EOS R7 Mark IIへの期待
キヤノンがAPS-Cカメラへの関与を強めることに関して期待する声が上がっているようです。この記事ではキヤノンのAPS-C製品への期待について詳しくお伝えします。
来年、キヤノンは重要なAPS-Cカメラを発売へ
2024年の製品発表は、写真業界にとってあまり盛り上がりのないもので終わったようだ。富士フイルムの最新機種には期待が持てず、キヤノンのハイブリッドレンズやRF70-200mm F2 L IS USM Zについては、あまり言うことがない。少なくとも私たちがレビュー用に受け取ったキヤノンのカメラ、EOS R5 Mark IIも期待外れだった。しかし、キヤノンは2025年にフルサイズカメラとともにAPS-Cカメラとレンズを発表する予定のようだ。
(中略)
キヤノンはEOS R5 Mark IIのような失敗を繰り返すべきではない
つまり、すでに完璧であるカメラを台無しにするなということだ。私たちのレビューを読めば、何が間違っていたのかがわかる。しかし、EOS R7の話に戻ると、私たちはそのカメラと発売時の価格におけるパフォーマンスをかなり気に入っていた。しかし、すべてが完璧だったわけではない。「客観的にいえば、これは市場で最も優れたAPS-Cミラーレスカメラだが、それでも問題がある。これはキヤノンが非常に良い価格で提供したもの以上に、写真業界全体へのコメントだ」と私たちはレビューで述べた。
このことを考慮するとEOS R7 Mark IIには確実に改善すべき点がいくつかある。EOS R7が2023年に発売されたことを考えると、EOS R7 Mark IIはおそらく2025年の終わり頃(またはそれ以降)に発売されるため、カメラは時代に合ったものである必要がある。また、キヤノンはフルサイズのためにAPS-Cを軽視することはできない。これは業界の常識となっている。実際に驚くべき事は、APS-Cが彼らの最も売れているミラーレスカメラであり、多くの愛好家がそれを選択しているということだ。
従って、キヤノンへのお願いは、販売を考慮して、他の企業のマネージャや経営者が恐れるデバイスを業界に提供することが。キヤノンならそれができると信じている。
EOS R5 Mark IIの間違いを繰り返すな
キヤノンのAPS-C製品に期待する声があがっています。記事では、EOS R7 Mark IIの噂を引用する形で、EOS R7 Mark IIに対する期待について記述されています。一部を引用していますので、全文は記事元リンクからご覧ください。
さて、まずはEOS R7 Mark IIなどのキヤノンのAPS-C製品の噂についてのおさらいです。
まず、噂では、キヤノンのEOS R7 Mark IIには積層型のAPS-Cセンサーが搭載され、EOS 7D Mark IIの後継機という位置づけになる可能性があり、またMark IIという名前にはならない可能性があるとしています。つまり何らかの新しい命名規則が採用される可能性があるということで、EOS R7Dとか、そんな名前になる可能性があるのでしょうかね?
