NIKKOR Z 600mm f/4 TC VR Sを正式発表
ニコンがNIKKOR Z 600mm f/4 TC VR Sを正式発表しました。どのような製品なのでしょうか?それではプレスリリースの内容をみてみましょう。
発売概要
商品名 「NIKKOR Z 600mm f/4 TC VR S」 希望小売価格 ¥2,432,100(税別 ¥2,211,000) お届け開始日 2022年11月25日予定 本製品は、受注販売となります。日本での受注販売受付は、11月4日10時より開始します。納期は受注の状況により、変動します。
主な特長
- 焦点距離を1.4倍に拡大するテレコンバーターを内蔵し、1本で600mm、840mmの2つの焦点距離に対応。右手で操作できる位置にある内蔵テレコンバーター切り換えスイッチにより、撮影姿勢を保ったまま焦点距離の切り換えが可能
- テレコンバーター「Z TELECONVERTER TC-2.0x」(2020年8月発売)使用時は1200mmまで、さらに内蔵テレコンバーターと併用した場合は1680mmまで焦点距離を拡大※1
- 「ニコン Z 9」(2021年12月発売)使用の動画撮影において、内蔵テレコンバーターと2.3倍クロップを使用することで、1932mm※2相当の焦点距離で撮影可能
- テレコンバーター内蔵ながら質量約3260gを実現し、従来製品より約550gの大幅な軽量化を実現
- 全長は約437 mmで、国際線の機内持ち込み可能なサイズのバッグに収納でき、安心して持ち運びが可能
- 無限遠のみならず至近でも色にじみやフレアが抑えられ、絞り開放から画像周辺部まで高い解像感を実現
- NIKKORレンズ史上最高の反射防止効果を持つコーティング「メソアモルファスコート」を採用し、ゴーストやフレアを大幅に低減
- AF駆動用モーターには、「シルキースウィフトVCM(ボイスコイルモーター)」を搭載し、高速で高精度、かつ静粛なAF制御を同時に実現
- 手ブレ補正効果5.0段、「Z 9」との組み合わせではシンクロVRの適用により手ブレ補正5.5段※3を実現
- レンズ前面にフッ素コートを採用するとともに、レンズ鏡筒の可動部分をはじめとする随所にほこりや水滴の侵入を防ぐシーリングを施し、さらにレンズマウントにゴムリングを採用することで、高い防塵・防滴・防汚性能※4を確保
- プロフェッショナルユーザーが併用することが多い「NIKKOR Z 400mm f/2.8 TC VR S」(2022年2月発売)と統一感のある操作性で、瞬時の判断が求められる超望遠撮影時のレンズ持ち変えなどでも、違和感のない操作性を実現
- 静音性に優れ、フォーカス時の画角変化(フォーカスブリージング)の抑制や露出の安定化など動画撮影に配慮した設計
- ※1組み合わせるカメラを問わず、被写体、明るさ、フォーカスポイントによっては合焦に時間がかかったり、ピントが甘かったり、焦点が合いにくかったり、フォーカスエイドがちらついたりすることがあります。
- ※2「Z 9」で「画像サイズ/フレームレート」を「3840×2160 120p」、「3840×2160 100p」、「1920×1080 120p」、「1920×1080 100p」に設定している場合に、「撮像範囲設定」を「DX」に設定すると、FXフォーマットの焦点距離の約2.3倍に相当する画角になります。
- ※3CIPA規格準拠。「NORMAL」モード使用時。内蔵テレコンバーター非使用、35mmフィルムサイズ相当の撮像素子を搭載したミラーレスカメラ使用時。
- ※4すべての条件で完全な防塵・防滴を保証するものではありません。
主な仕様
マウント ニコン Z マウント 焦点距離 内蔵テレコンバーター非使用時 600mm
内蔵テレコンバーター使用時 840mm最大口径比 内蔵テレコンバーター非使用時 1:4
内蔵テレコンバーター使用時 1:5.6レンズ構成 20群26枚(うち、内蔵テレコンバーター4群7枚、EDレンズ3枚、スーパーEDレンズ1枚、蛍石レンズ2枚、SRレンズ2枚、メソアモルファスコートあり、ナノクリスタルコートあり、最前面のレンズ面にフッ素コートあり) 画角 内蔵テレコンバーター非使用時: 4°10′(撮像範囲 FX)
内蔵テレコンバーター使用時: 3°(撮像範囲 FX)
内蔵テレコンバーター非使用時: 2°40′(撮像範囲 DX)
内蔵テレコンバーター使用時: 2°(撮像範囲 DX)寸法 約165mm(最大径)×437mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで) 質量 約3260g
- *本製品をお使いの場合は、カメラ本体のファームウェアを最新版にバージョンアップする必要があります。
MTF曲線
内蔵テレコンバーター非使用時
内蔵テレコンバーター使用時
テレコン内蔵の超望遠単焦点レンズ
ニコンがNIKKOR Z 600mm f/4 TC VR Sを正式発表しました。発売日は2022年11月25日で、希望小売価格は243万2100円です。なお、製品は受注販売としています。
レンズはNikon Z 9での利用を前提に設計されているようで、600mmというレンズながらも1.4倍のテレコンバータが内蔵されているため、切り替えることで800mm f/5.6のレンズとしても利用できるようです。
S-Lineのレンズですし、スポーツ撮影などでプロフェッショナル向けにはかなり売れるレンズとなるのでしょうね。
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コメント
コメント一覧 (1件)
レンズ構成を見ると光の入口から分散を押さえ込もうとしているようで
豪華な設計ですね。
この構成では質量軽減にはずいぶん苦労したと思います。
鏡筒やスリーブなど高力アルミを使って軽量化を図っているののかも知れません。
写りも一級品でしょう。