ニコンのサメ肌塗装に手応え
ニコンなどが施工したサメ肌塗装に手応えを感じているという記事が掲載されています。興味深いので紹介したいと思います。
それでは記事をみてみましょう。なおアイキャッチ画像は航空機のイメージ画像です。
機体にリブレット加工を施すことで空気抵抗を減らし、燃費改善効果や二酸化炭素(CO2)削減に貢献できる。2023年度には、国内線機材を対象により広い面積に同加工を施し、24年度には国際線機材にも展開する計画。
JAXAが摩擦抵抗低減効果を確認したリブレットの構造を基に、オーウエルとニコンがそれぞれ自社技術で機体に加工した。
JAL傘下で航空機整備を担うJALエンジニアリング(東京都大田区)の小倉隆二執行役員技術部長は「社会実装に近づいた」と手応えを示した。
記事によれば、オーウエル、ニコンがそれぞれ施工したリブレット塗装にJALは手応えを感じているようで、2023年度に国内線、2024年度には国際線機材にも同様の塗装が加工される可能性があるようです。
そしてこの塗装がどの程度の影響があるのか調べてみたのですが、結構な違いがあるようです。
例えば、機体全体に塗装を施した場合、最大で2%の燃費向上になり、CO2換算で羽田-ロンドンの片道のフライトで約7トンのCO2の削減ができ、燃料では約2200kgの燃料の節約になるのだそうです。また、これまでの実証時間はニコンが施工したリブレットで750時間と少ないので心配だったのですが、通常はおよそ5年ごとに塗装の塗り替えをしていて、飛行時間では1万数千時間になるのですが、技術者の目でみれば半年ほどの検証時間でも耐久性がわかるということで、今回の耐久性の確認がとれたということのようですね。
東京-ロンドンで2200kgの燃料の節約というと結構な量で、それだけ飛行機って燃料を使用するのだなということがわかります。これが1日に数便、365日飛んでいるとなるとたった数%の燃料でもかなりの価格になるので案外馬鹿にはできないのだなと思いますね。
そして、これがきっかけでニコンの施工方法が特許になったりして世界中で利用されるといいなと思いますね。
どのような塗装なのか?というのはこちらの記事をどうぞ。
(記事元)https://news.yahoo.co.jp/articles/ae9a36d79ea206d7a9ddd8c5918627ab450ae51b
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