Nikon Zf新ファーム 公開
- 静止画撮影関連
- [フィルムグレイン設定]を追加しました。
フィルムで撮影したような粒状感を付加した画像を撮影することができます。 - [ハイスピードフレームキャプチャー+]にレリーズモード[C15]を追加しました。
- [フィルムグレイン設定]を追加しました。
- 動画撮影関連
- [フィルムグレイン設定]を追加しました。
フィルムで撮影したような粒状感を付加した動画を撮影することができます。 - [ハイレゾズーム]を[ON]に設定している場合、カメラが被写体を検出すると撮影画面に被写体検出枠が表示されるようになりました。
- [フィルムグレイン設定]を追加しました。
- ■ 再生関連
- [縦横位置情報の記録]に[静止画]と[動画]をそれぞれ個別に設定できるようにしました。 動画撮影やタイムラプス動画撮影時にも縦横位置情報を記録できるようになりました。
- ■ 操作関連
- [カスタムメニュー]> a13[絞り開放Lv]を追加しました。
- [カスタムメニュー]> a15[フォーカスリミッター設定]を追加しました。
- [カスタムメニュー]> c2[セルフタイマー]の[連続撮影間隔]に[最短]を追加しました。
- 以下の[カスタムメニュー]に割り当てられる機能を追加しました。
- f2[カスタムボタンの機能(撮影)]
- g2[カスタムボタンの機能]
- [カスタムメニュー]> g2[カスタムボタンの機能]>[コマンドダイヤル]>[露出設定]にて、撮影モードM 時の詳細設定で露出補正と ISO 感度の割り当てができるようになりました。
- [セットアップメニュー]に[モニター表示の自動切り換え]を追加しました。
- [セットアップメニュー]の[電子音]のメニュー構成を変更しました。これにより、[ハイスピードフレームキャプチャー+]撮影やピクセルシフト撮影時に電子シャッター音を鳴らせるようになりました。また、電子シャッター音の音量調整もできるようになりました。
- 表示関連
- [カスタムメニュー]> a12[フォーカスピーキング]に[拡大時のみ表示]を追加しました。
- [カスタムメニュー]> d16[ガイドラインの種類]に 4:3 を追加しました。
- [カスタムメニュー]> g14[ガイドラインの種類]に 9:16 を追加しました。
- ネットワーク関連
- [ネットワークメニュー]>[USB]に[USBストリーミング(UVC/UAC)]を追加しました。
- Nikon Imaging Cloud 関連のメッセージや初期設定を変更しました。
- Nikon Imaging Cloud からピクチャーコントロールを登録する方法に機能を追加しました。
- スマートフォンとの無線接続方法として[Wi-Fi 接続(ステーションモード)]を追加しました。
- その他
- セルフタイマーに設定している場合でも[ピクセルシフト撮影]を設定できるようになりました。
- 対応 Bluetooth リモコンのレリーズ操作でプリキャプチャー撮影が可能になりました。
- 動画撮影時のシャッタースピード優先モードで、絞り値の制限を無くしました。
- [カスタムメニュー]> g13[ビューアシスト]を[ON]にした際の階調特性を変更しました。
- 動画の撮影中に i メニューからヘッドホンの音量を変更できるようになりました。
- 音声メモを録音するときに外部マイクを接続していると、その外部マイクを使用して録音できるようになりました。
- 外部モニターなどの HDMI 機器と接続したとき、動画の撮影終了時に映像出力が途切れない仕様に変更しました。
- 以下の不具合を修正しました。
- 画像モニターを閉じた状態で 1 コマ撮影を繰り返すと、まれに「シャッターが閉じています。撮影を開始するにはシャッターボタンを押してください。」というメッセージが表示される。
- レンズ情報手動設定の[レンズNo.]の 18 または 19 に設定した[開放絞り値]が撮影時に正常に反映されない。
フィルムグレイン機能を搭載
ニコンがNikon Zfの新ファームを公開しています。新ファームのバージョンはVer.3.00で、整数部分が偉勲裏面とされているため、これはマイナーバージョンアップではなくメジャーバージョンアップの新ファームということになります。
今回の新ファームによる変更点や主な追加機能は以下の通りです。それぞれ使用に関して条件があるものもありますので、全ての使用については本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
1.個性的な表現を楽しめる「フィルムグレイン」機能
「フィルムグレイン」機能は、画像処理によって静止画・動画※に粒子状の効果を加えることで、フィルムライクな表現を楽しめます。撮影時に粒子のサイズを3段階、強度を6段階から調整することで、シーンや意図に合わせて多様な表現が可能です。粒子の位置や形の組み合わせに規則性が無いため、撮影するたびに粒子の現れ方が変化し、実際のフィルムのような一期一会の撮影体験を可能にします。さらに、ニコンやクリエイターが作った画作りプリセットをダウンロードして利用できる「イメージングレシピ」や「ピクチャーコントロール」と組み合わせることで、シャッターボタンを押すだけで簡単に個性的な表現を作り出すことができます。
2.より正確なピント合わせやフレーミングを可能にする機能を搭載
「フォーカスピーキング」に[拡大時のみ表示]を新たに追加。マニュアルでより正確にピントを合わせたい時に拡大をするとピーキングが表示され、拡大時以外はピーキングが表示されません。これにより、ピント合わせと構図の確認がしやすくなります。さらに、「絞り開放Lv」が追加され、マニュアルフォーカス設定でも、撮影時にピントの位置が捉えやすくなります。その他、静止画ライブビュー時に4:3、動画ライブビュー時に9:16の[ガイドラインの種類]が新たに追加され、SNSなどで使用したい構図をイメージしながら撮影することができます。
3.その他の機能
- 「モニター表示の自動切り換え」を追加。[する(モニター収納時のみ)]を選択すると、バリアングルモニター展開時に意図せず指や体、ストラップなどにアイセンサーが反応してしまうことを防ぎ、快適な撮影が可能
- ハイスピードフレームキャプチャー +、およびピクセルシフト撮影時に電子シャッター音が鳴るように設定が可能
- [縦横位置情報の記録]に[動画]の選択肢を追加。縦位置で撮影した動画を、取り込んだデバイス上で縦方向のまま再生、編集が可能
- 「Nikon Imaging Cloud」でイメージングレシピ登録後、カメラ側で更新確認画面が自動表示されることで、操作フローが簡素化
今回の主な特徴としては、やはりフィルムグレイン機能になると思います。富士フイルムのフィルムシミュレーションのようにフィルムで撮影したかのような画像が作成できるということで、楽しみにしていた人も多いのではないかと思いますね。
プロフェッショナル向けのカメラにはこの機能は必要ないかもしれませんが、フルサイズのエントリーやAPS-Cミラーレスカメラには、今後、同様の機能が搭載される可能性が高いと思われますね。
また、最近は新ファームを適用することで新たな問題が発生することが多くなっていますので、適用までは数週間ほど様子をみたほうがいいかもしれません。
–ニコン


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