RX1R IIIの情報が流出しなかった理由
何の前触れもなくソニーのRX1R IIIが発表されて驚いた人もいると思いますが、その理由が明らかになりました。
RX1R IIIの発表後、ソニーは記者会見を開き、その中でインフルエンサーや店舗関係者に対し事前情報を意図的に伏せていたことを明かした。情報の流出を防ぐためという理由は理解できるが、このやり方には正直言って驚いた。大きなデメリットもあると思う。
他の多くのカメラメーカーはここまで極端な手段は取らない。確かに情報の流出は厄介なものだが、それが期待感やオンラインでの議論、コミュニティの活性化につながることもある。ソニーのように事前の情報へのアクセスをこれほどまでに制限してしまうと、新製品への注目や盛り上がりを自ら遮断してしまう危険性がある。
(中略)
結局のところ、これは「考え方」の問題だ。勝者の考え方は変化を受け入れ、混乱の中に好機を見いだし、勝つために行動する。一方で敗者の考え方は過度に慎重だ。すべてをコントロールしようとし、恐れから動いてしまう。情報流出をすべて押さえ込もうとする姿勢は、私にはその敗者の考え方の表れのように思う。今こそ、大局を見るべきだ。
情報統制の厳格化か?
RX1R IIIの情報が事前に流出しなかった理由についてSonyAlphaRumorsが伝えています。
今回のRX1R IIIの発表で、ソニーは新製品をインフルエンサーやカメラショップ関係者に事前に製品を貸与することをしなかったそうです。そのため情報の流出を防ぐことができたようで、確かに発表日直前の大きな情報流出はなく、かなりの効果を発揮していたことがわかります。
記事では事前に情報が流出することのメリットを記述していますが、そのような考え方には賛否があると思います。賛成する人もいれば、企業のスタンスを理解する人もいると思いますので、このあたりの考え方は難しいと思いますね。
基本的にカメラの発表前には、秘密保持契約を結んだ上でメディア関係者にカメラが貸与されることがほとんどです。これは製品発表と同時にレビュー記事や製品紹介記事を一斉に公開してもらい、発表のインパクトを高めるために行われます。しかし、このことは同時に、発表前に新製品の情報を一部とはいえ他の人に漏らすことになるため、いくら秘密保持契約を結んでいたとしても情報流出の可能性は発生してしまいます。
また、カメラショップの関係者にも、発表と同時にオンラインショップなどに製品ページを作成してもらうために製品の情報を事前に伝えることが多くなっています。このため、アメリカなどでは発表と同時に製品ページが公開され、カメラの仕様や価格などが公開され、すぐに予約ができるようになっています。
また、インフルエンサーにYouTubeに製品レビューを掲載してもらうために、事前に製品を貸与して動画を撮影してもらい、発表と同時に動画を公開してもらい製品の宣伝に力を貸してもらうようなことをしています。
すべての人と秘密保持契約を結んでいるはずですが、中にはよからぬことを考えている人がいて、誰が流出させたのかわからないように情報を流出させるような人は少なからずいたわけで、その情報が噂となってネット界隈で流れることになるわけです。
今回、ソニーがどこまで情報を非公開としたのかは不明です。一部のメディアなどでは発表と同時に製品レビューが公開されていたようですので、信頼のおける特定サイトには事前に貸与していた可能性はあるのかもしれません。
しかし、公開を限定することで、実際にRX1R IIIの情報はほぼ流出せずに突然の発表となりました。つまり情報のコントロールに成功したことになり、今後も同様に情報の提供を最小限にして流出を防ぐということを行うのかもしれません。また、これを見た他社も同様に情報の流出を防ぐために、ソニーと同様に製品の貸与を最小限にする可能性があり、そうなると同様に情報の流出が少なくなってくるのかもしれませんね。
- ヨドバシ コンパクトカメラ売れ筋ランキング ソニーのRX1R IIIが初登場2位!!
- ズームレンズを短くコンパクトな単焦点にする方法(ポッキリと)
- ヨドバシ交換レンズランキング ニコンのズームレンズが久々の1位獲得
- ヨドバシカメラ デジタル一眼売れ筋ランキング ソニーが上位も各社が拮抗
- マップカメラ人気ランキング 富士フイルムが強い X halfは圧倒的大差で1位
- カメラのキタムラ 7月売れ筋ランキング ソニー1位から7位を独占し圧倒的勝利
- ヨドバシ交換レンズランキング 3メーカーが拮抗!! メーカー別ではニコンが最多
- ヨドバシカメラ売れ筋ランキング ソニー上位もニコンが追う展開
- いまのカメラ販売のカギは「レトロな写真」「若者」「手頃な価格」
- 2025年7月に売れたカメラは何か!? 強いEOS R10、富士X-T30IIが人気機種に
センサーサイズ | 35mmフルサイズ Exmor R CMOSセンサー |
画素数 | 静止画時: 最大約6100万画素 動画時: 最大約5080万画素 |
レンズ | ツァイス ゾナーT* 35mm f/2 |
センサークリーニング | - |
イメージプロセッサ | BIONZ XR |
手ぶれ補正 | 電子式 |
手ぶれ補正効果 | - |
高速連続撮影 | 約5コマ/秒 |
動画撮影 | 最大4k 30p |
シャッター速度 | メカシャッター:1/4000-30 秒 電子シャッター:1/8000-30 秒 |
ISO | 静止画撮影時: ISO 100 – 32000 |
フォーカスポイント | 静止画時: 最大693点(位相差検出方式) |
EVF | 0.39型 約236万ドット |
背面液晶 | 3.0型 タッチ式約236万ドット |
メモリカードスロット | SD(UHS-I/II対応)カード用スロット |
サイズ | 113.3×87.5×67.9mm |
質量 | バッテリー、 メモリーカード含む: 約498g |
コメント
コメント一覧 (2件)
これは全てのメーカーがやっている事、なので驚く必要はないかなと
思います。
当該メーカーを含め他社の予想も新型が出そうな時期になると
様々な予想、妄想が出てくるわけで、今回は当該機種が出てくると
予想してなかっただけでしょう。
だからプロトタイプの貸出機が出ていても注意していなかった。
販売店やインフルエンサーからのリークを頼りにした、広告収入あり(利益が出てるかは知りません)のサイトを運営しているSARからすれば、ソニーに彼らの言う「敗者の考え方」をされては困りますよね。
つまるところポジショントークに過ぎませんが、デメリットがあるのは確かにそうです。でも、結局はこうして注目されるんですから、話題になる時期が前か後かの違いでしかない気もします。
私が発売前に借りれるインフルエンサーレビューをアテにする気がないからかもですが……基本いいことしか言わないですし。