Nikon Z 50の価格調査
最近、ご無沙汰になっているカメラの価格調査ですが、今回はNikon Z 50ダブルズームキットの価格を調査してみました。Nikon Z 50の最安値は記事執筆時点で12万0800円となっています。これは前週よりも2100円も高い価格になっています。それでも、Nikon Z 50の初値は15万1011円でしたので、初登場時から3万円ほど安くなっている計算になります。ダブルズームキットで、Nikon Z 50の性能を考えると、キットレンズが優秀なことを含めて、価格的にはかなりお買い得な価格になってきています。10万円を割ったら、たぶんかなり売れると思いますね(たぶん無理でしょうが)。
在庫不足傾向のNikon Z 50
現在、Nikon Z 50ダブルズームキットは42ショップが販売していますが、そのうち9ショップで在庫切れ状態になっています。そのなかには比較的大きなショップも含まれていて、例えばカメラのキタムラ、マップカメラ、三星カメラ、イートレンド、ヨドバシなどでも在庫切れになっています。また激安系のショップも販売を取りやめていて、これは恐らく在庫切れになって、掲載を取りやめているものと思われます。
そのため、上記のグラフをみるとわかるのですが、まず最安値の価格がじわじわ上昇している状況です。最安値を付けているショップから売れていく傾向が強いので、最安値のショップが販売をしなくなると、その次に安い価格を付けているショップが最安値のショップになります。そうすると、価格の下落はその価格から始まるので、以前の最安値に戻るまではかなりの時間がかかるということになります。他社より1円でも安ければ、それが購入動機になりますので、わざわざ他社が付けている最安値より1000円も安い最安値に設定する必要がないわけですね。
そして、最安値のショップが販売を取りやめているせいか、平均価格はかなり押し上げられていることがわかります。以前は14万円ほどまで下がっていた平均価格ですが、現在は15万2000円まで値上がりしてしまっています。
たぶん、これらのことを総合すると、Nikon Z 50ダブルズームキットの供給が不足していて、そのため売り切れてしまうショップがでてきて、そのため在庫なしになっているショップが増えていたり、最安値、平均価格とも上昇しているのだろうと思います。
この原因についてですが、Nikon Z 50が売れているということもあるのだと思いますが、それより半導体不足などの原因により製品の生産ができない状況になっているのではないかと思いますね。製造したくてもできないという状況になっていると思います。そして、Nikon Z fcがかなり好調に売れているので、調達した部品をZ fcのほうに回している可能性もあると思います。
この状態がいつ解消するかどうかは不透明だと思います。たぶん、この状況はしばらく続くのではないのかなと思います。
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