X100VIの発売は大成功だ
富士フイルムの最新カメラ「X100VI」の発売が大成功を収めています。英国の大手カメラ販売業者では事前予約数が過去最大レベルになっている可能性があるようです。
富士フイルムのX100VIが発売されたことで、我々はイギリスの大手カメラ機材販売業者3社に事前予約について話を聞き、なぜこのカメラがこんなに人気があるのか、そして販売状況を確認した。また、イギリス富士フイルムのジェネラルマネージャにも話を聞いた。彼らはこのようなことを述べていた。
富士フイルムマネージャ「これは我々にとって最も成功した新製品の発売だ。新しいカメラで新しい顧客に向けて販売を開始することにわくわくしている。事前注文の数は過去最大で、富士フイルム史上最も大規模な新製品の発売となる。こんなことは今まで見たことがない」
WEXのコマーシャルディレクター「初期の需要が大幅に増加し、WEXの記録すべてを更新する過程にある。前モデルから貯まった需要が既存の顧客からの強いコミットメントに変化し、新しい顧客からも大きな興奮と好奇心を集めている。X100VIの人気と使いやすさが、再び写真撮影を新たな聴衆に開放し、これは業界にとっても素晴らしいことだ。適切なカメラで撮影した写真を重視する顧客は、将来的にカメラをアップグレードして写真撮影への情熱を深めるだろう。これはWEXでの顧客へのサービスサポート、店舗での専門知識、製品やアクセサリの豊富な品揃えを通じて、商品の購入で最大の価値を引き出す手助けをしていることで証明されている。」
(後略)
X100VIの売れ行きは過去最大?
富士フイルムのX100VIの予約数がとてつもないことになっていると報告されています。上記は一部を引用したものですので、全文は記事元リンクからご覧ください。
記事によれば富士フイルムのX100VIが非常に売れているようです。先日発表されたばかりなのですが、事前予約ですでにとてつもない数の予約が入っている様子がわかります。
イギリスの富士フイルムによれば、X100VIの事前予約は富士フイルム史上で過去最大となるようです。また、WEXというイギリスでは有名なカメラショップでは、ショップの記録を塗り替える過程にあるとしていて、これまでの販売記録を塗り替える可能性があるとしています。それだけ売れているということになるようですね。
海外などではインフルエンサーなどの影響で若い人の間で非常に人気が高まっているということで、これだけの成功となっているようです。カメラとしての魅力もそうですが、どちらかというとアイコン的な存在、流行している製品として人気がでているという側面のほうが強いのかもしれません。しかし、このカメラを購入することで写真撮影に興味を持ってもらい、将来的にレンズ交換式のカメラも購入してもらいたいという希望もあるようです。
また日経新聞によればX100VIは先日、受注が一時停止されていたX-S20と同じ製造数であるといわれています。X100VIはX-S20よりかなり人気が高いようですから、同じ製造数であれば、とてもではありませんが供給は追いつきそうにありません。

というわけで、とんでもなく売れているようで、しばらく入手することは難しくなるかもしれませんね。そして、Nikon Z fのようなクラシックデザインのカメラの人気を改めて証明したということにもなりそうです。ソニーやキヤノンがクラシックデザインのカメラを投入する可能性はあるのでしょうか?そちらも気になります。
さらに「富士フイルムX100Vがディスコン 後継機X100VIへの移行で販売終了」ではX100Vがディスコンになったことについて詳しくお伝えしています。
| センサーサイズ | APS-C X-Trans CMOS 5 HRセンサー |
| 画素数 | 約4020万画素 |
| センサークリーニング | 圧電素子による超音波方式 |
| イメージプロセッサ | X-Processor 5 |
| 手ぶれ補正 | 5軸ボディ内手ぶれ補正 |
| 手ぶれ補正効果 | 6.0段 |
| レンズ | 23mm f/2.0 |
| 高速連続撮影 | 最大約20コマ/秒 |
| 動画撮影 | 最大6.2k 30p |
| 被写体検出 | 人物の顔や瞳、更に動物・鳥・車・バイク・自転車・飛行機・電車・昆虫・ドローン |
| シャッター速度 | メカシャッター:Pモード: 30秒~1/4000秒 Aモード: 30秒~1/4000秒 S/Mモード: 15分~1/4000秒 バルブ: 最長60分 電子シャッター:Pモード: 30秒~1/180000秒 Aモード: 30秒~1/180000秒 S/Mモード: 15分~1/180000秒 バルブ: 1秒固定 |
| ISO | ISO125~12800 (1/3ステップ) |
| EVF | EVF: 0.5型有機ELファインダー 約369万ドット |
| 背面液晶 | 3.0型チルト式タッチパネル付きTFTカラー液晶モニター |
| メモリカードスロット | SD/SDHC/SDXC USH-II対応 シングルスロット |
| サイズ | 128.0×74.8×55.3mm |
| 重量 | バッテリー、 メモリーカード含む: 約521g |
- X-T30 IIIレビュー 価格据え置きも性能は上位モデル級 大幅向上
- X-T30 IIIは写真撮影中心に楽しむ人に魅力的 小さく操作しにくいとの問題点も
- X-T30 IIIは操作性、性能、価格のバランスが良い 写真家には魅力的な選択肢
- X-T30 IIIとX-T50の主な違い そしてどちらを選択すべきなのか
- 富士フイルムは今こそフルサイズ市場に参入すべきだ 創造的カメラを作れるはずだ
- XC13-33mmF3.5-6.3 OIS正式発表 富士フイルム 最小・最軽量標準ズーム
- 富士フイルム X-T30 IIIを正式発表 小型軽量で高い携帯性を実現
- 富士フイルム 新製品発表のティザー公開 噂のX-T30 III、XC13-33mmF3.5-6.3か??
- XF23mmF2.8 R WRは驚異的な携帯性ながら従来のパンケーキを凌ぐ性能
- X-T30 IIIにフィルムシミュレーションダイヤル搭載との新情報

コメント
コメント一覧 (0件)
富士フイルムが APS-C の高画素化に進んだ結果交換レンズは軒並み大型になってしまいましたが、
X100VI についてはレンズは大型化せず、ボディ側手ブレ補正まで内蔵し
ドルの価格で考えると前機種から値上げ分以上のスペックアップがはかられましたね。
円のお値段で考えるとつらいところですが…
加えてフィルム高騰も X100VI の人気をあとおししていると思います。