EOS R1の初動は低調?
EOS R1の予約数はあまり伸びていないのではないか、そんな情報が流れています。EOS R1に対するSNSの反応なども芳しくないとしています。なぜでしょうか?
これまでの予約数から判断すると、キヤノンの新しいEOS R1は失敗作のようだ
いくつかの販売店と話をしてみたところ、新しいキヤノンのEOS R1は、ソニー、ニコン(Z8/Z9)、さらには富士フイルム(X100VI)の新製品の発売に対して店舗が受けた予約数の数にさえ遠く及ばないようだ。もちろん予約注文はカメラの善し悪しを決めるものではないが、販売と話題作りは依然として重要だ。
Youtubeの動画やレビュー、SNSの投稿などEOS R1の様々な問題を説明しているものがたくさんある。主な問題は価格、2400万画素センサー、そして”フラッグシップ”と名付けられていることを述べている。
記事ではEOS R1が発表されたあとの製品の予約数はソニーのカメラや、ニコンのカメラに遠く及ばないようだと指摘しています。さすがにとてつもなく人気となっている富士フイルムのX100VIと比較するのはちょっと違うと思いますが、ソニー(おそらくα9 III)やNikon Z 9よりもかなり低調らしいというのは少し驚きました。
SNSでは上記のような反応が多いとして例としてあげられていますが、いずれも「本当にフラッグシップ?」の文字であふれていることがわかります。
そして記事では予約数から判断するとEOS R1は失敗だったようだと断定しています。かなり厳しい言い方ですね。
それではキヤノンはどの程度の販売数を考えているのでしょうか?キヤノンはEOS R1の月産台数は3700台と明言しています。
——生産台数はどのくらいの規模なのでしょうか?
EOS R1はワールドワイドで月産3,700台ほどになります。EOS R5 Mark IIについては月産1万6,000台ほどです。
これはNikon Z 9が月産3500台であったことを考えると比較的妥当な数字なのではないかと思います。Nikon Z 9は月産3500台で、注文が殺到し店頭に在庫が並ぶようになるまでに1年以上かかるというかなり人気の高いカメラとなりました。ただNikon Z 9はニコンユーザ待望の新世代のカメラでしたので、製品への期待感が異なり、比較にはならないかもしれません。そしてキヤノンにはすでにEOS R3という準フラッグシップモデルがあります。
しかもキヤノンはもともと報道向け、メディア向けとしてEOS R1を発売しているはずなので、皆が望む何でもできるフラッグシップという立ち位置ではないので、低画素なのも仕方がないのではないかと思いますね。画素数が多いほうがよければEOS R5 Mark IIもありますので十分に選択肢に入ると思います。
ただそうするとメディア関係者などがEOS R1の購入対象者のメインとなるため月産3700台という数値はやや多めなのかなという印象もします。しかし本当に予約が低調なのかどうか、発売は11月からであることと、たぶんEOS R1を使うであろう人々はパリに集まっているだろうことを考えると、まだよく分からないのではないかとも思いますね。
さらに「EOS R1は120点満点の完成度 グローバルシャッターは画質が課題で採用見送る」ではEOS R1がグローバルシャッター搭載を見送ったことについて詳しくお伝えします。
(記事元)PhotoRumors
Nikon Z 9 | EOS R1 | |
イメージセンサー | 4571万画素 裏面照射積層型 | 2410万画素 裏面照射積層型 |
エリア全域でのクロスAF | - | 対応 |
イメージプロセッサ | EXPEED 7 | DIGIC X + DIGICアクセラレータ |
常用ISO | 64-25600(拡張32-124000) | 100-102400(拡張50-409600) |
フォーカスポイント | 493点 | 1053点 |
メカシャッター | - | 対応 |
動画(最大) | 8K 30p、4k 120p | 6k 60p、4k 60p |
EVF | 0.5インチ 369万ドット | 0.64インチ 944万ドット |
視線入力AF | - | 対応 |
背面液晶 | 3.2インチ 210万ドットタッチ式4軸チルト | 3.2インチ 210万ドットタッチ式バリアングル |
ボディ内手ぶれ補正効果 | 6.0段 | 中央8.5、周辺7.5段 |
連続撮影(電子シャッター) | 20コマ(4570万画素、RAW) 30コマ(4570万画素) 120コマ/秒(1100万画素) | 40コマ(2410万画素) |
メモリカード | デュアルCFExpress Type B/XQDスロット | デュアルCFExpress Type Bスロット |
バッテリー | EN-EL18d | LP-E19 |
シャッター速度(電子シャッター) | 1/32000~30秒 | 1/64000~30秒 |
シャッター速度(メカシャッター) | - | 1/8000~30秒 |
シンクロ同調(電子シャッター) | 1/250秒 | 1/320秒 |
マイク端子 | 対応 | 対応 |
ヘッドホン端子 | 対応 | 対応 |
GPS | 対応 | 対応 |
最大画像サイズ | 8256×5504ピクセル | 6000×4000ピクセル |
測距可能輝度 | -7~19 EV | -7.5~21 EV |
バッテリー寿命 | 700コマ | 530コマ |
WiFi 6G | - | 対応 |
Bluetooth | 5.0 | 4.2 |
サイズ | 1340g、149×150×91mm | 1115g、158×150×87 mm |
価格 | 店頭予想約70万円前後 | キヤノン公式108万9000円 |
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コメント
コメント一覧 (9件)
私はタッチ&トライに既に参加しましたが、銀座店以外大阪、名古屋の状況はR5II含めて閑古鳥なので、関心の無さが現れていますね。
どちらも価格がネックになって端から対象外なのでしょうか。
それに対し、ニコンは熱いですね~
小売店に卸されてるのは全体の何割くらいなんですかね。法人への直接or代理店経由販売、個人プロ向けのCPS、五輪のサービスセンター向けにほとんどが供されて、小売店に回ってくるのはほんの僅かな気がします。
海軍用語の「旗艦」だって今も昔も「全部盛りの万能最強艦」ではないですし、レフ機時代もそうじゃなかったはずですがねぇ。非ターゲット層が他責風に「Not for me!」と叫んでる感が、どうにも。
旧日本海軍では旗艦は、長門、大和、武蔵と「全部盛りの万能最強艦」だったわけですが、如何せん時代遅れでほとんど戦闘には参加せず温存状態でした。
アマチュアが買っても、大きく重いR1は出番が少なく戦艦大和状態になることが多いのでは。笑
予約が芳しくなく発売日が9月とかに前倒しになるのなら嬉しいです。
その日本海軍ですら末期の旗艦は軽巡大淀、果ては日吉の防空壕ですからね。戦艦も砲戦火力や防御力は最高ですが万能ではなく……
見栄や興味本位では手を出し難い価格ですし、真に必要な人に早く届いてほしいです!
