの動作を行う構造が提案されています。前側のレンズは大きく重くなりやすいため、これを固定しておくことで駆動系の負担を減らし、よりスムーズにレンズを動かせるようにする狙いがあると考えられます。
また、この特許ではズーム時のレンズの動きにも配慮されており、ズーム操作をしてもレンズ全体の長さが大きく変わらないような構成を想定しているようです。レンズが大きく伸び縮みしない設計にすることで、撮影時のバランスを保ちやすくなり、三脚や動画撮影用の機材と組み合わせたときにも扱いやすくなることが期待されているようです。
One Point!:インナーズーム構造って?
ズームしてもレンズの全長が変わらない設計のことだよ。ジンバル使用時にバランスが崩れにくい、ホコリや水滴の侵入リスクが減る、見た目もスマート! と、動画にもアウトドアにも強い構造なんだ。
さらに、画質面についてもさまざまな配慮が見られます。広い画角を持つズームレンズでは、画面の端で画質が低下したり、像のゆがみが目立ちやすくなることがありますが、この特許ではレンズの配置や材料の選び方を工夫することで、こうした収差を良好に抑えることが意図されていると説明されています。
さらに、この光学系は手ブレ補正機構を組み込むことにも対応できる構成になっているとされており、レンズの一部をわずかに動かすことで撮影時のブレを抑える仕組みにも応用できる可能性が示されています。こうした機能を組み合わせることで、静止画だけでなく動画撮影にも適したレンズシステムを実現することが目的とされているようです。
まとめると、この特許は複数のレンズ群の動きをうまく組み合わせることで、ズームレンズの小型化と高画質、そして動画撮影時の使いやすさを両立することを目指した光学設計を提案したものだと考えられます。焦点距離から考えるとVlogや手持ち撮影向けの焦点距離となっているため、Vlog向けに開発されたレンズということになると思います。
さらにキヤノンの新レンズの噂を「キヤノン 100mm以上 可変倍率マクロを計画中か?」で詳しくお伝えします。
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