ZV-E10 IIレビュー
先日発表されたばかりのZV-E10 IIのレビュー記事がすでに掲載されています。賛否両論があるZV-E10 IIですが、こちらのレビューではどのように評価されているのか確認してみましょう。
ZV-E10 IIは2021年のオリジナルバージョンを比較的、控えめに更新したもので、いくつかの弱点を改善しているが、他の部分は明らかに無視されている。
ソニーはオートフォーカスのシステム、動画品質、バッテリー寿命にいくつかの重要な更新を行ったが、コストを抑えるためだろうが、α6700の被写体認識AIチップは搭載されていない。
ボディ内手ぶれ補正、メカシャッター、EVF、NDフィルターがないことは特筆すべきで、ZV-E10 IIは動画に重点を置き、主に三脚やジンバルで使用することを前提としている。
アクティブモードは、新しい16-50mmパワーズームのような手振れ補正があるレンズとの組み合わせでかなりうまく機能するが、通常よりも広角レンズを使用する必要がある1.5倍、1.4倍の大きなクロップファクターがある。
長寿命のZシリーズバッテリーへの変更と、それに伴うハンドグリップの大型化は、どちらも非常に歓迎されるもので、バッテリー内からカメラの側面にメモリカードスロットが移動したことと、ZV-1のインテリジェントオーディオマイクを採用したことも同様だ。
あまり歓迎されないのは、ZV-E10のボディ単体で700ユーロからMark IIの1100ユーロへの大幅に価格が上昇したことで、これによりわずかに高価なα6700が以前よりも魅力的となった。
全体的にZV-E10 IIはオリジナルモデルよりも優れたオートフォーカス、動画性能、バッテリー寿命を提供しているが、メカシャッターを取り除き、発売時にはカメラの価格が高く、不思議なことに被写体検出機能を含まないため、技術的な進歩が提供されているが、前モデルよりも魅力は目減りしている。
ZV-E10 IIのレビューが公開されています。上記はまとめ部分になり、RAW画像などのサンプルや、サンプル動画なども豊富にありますので、全文は記事元リンクからご覧ください。
レビューによれば、ZV-E10 IIは前モデルを「控えめに更新したもの」と表現しています。つまり大幅に改良されたものではなく、ほんの少しの改良に留まるとしているようです。また、ボディ内手ぶれ補正がないこと、メカシャッターがないこと、NDフィルターがないことは特筆すべきことであるとしています。
また価格が非常に高くなったことからα6700との差が少なくなり、機能の豊富なα6700と比較すると相対的に魅力度が低下してしまっていると表現しています。
確かにメカシャッターをなくしたことは驚きで、これはZV-E10 IIを完全に動画撮影向けとして販売することを意味しているのかもしれません。もちろん、静止画も撮影できますが、動きものを撮影するのはちょっと難しいかもしれません。しかしカジュアルなユーザで、スナップ撮影をする程度なら問題ないのかもしれませんね。
個人的には16-50mmのパワーズームの光学設計が新設計のものではなく、古いパワーズームそのままらしいところです。動画向けとするなら、せめて14mm、可能なら12mmスタートで、自撮りにもより対応できるレンズとしたほうがよかったのではないかと思いますね。また、16-50mmのままなら、かなり古い設計のレンズなので新設計のレンズにするのだろうと思ったのですが、そうではなかったことには驚きでした。
価格に関してはメカシャッターがなくなった分、さらに安くなるのかと思ったら大幅値上げとなっていることに驚きました。これは円安の日本だけではなく海外でも驚かれているようなので、どうもコスパを考えると若干悪くなってしまった印象ですね。
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(記事元)PhotograhyBlog
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