大きく重いと言えば、1.1kgとはいえ1DX3からは300g以上軽くしてて驚きました。
こういう見方もある、ぐらいのものかと思っていましたが、リンク先の記事のコメント欄にも手厳しいコメントがならんでいました。
十年前なら台数シェアナンバーワンとオリンピックで使われているの二つだけを押さえておけばブランド価値が維持できたのでしょうが、ユーザー間の意見交換が活発に行われる時代にはそれだけでは不十分なのかなと思いました。
これほどのスペックが要求される撮影をしないカメラマンがほとんどなのでしょうね。
プロやセミプロの方はプロサービスから直接アクセスするかそもそも実機を触る事なく即予約でしょうし、地方住みのユーザーとかはこのクラスのカメラであれば実機触りに行く交通費出すくらいなら少しでも資金に充てるでしょう。
R5markⅡも先日のZ6Ⅲもですが旧型から一気に値上がり(日本での価格)してセグメントが1段階上がったような感じですから、そりゃユーザー層にも変化があるだろうな。といった感想ですね。特段驚きも懸念もないです。
より普及帯(15〜30万前後)の需要が高まった訳ですが、スマホとの競合もある中でどこまでメーカーがユーザー目線に立ってくれるかですね。
まだ、作例も出揃ってなくて、
「Dual Pixel Inteligent AF」のクロスAFもまた凄さが知れ渡ってない状態ですし、
また、オリンピック終わった後に発売なので、どうしても今すぐ必要という空気もないですね。
今は状況的に予約数が少なくても仕方のないことと思います。
R1がそれなりに売れなくてもR5Ⅱがハイアマチュアやプロ写真家にしっかりと売れる事がキヤノンの利益になると思います。
2年後の冬のオリンピックの時には状況が変わっているかもしれません。
コレ、スレ主も知ってて煽ってるのかも知れないけど、そもそも予約開始さえもしてないのに予約が多いか少ないかなんてまだ分からんだろうが(笑)
そんな簡単なレトリックさえも見抜けない知能なのかな
海外ではもう予約開始されてんのか?
それと月産台数は少ないし、個人的な予想よりかなり少ない
R1は最初の半年間は月産1万台で、その後は状況次第と予想してた
R5Ⅱは普通に月産2万台と予想してたが20%も少ない
しかも私の予想では月産3万台にしないと猛烈な品不足が発売する
何故なら発売迄の予約で10〜15万台到達と予想
初期ロットは約5万台
その上、年内には合計25〜30万台受注と予想
そもそも最初の初期ロット除いた受注残5〜10万台をさばくのに月産1.6万台では3〜6ヶ月も掛かるから
8月下旬発売で予約段階で15万台予約あったら来年の2月納期になってしまう
そこに更に発売開始後に年内に10〜20万台の注文入ると20〜25万台の受注残になり、それを仮に月産2万台でも10ヶ月から約1年の納期
だから月産3万台にしないと猛烈な供給不足になる
月産3万台で7〜8ヶ月納期になるから
キヤノンの事だから、しれっと月産1.6万台から2万台程度にはすぐに上げる可能性はあるにしても、初代R5が月産1.2万台からすると大して増えてない
もう少し学習すればいいのに
この数字は大げさな数字ではない
R1が高い上にR5Ⅱの性能が良いから、R1止めてR5Ⅱに流れる層が増える
キヤノンはR1をR5Ⅱの販促に使ってるフシがある
ちなみに明日23日10時から家電量販店でも予約開始
Yカメラだと予約の予約は受け付けてる
当日の予約がスムーズに行く様に
本日7/2310時から予約開始でホームページにもう供給遅延アナウンス
コレでも売れない失敗作とでも言うのかな(笑)
しかも発売は4ヶ月後の製品なのに、こんなに早い予約状況
フォトルーマーズの記者は赤っ恥かいてるよな
アメリカで予約入ってないならその分、日本に多目に回すだけだから当面は心配無いだろうし