リコー GR IVの開発を発表
リコーがGR IVの開発を正式に発表したことが明らかになりました。この記事ではGR IVについて詳しくお伝えします。
リコーイメージング株式会社(代表取締役社長:森 泰智)は、ハイエンドコンパクトデジタルカメラ「GR」シリーズの最新モデルとなる「RICOH GR IV」の開発を進めていますのでお知らせいたします。
「GR」シリーズは、1996年に発売したフィルムカメラ「RICOH GR1」からまもなく30年、そして2005年にデジタル化した「GR DIGITAL」の発売から20年を迎えます。この長い歴史の中で、常に高画質や速写性、携帯性の追求というカメラの本質的な価値にこだわった基本コンセプトを継承しつつ、プロフェッショナルやハイアマチュアを中心とした多くの方々に支持されながら、時代に応じてさまざまな進化を遂げてきました。
現在開発中の「RICOH GR IV」は、これまでのGRの基本コンセプトを余すところなく正当進化させたモデルとして、新型のイメージセンサーや画像処理エンジン、レンズ等の主要デバイスを一新し、さらなる高画質を追求しています。通信機能の強化や、スマートデバイス用の新開発アプリにより、快適性、利便性の向上も図ってまいります。
また、「RICOH GR IV」をベースにHDF(Highlight Diffusion Filter)を搭載したモデルについても、合わせて開発を進めております。
「最強のスナップシューター」を目指して進化し続ける新しいGRの登場を、どうか楽しみにお待ちください。
レンズ | レンズ構成 | 5群7枚(非球面レンズ3枚) |
焦点距離・F値 | 18.3mm(35ミリ判換算で約28mm相当)、F2.8~F16 | |
撮像部 | 撮像素子 | 種類:原色フィルター/CMOS、サイズ:23.3mm×15.5mm |
有効画素数 | 約2574万画素 | |
感度(標準出力感度) | ISO100~204800:オート(下限値/上限値/低速限界値設定可能)、マニュアル | |
手ぶれ補正 | 撮像素子シフト方式(Shake Reduction)(5軸補正) | |
ローパスセレクター | SRユニットを用いたモアレ低減機能(オフ、弱、強) | |
ダストリムーバル | 超音波振動による撮像素子クリーニング機能(DR II) | |
記録形式 | 静止画 | ファイル形式:RAW(DNG)14bit、JPEG(Exif2.3準拠)、DCF2.0準拠 色空間:sRGB、AdobeRGB 記録サイズ:【3:2】L(26M:6192×4128)、M(16M:4944×3296)、 S(8.2M:3504×2336)、XS(2.5M:1920×1280)【4:3】L(23M:5504×4128)、M(15M:4400×3296)、 S(7.3M:3120×2336)、XS(2.8M:1920×1440)【1:1】L(17M:4128×4128)、M(11M:3296×3296)、 S(5.5M:2336×2336)、XS(1.6M:1280×1280)【16:9】L(22M:6192×3480)、M(14M:4944×2784)、 S(6.9M:3504×1968)、XS(2.1M:1920×1080) |
動画 | ファイル形式:MPEG4 AVC/H.264(MOV) 記録サイズ:Full HD(1920×1080、60p/30p/24p) 音声記録: 内蔵ステレオマイク 記録時間: 最大4GBまたは最長約25分、内部温度上昇時は自動終了 | |
記録媒体 | 内蔵メモリー(約53GB)、microSD/microSDHC/microSDXCメモリーカード(microSDHC、microSDXCメモリーカードはUHS-I規格に対応) | |
フォーカス | フォーカスタイプ | 像面位相差検出およびコントラスト検出によるハイブリッド方式 |
フォーカスモード | オートエリアAF、ゾーンセレクトAF、セレクトAF、ピンポイントAF、追尾AF、コンティニュアスAF、MF、スナップ(0.3m、1m、1.5m、2m、2.5m、3.5m、5m、∞)、∞ | |
フォーカスリミッター | 近距離、遠距離、オフ | |
フルプレススナップ | シャッターボタン一気押し、画像モニタータッチによるピント位置固定撮影機能 | |
顔/瞳検出 | オン、オートエリアAFのみ、オフ | |
撮影距離範囲 (レンズ先端から) | 標準:約0.1m~∞、マクロモード:約0.06m~0.15m | |
露出制御 | 露出モード | プログラムAE、絞り優先AE、シャッター優先AE、スナップ距離優先AE、マニュアル露出 |
測光モード | 分割測光、中央重点測光、スポット測光、ハイライト重点測光 | |
シャッタースピード | 1/4000~30秒(絞りによる制限 F2.8:1/2500秒まで、F5.6以上:1/4000秒まで)、 バルブタイマー(10秒~20分)、バルブ、タイム | |
露出補正 | 静止画撮影時:±5EV、1/3EVステップ、動画撮影時:±2EV、1/3EVステップ | |
NDフィルター(2段) | オート、オン、オフ | |
ホワイトバランス | オートWB、オートWB(ウォーム優先)、オートWB(ホワイト優先)、太陽光、日陰、曇天、昼光色蛍光灯、昼白色蛍光灯、白色蛍光灯、電球色蛍光灯、白熱灯、CTE、マニュアルWB、色温度、カスタム1、カスタム2、カスタム3 | |
