(記事を一部引用しています)
(記事元)https://kakaku.com/item/K0001083379/
Nikon Z 6の在庫が異常状態に
Nikon Z6 24-70レンズキットの在庫がちょっとおかしな状態になっています。価格.comの調査によると、記事の執筆時点でのNikon Z6 24-70レンズキットの最安値は24万8675円となっています。一時期は22万4000円程度まで値下がりしていたのですが、いま現在は上記の引用したグラフをみればわかる通り、価格の大した変動はなく小康状態を保っている状況といえそうです。
グラフからは最低価格もほぼ一緒で安定していますし、平均価格もじわじわ値下がりしているので何の問題もない普通の値動きをしているように見えますが、実はかなり在庫状況には動きがあるようです。
というのも、Nikon Z6 24-70レンズキットが売り切れになっているショップがかなり多くなっています。価格.comでは46ショップの価格を公開していますが、そのうち在庫切れになっているショップが22ショップもあるのです。約半数のショップで在庫切れになっているということは結構珍しいことで、これは異常な状態になっていると言えそうです。
そして、これは他のキットでも同様で、例えばZ 6 24-70+FTZ マウントアダプターキットでは66ショップ中10ショップが、Z 6 ボディが41ショップ中19ショップで在庫なしの状態になっています。
これだけ在庫切れを起こしていると、通常は需要と供給の関係から価格が上昇してもおかしくありません。ですが、グラフでは平均価格は下がり続け、最安値も一定の状況が続いていますなぜでしょうか?
新型コロナウィルスの影響か?
あくまで完全に想像ですが、在庫切れになっていること、価格が下がらないこと、両方とも新型コロナウィルスの影響が大きいのかな?と思いますね。
まず製品の在庫切れに関してはサプライチェーンの問題などがあり製品の供給に支障がでている可能性が考えられます。Nikon Z 6と同様にNikon Z 7でも在庫切れが多くなっているキットがあります。
Nikon D6も同様に在庫切れのショップばかりになっています。これはニコンがすでにお知らせをしていて、Nikon D6が新型コロナウィルスの影響で一部の部品と調達が不安定になっているため、製品を入手まで時間がかかる可能性があるとしています。となると、その他のカメラの製造に支障が生じている可能性が高いと思われますね。そして、その結果、このような在庫状況になっている可能性が考えられそうです。
そして価格についてですが、これだけ製品の供給が滞っているのに価格は上昇しない、むしろ平均価格が下がっているという状況をみると、やはりこれも新型コロナウィルスの影響でカメラに対する需要が大幅に減っているという可能性が高いのかな?と思いますね。
価格は資本主義の市場では需要と供給のバランスで決定しています。通常、製品の供給が少なくなれば、それが奪い合いになり価格は高くなります。新型コロナ渦で供給が少なくなり需要が増した使い捨てマスクなどの値動きと同様です。ですが、供給がこれだけ少なくなっても最安値は同じ、平均価格は下がるという状況ですので、供給される製品以上に需要が減っているということが考えられそうです。
実際にコロナの影響でカメラの販売はかなり減っていて、ただでさえ赤字体質のカメラ事業が、さらに大幅に利益を失うことになる可能性があり、カメラメーカは本当に大変だと思います。頑張って欲しいですね。
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