Nikon Zfに搭載されたフィルムグレイン機能
私はNikon Zfの所有者で、長い間使用している。これは私のオフィスにあるカメラの中でも特にお気に入りの一つである。しかし、今回のアップデートは非常に奇妙だ。この下のセクションでは、写真家が気にするであろう重要な点と、私の所見について述べる。
- フィルムグレイン:これは非常に楽しい追加機能である——ただし、欠陥がある。Nikon PC のようなフィルム風のルックと組み合わせれば、通常は得がたいクラシックな見た目を楽しめるはずだ。少なくとも私はそう思っていた。私は画像を本当にフィルムのように見せるために必要なことをすべて行った。例えば、Ektachromeのレンダーを読み込んでISO 100で撮影し、メカシャッターモードのみを使用した。それにもかかわらず、率直に言って、これは私が見た中で最も醜いフィルムグレインの一つである。
- c15以下の高速連写:これは電子シャッターのみだ。まあ、悪くはない。正直なところ、これほど速いシャッタースピードを使う必要はほとんどない。
- 露出補正とISOをコマンドダイヤルに割り当て可能:これはカメラの本来の目的を損なうものである。なぜこの機能が追加されたのか理解できないが、ニコンはホットシューの問題を修正できなかった。
- セットアップメニューの自動表示切替:選択肢は「オン」または「画面がドックされたとき」の二つである。ここでの「ドックされた」とは、画面が完全に、あるいはほぼ完全に押し込まれた状態を指す。画面を傾けると設定が変わる。奇妙なアップデートであり、なぜ追加されたのか分からない。
- カメラ音:ここにはほとんど変更がない。
- フラッシュの問題:依然として発生している。
- Imaging Cloudからのピクチャーコントロール追加の新方式:Imaging Cloudは依然として使いづらく、ほとんどアクセスしたくない。パナソニックのLUMIX Labのような簡便さはまったくない。
正直に言えば、このファームウェアは本当に必要だったとは思えない。ニコンは何よりもまずフラッシュの問題を修正すべきだった。
以下は新しいフィルムグレイン効果のレンダーである。私はフィルムグレインが好きだが、これは違う。これは本物のフィルムの持つ魂を欠いたデジタルシミュレーションである。強度や粒子サイズを変更してみたが、毎回失望した。白黒モードでは見栄えするかもしれないが、それ以外では使う気になれない。
最も醜いフィルムグレイン
ThePhoblographerがNikon Zfの新ファームについての意見を伝えています。上記は一部を引用したものになりますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
今回Nikon Zfに登場した新ファームは、メジャーバージョンアップということで多くの機能追加がありました。その目玉機能の一つがフィルムグレイン機能です。しかし、残念ながらとても“醜い”フィルムグレインだと評価されています。
実際には非常に楽しい機能になるはずだとしていたのですが、その期待が高かったぶん、マイナスの評価が強くなってしまったのでしょうか?フィルムグレインとは、フィルムで撮影したような粒状感を写真に加える機能で、これはデジタル的に行われます。しかし、その見た目は実際のフィルムのようにはならず、どのような設定をしても失望するような写真になってしまったとしています。
どのような写真を撮影したのか、記事にサンプル画像がいくつか公開されていますが、そんなに言うほど“醜い”ものでしょうか?このあたりは個人の主観的な問題になりますし、Nikon Zfで実際にフィルムグレイン機能を試したことがないので、個人的にはあまり酷いとは思いませんでした。
ただ、この機能についてはNX Studioでも利用できるようですし、あとから機能変更して粒状感の強度やサイズ以外にも、もっと違う設定を変更できる機能追加があると嬉しいのかもしれません。
また記事にある気になる点はホットシューの問題というところです。これは調べてもよくわからず、一部のユーザーがホットシューに何かを装着すると、ラグが出る、動作がおかしくなったという報告があるようですが、これは一般的な問題ではないようです。さらに発光しないなどの問題もあるようですが、これも一部の報告に留まり、多くは互換性の問題ではないかと指摘されています。


コメント
コメント一覧 (2件)
フィルム愛好家にとっては違うのでしょうが、なら彼の思う好ましい写真を併記してもらわないと何とも。フィルムに造詣が無いので、ノイズの多い写真に見えてしまう……
フラッシュの問題はこれ(Profoto B10)でしょうか? ニコンはProfotoと協議発表してるので、有象無象のサード製品のように切り捨てるわけにはいかない気がしますね。
https://www.thephoblographer.com/2025/09/16/i-took-the-nikon-zf-to-a-paid-photo-gig-it-wasnt-what-i-expected/
文句たらたらのホットシューの問題というのは…ThePhoblographerの過去記事やAI等で情報を収集するに、ZfはProfotoのフラッシュで高速同期(Auto-FP)が不安定になる問題があるようです。
一部のユーザからは、シャッターダイヤルの「1/3 STEPS」と「X」の特殊なダイヤル操作があるせいで、Profotoのコマンダーとカメラとの連携がうまくいっていないことが原因という指摘があるようです。
フラッシュの問題、ホットシューの問題(コマンドダイヤルの割り当てなんでどうでもいい)は、同じ問題を指していると思われます。
私もZfを使ってますが、フィルムグレインも楽しいので今回のファームウェアは満足しています。