OLYMPUS PEN E-P7 EZ ダブルズームキット発表
OMデジタルが、OLYMPUS PEN E-P7 EZ ダブルズームキットを正式発表しました。どのようなプレスリリースなのでしょうか?それでは記事をみてみましょう。
薄型標準ズームと軽量コンパクトな望遠ズーム、2 本のレンズを組み合わせた「OLYMPUS PEN E-P7 EZ ダブルズームキット」を発売
クリエイティブな写真表現を可能にする機能も満載OM デジタルソリューションズ株式会社(代表取締役社長 兼 CEO:杉本 繁実)は、シンプルで上質
なデザインのミラーレス一眼カメラ 「OLYMPUS PEN E-P7」に、薄型標準ズームレンズ「M.ZUIKO
DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」と望遠ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-
5.6 R」の 2 本を組み合わせた「OLYMPUS PEN E-P7 EZ ダブルズームキット」を 2022 年 11 月※1 に発売します。カメラと 2 本のレンズを合わせて重量 677g※2 という軽量なシステムながら「プロファイルコントロール」等の多彩な撮影機能を備え、気軽なスナップから風景やネイチャーまで、さまざまな撮影シーンに応えます。
プリスリリースによれば、OMデジタルは2022年11月/12月にOLYMPUS PEN E-P7 EZ ダブルズームキットを発表するとしています。OLYMPUS PEN E-P7 EZ ダブルズームキットのシルバーが2022年11月、OLYMPUS PEN E-P7 EZ ダブルズームキットのホワイトが2022年12月の発売予定です。
OLYMPUS PEN E-P7はもう発売されているんじゃないの?と思った人もいると思いますが、E-P7で発売されているのはボディ単体と、14-42mm EZレンズキットのみで、標準ズームと望遠ズームをキットレンズとして発売しているキットはありませんでした。今回はすでに発売されているE-P7に新しいキットが追加された形になります。
新キット追加でPENシリーズの今後は見えるか?
これまでのカメラメーカの流れとしては、基本的に廉価製品については販売を取りやめ、より価格の高い高機能、高価格の高付加価値商品にシフトする傾向となっています。
例えばニコンでは廉価な一眼レフはディスコンになってしまいましたし、コンデジからもほぼ撤退しているような状況です。キヤノンも廉価な一眼レフはまだ残っているものの、EF-Mの廉価なシリーズからは撤退しつつあるように見えます。
OMデジタルも同様な傾向になるのではないかと考えられていて、オリンパスがカメラ事業を撤退してからOMデジタルは高価格帯のカメラにシフトし、PENシリーズからは撤退してしまうのではないかという観測がありました。もちろんこのことをOMデジタルが認めているわけではありません。
しかし、今回、E-P7に新しいキットが追加されることになりました。これはどのように考えればいいのでしょうか?
可能性は二つあると思っています。
可能性の一つとしては、OMデジタルはPENシリーズも今後も継続していく予定で、E-P7に関して売れ行きも良いので新しいキットを追加しててこ入れしていこうと考えている可能性です。この場合は、PENシリーズは今後も継続していく可能性が高まったと考えることができると思います。
可能性のもう一つとしては、OMデジタルはPENシリーズからの撤退を考えていて、すでにある在庫を処分したり、開発費分の投資資金を回収するために新たなキットを追加してバリエーションを増やした可能性です。この場合は、相対的に利益率が低いPENシリーズは終了してしまう可能性があると考えることができそうです。
もちろん、これは完全に想像となるわけですが、今後のPENシリーズはどうなるでしょうか?
そしてこの疑問に答えるかのような動画が公開されています。これは、GizmonoがOMデジタルへのインタビュー記事を動画として公開しているものです。
ここでは、PEN-Fについての今後の展開について質問されています。
その部分について書き起こしてみたいと思います。タイムラインは動画の19分あたりからです。
Q PEN-Fというユーザが好んでいる製品がある。根強い人気があるが販売台数につながっていないと聞いている。ファンの期待も大きいがその後の進展状況は?
A 以前にE-P7の状況を見ながらと返答したが・・Q ランキングでは、だいたいベストテン圏内でE-P7はいつもいい位置にランクインしている
A はい。お客様のアンケートから、デザイン、プロファイルコントロールを評価してもらっているという情報を得ている。そういった点を踏まえて今後、どういった進化をさせるか検討している。
というわけで、インタビューをみるとPENシリーズ(特にPEN-F)については今後について検討している最中であることを示唆しています。ただ、通常はこのようなインタビューで製品をディスコンにするということは絶対に言わないわけですし、発売するのだとしたらもっと前向きな発言になってしてもおかしくありません。
なのでこれをもってPENシリーズの存続になるのかどうかは、まだわからないなという感じもします。
実際にはどうなるのでしょうか?今後のPENシリーズに心配している人も多いのではないかと思います。
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コメント
コメント一覧 (1件)
どうもPL10やGF10が販売終了となりそうな感じがしていますので、OMDSはPL10ダブルズームキットの代替の処置で出すのだろう、と思っています。しかし、パナソニックのGF10の後継がどうなるのか?ですね。とにかく、BCNランキングを見ている限りは、まずまずランキングに登場しますので、PL10、GF10、P7も売れていそうです。ただし、安価なので儲かっているかどうか? ただしP7の価格はましな方で、場合によってはE-M10の方が安かったりするので、少ないかもしれないですが儲かっているのではないでしょうか。EF-Mが消え、大きいRFマウントでキャノンがどうするか、ニコンZ30やソニーZV-1は毛色が違う? フジやパナソニックがEVFなし機種をどうするかでしょうか。OMDSもPENにはTG-6的な立ち位置のようになってほしい等、種々考えているのではないでしょうかね。