α9 IIIのイメージセンサーは2つを結合したもの?
ソニーのα9 IIIのセンサーは小さなセンサーを結合させて作った可能性があると指摘しています。
次のメッセージが送られてきた。
私はα9 IIIセンサーが二つの小さなセンサーを「溶接」したものである可能性があるという証拠を示したいと思う。私たちは常にこのカメラのテストの一部として3分間の「ダーク」露出を行い、デバイスが天体写真アプリケーションでどのように振る舞うのかを見る。ここにISO 51,200でレンズキャップをした状態のα9 IIIで3分間撮影した画像がある。
センサーの中央に明確に線が見えるが、これは(しかし、私たちには確信が持てないが)α9 IIIセンサーが実際には二つのセンサーが「溶接」されていることを示唆しているかもしれない。Arriは、より大きなフォーマットのカメラでそれを行っている。Alexa LFには二つの「標準Alexaセンサー」を結合したセンサーが搭載されている。そして、Alexa 65の場合、3つの標準センサーを結合する。そして、彼らはこのことについてかなりオープンなので、そのような技術が存在することが証明されている。
ソニーのα9 IIIのセンサーは二つのセンサーを結合したものと指摘する人がいるようです。
説明によれば、レンズキャップをしたままISO 51200で3分間露光してみたところ、その画像には左右を分割する垂直の線が見えるとしています。そして、Arriのカメラではすでに複数のセンサーを結合した製品を発売しており、ソニーのα9 IIIのセンサーもそうかもしれないと指摘しています。
実際の画像は、こちらのページの一番下のISO 51200の黒い画像になります。
しかし、実際に見てみたのですが、筆者にはどれが線なのかさっぱりわかりませんでした。仕方がないので画像を加工してみましたが、それでも線のような物はよくわからず。おそらく見る人が見ればわかるのだろうと思います。
あくまで可能性が指摘されているだけですが、実際にはどうなのでしょうね。実際にセンサーを結合したものが存在することは知りませんでした。しかしセンサーをなぜ小さいセンサーを溶接て作らなければならなかったのでしょうか。
もし仮にこれが実際に行われているとしたら、グローバルシャッターセンサーは非常に特殊なセンサーで、製造が難しかった可能性があるのかもしれません。小さいサイズなら製造することができたけど、フルサイズでは無理だったということなら小さいセンサーを二つ結合した可能性はあるのかもしれませんね。
しかし、面白いものを見つける人がいるものですね。
(記事元)SonyAlphaRumors
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コメント
コメント一覧 (5件)
ニコンの D800 が同じ手法でしたね。
ソニーのフルサイズセンサーではこの手法をが多く使われているのかもしれません。
データを見たことがありますが境界付近ではノイズが増加します。
ただし D810 以降及びソニー製のカメラではデータは見つけられませんでした。
51200のデータを見ると明らかに左右の感度差もありますね。
センターで特性が異なるようで左が明るく右が暗いです。
センターには結合しているらしい線が僅かに見えます。
もう少し露光時間を長くすれば分かりやすくなると思います。
実際には溶接しているわけではなく製作段階で2度、左右に分けて
露光していると思います。
溶接など出来ません。
最近の新型フルサイズセンサーでは聞かない症状なので、ちょっと懐かしさを感じてしまいました。
「画像に線が入る」のは貼り合わせや2回(左右分割)露光によって製造されたことよる構造的な問題で、D800/D810/α7R/K-1/K-1IIで使われてるIMX094(3600万画素センサー)が特に話題になっていたと記憶しています。
一方でD600/D610/Z 5/α7/α7IIに採用されているIMX124(22400万画素表面照射センサー)ではそういった話は聞かれず、こちらはワンショット露光によって製造されているという見方が強いです。
両方とも製品として登場したのは同じ2012年なのですが、その辺りの事情は…まぁ謎ですね。
一応記事先の画像を見ましたが、正直私にはよく分かりませんでした。
しかし貼り合わせの話が本当であろうとなかろうと、フルサイズのグローバルシャッターセンサー搭載カメラをあの価格帯で出したソニーの底力には感服するしかないです。
申し訳ありません。
IMX124の画素数をタイプミスしていました。
正しくは2400万画素です。
35FFのセンサーともなると面積が864mm^2にもなるので、画素が多かったり複雑な回路を作りこむ必要がある場合は1回の露光で製造できないのでしょうか。
CMOSイメージセンサーとはプロセスルール等まるで条件が異なりますが、NVIDIAのGeForce RTX4090のダイサイズが608.5mm^2ということですので、やはり35FFのセンサーは大物なんですね。