ミラーレスへ完全移行
BCNがデジタルカメラの実売データに関する報告をしています。どのような報告だったのでしょうか?
それでは記事をみてみましょう。
22年1月にはミラーレス一眼の構成比は21.9%まで後退した。ソニーは不在ながらキヤノンが勢力を強め、市場をけん引。3月には「EOS Kiss M2」などが貢献し、構成比は再び3割近くまで回復した。さらに7月には、ソニーが受注を再開したことで35.6%まで上昇し、初めて3割を突破。その後も3割超を維持している。
(中略)
販売金額構成比では、ミラーレス一眼の存在感の高まりが、より顕著だ。19年10月に39.2%だった比率は、22年10月には62.6%と23.4ポイントの大幅増を記録。デジカメ市場の売り上げの過半を占める大黒柱に成長した。
記事にはわかりやすいグラフなどもありますので、すべての記事は記事元リンクからご覧ください。
記事によれば、2022年10月のデジタルカメラのタイプ別販売台数構成としては、
- 一眼レフ 6.2%
- ミラーレスカメラ 32.4%
- コンパクトデジタルカメラ 61.4%
となっていることがわかります。
まず驚くのは、いまもまでコンデジが61.4%売れているということですね。それでも以前からはかなり減っているそうですし、コンデジと言っても廉価なコンデジから高級コンデジ、ネオイチまで様々ですので、それをあわせると60%ぐらいいってもおかしくないのかもしれません。
金額ベースで存在感増すミラーレス
記事によれば、販売台数としてはミラーレスカメラは32.4%しかないのですが、金額ベースでは62.6%となり、金額的にはミラーレスカメラが主流になっていことがわかります。
これはNikon Z 9やEOS R3などフラッグシップモデルが発売され、高価格商品が売れているからだと思いますね。いま、ハイアマチュアモデルやプロフェッショナルモデルの、一眼レフからミラーレスへの置き換わりが進んでいることも一因としてあるのかもしれません。
しかし今は一眼レフからの買い替え需要や、初期のミラーレスカメラからの買い換え需要があるのだと思いますが、将来的にも購入してもらうためには、今と同等の機能向上が必要になると思います。しかし、ある一定のレベルまで機能が向上すると、一般的な撮影では既存の機能で満足するレベルになってしまい、なかなか買い換えしてもらうまでの機能向上ができなくなってしまう可能性があります。
なので現在と同じような買い換え需要を得るためには、新しい何かしらのイノベーションが必要になると思いますね。いまはミラーレスへの移行でなんとかなっていると思いますが、将来的にはかなり厳しいのではないかと思います。
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