微調整 | A-B軸、G-M軸で±14ステップで調整可 | |
ドライブモード | ドライブ | 1コマ撮影、連続撮影、ブラケット撮影、多重露出、インターバル撮影、インターバル合成 |
セルフタイマー | 10秒、2秒、オフ | |
撮影時機能 | クロップ | オフ、35mm、50mm |
イメージコントロール | スタンダード、ビビッド、モノトーン、ソフトモノトーン、ハードモノトーン、ハイコントラスト白黒、ネガフィルム調、ポジフィルム調、シネマ調(イエロー)、シネマ調(グリーン)、クロスプロセス、ブリーチバイパス、レトロ、HDR調、カスタム1、カスタム2、カスタム3 調整項目:彩度、色相、キー、コントラスト、コントラスト(明部)、コントラスト(暗部)、シャープネス、シェーディング、明瞭度、調色、フィルター効果、粒状感、HDR調効果、色調(選択によって調整可能項目は異なります) | |
ダイナミックレンジ補正 | ハイライト補正、シャドー補正 | |
ノイズリダクション | 長秒時ノイズ低減、高感度ノイズ低減 | |
自動水平補正 | SRオン時:最大 1.0 度まで補正可能 SRオフ時:最大1.5度まで補正可能 | |
表示 | 拡大表示(4倍、16倍)、グリッド表示(9分割、16分割)、ヒストグラム表示、白とび警告、電子水準器 | |
再生機能 | 再生方法 | 1画像、マルチ画面表示(20、48画面)、拡大表示(最大16倍まで、等倍表示可、クイック拡大可)、ヒストグラム表示(Yヒストグラム、RGBヒストグラム)、グリッド表示(9分割、16分割)、白とび警告、画像の自動回転、フォルダー表示、撮影日別表示 |
JPEG画質調整 | 通常編集、モノトーン編集 調整項目:明るさ、彩度、フィルター効果、色相、調色、コントラスト、シャープネス(選択によって調整可能項目は異なります) | |
RAW現像 | RAW画像選択:1画像選択/複数画像選択/フォルダー選択/撮影日選択 RAW現像パラメーター:JPEG記録サイズ、アスペクト比、色空間、ホワイトバランス、イメージコントロール、周辺光量補正、増減感、高感度ノイズ低減、シャドー補正 | |
編集機能 | 消去、プロテクト、回転、コピー、転送、リサイズ、トリミング(アスペクト比変更可、傾き修正可)、レベル補正、ホワイトバランス補正、色モアレ補正、動画切出し、動画分割、動画フレーム画像JPEG保存 | |
画像モニター | 形式 | 3.0型TFTカラーLCD(アスペクト比3:2)、約103.7万ドット、広視野角タイプ、エアギャップレス強化ガラス |
タッチパネル | 静電容量方式 | |
調整 | 明るさ、彩度、ブルー/アンバー、グリーン/マゼンタ、アウトドアモニター:オート、マニュアル(±2ステップ) | |
無線LAN通信 | 準拠規格 | 2.4GHz : IEEE802.11 b/g/n/ax 5.2GHz : IEEE802.11 a/n/ac/ax |
使用周波数範囲 | 2.4GHz : 2400MHz~2483.5MHz 5.2GHz : 5150MHz~5250MHz | |
通信帯域幅 | 2.4GHz : 20MHz 5.2GHz : 20/40/80MHz | |
セキュリティ | 認証方式:WPA2, WPA3 / 暗号化方式:AES | |
外部インターフェース | USB Type-C | 充電式バッテリーへの充電/カメラ本体への電源供給、データ転送: MTP方式、外部映像出力: DisplayPort over USB-C(DisplayPort Alternative Mode) |
ホットシュー | あり | |
レンズアダプターピン | あり | |
電源 | 使用電池 | 専用充電式バッテリー |
電池寿命 | 未確定 | |
外形寸法・質量 | 外形寸法 | 約109.4(幅)×61.1(高)×32.7(厚)mm(操作部材、突起部を除く) レンズ部厚:31.3mm ボディ部厚:24.5mm |
質量 | 約262g(バッテリー、microSDメモリーカード含む)、約228g(本体のみ) | |
付属品 | 専用充電式バッテリー、USBケーブル、ハンドストラップ |
2025年秋に発売予定
リコーがGR IVの開発を発表しました。2025年秋に発売予定で、価格は未定としています。また同時にGR IIIについては部品の調達の都合で今年の7月で製造完了になるということです。GR IIIxについては当面の間、製造と販売を続けていくとしています。
ついにGR IVの開発が発表されました。GR IIIは2019年の発売のため、およそ6年ぶりのリニューアルということになります。この間にAI機能が進化しAF性能などが大幅に向上しているため、現在までに向上した機能が、どのように取り入れられるのかといったことも注目点となりそうです。
プレスリリースではGR IVはイメージセンサー、イメージプロセッサ、レンズなど主要なデバイスを一新すると記述されているため、これらは新設計の完全に刷新された新しいものになるはずで、様々な機能向上が見込めると思いますね。
(source)リコー
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