さらに、キヤノンはAPS-C用レンズとしてプロフェッショナルレベルのレンズを発売するのではないかという噂も流れています。下記の噂によれば、24mmから200mmの焦点距離をカバーする開放絞りが一定のレンズを発売する噂があるようです。これは1本で換算24mmから200mmをカバーするのではなく、おそらく、標準ズームと望遠ズームの2本のレンズになる可能性が高いと思われます。
さらにこれとは別に、RF-S用の単焦点レンズも登場する可能性があるとしています。
EOS R7 Mark IIはAPS-Cのキヤノンのカメラとして初めて積層型センサーを搭載する。新しいセンサーの解像度については情報がないが、現在の3250万画素を少し上回り8k動画機能を持つことができれば素晴らしいだろう。以前にも言及したが、再び伝えられている。EOS R7 Mark IIは「ハイエンド市場」向けになるということで、本当にEOS 7D Mark IIの後継機になるかもしれない。
次のR7についてはもう少し待つ必要があるが、2025年の第3四半期には見られるかもしれない。
来年には2本の「プロフェッショナル」RF-Sレンズが発表される予定だ。Lレンズではないが、絞りが一定で換算で24mmから200mmまでの焦点距離をカバーする。「プロフェッショナル」という言葉が使われたが、少し控えめに考えている。最新の28-70mm f/2.8のようなデザインになるかもしれず、STMモーターが使用されるだろう。STMは大きく改善されているので、「プロフェッショナル」なAPS-Cユーザにとっては悪いものではないかもしれない。
キヤノンはまた、来年、RF-S単焦点レンズも計画している。焦点距離についての情報はないが、EOS Rの世界にとっては、素晴らしいEF-M 32mm f/1.4が非常に歓迎されるだろう。現在のところ、それが私たちの期待だ。
まず前提ですが、この筆者はEOS R5 Mark IIにかなり辛辣な意見を記述していることが記事からわかります。内容をまとめると、だいたいこんなレビューでした。
- 低照度時の有色人種のオートフォーカスが弱い
- 視線入力AFはまだ出来が悪い
- 4500万画素の積層型センサーは素晴らしいが、そのセンサーの性能やEVFや背面液晶での違いがわからない
- マウントまわりにボタンをもっと配置すべき
- ライブコンポジット、ライブNDの機能がない
- 他のカメラとボタンの位置が変更されキヤノンユーザにとっては使いにくい
- バッテリー寿命が最悪
という内容になっています。内容や真偽、機能の必要性の有無などはともなくかなり辛辣な意見になっていることは間違いないですね。
そしてEOS R7 Mark IIに関しては性能の向上とコストのバランスがありながら、2025年末にふさわしいカメラとして作ってほしい、EOS R7の不満点を完全に解消して欲しいというような意見になっています。
APS-Cのフラッグシップモデルや、純正のAPS-Cレンズについては欲しいという人がいながらも、なぜか発売されない市場です。発売されれば売れそうなものですが、なかなか発売されないことを考えると、声は大きいが案外想像以上にニッチで製品を発売してもカメラメーカは儲からないと考えている可能性が高そうです。
特にキヤノン、ニコンへのAPS-Cカメラのハイエンドモデルの登場を期待する声が大きく、まずはキヤノンがAPS-Cハイエンド市場に一石を投じる可能性はあるのでしょうか?仮にかなり売れる結果となれば、ニコンもそれに続く可能性があるのかなと思いますね。
- キヤノン
- EOS R6 Mark III 2025年第1四半期
- EOS R7 Mark II 2025年第3四半期
- 1億画素フルサイズカメラ 2025年
- レトロデザインカメラ 2025年
- RF200-500mm F4 L IS USM 11月発表(年内の発表はないとの情報も
- RF-Sズーム 換算24-200mm一定絞り 2025年
- RF-S単焦点 2025年
- ソニー
- 予想外のカメラ 2024年10~11月
- 85mm f/1.4 GM II 2024年8月28日の予定だったが遅延の可能性
- 富士フイルム
- 固定レンズ式GFXカメラ 2025年3月発表予定
- パナソニック
- LUMIX S1H II 2024年第4四半期
- LUMIX S1R II 2025年はじめ
- シグマ
- SIGMA 16mm F1.4 DC DN | Contemporary 2025年1月までに
- SIGMA 23mm F1.4 DC DN | Contemporary 2025年1月までに
- SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Contemporary 2025年1月までに
- SIGMA 56mm F1.4 DC DN | Contemporary 2025年1月までに
(source)ThePhoblographer
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コメント
コメント一覧 (8件)
なんか全体的に的外れというか…
筆者とは価値観が違いすぎて全く共感できないですね。
ThePhoblographerは過激な発言で人目を引いて集客するクリックベイトサイトなので注意して。
文句言ってりゃ金が貰えるなんて良い御身分ですねぇ。全く憧れも尊敬もしませんが。
こういう奴の言うことを聞いても次々にゴールポストを動かすだけなので、無視が正解。
R5 Mark IIが失敗したとは思えませんが、5Dに比べて高くて手が届きにくいのは確かでしょう。
カメラファンはすぐにフルサイズへ移行などと言いますが、「実際に驚くべき事は、APS-Cが彼らの最も売れているミラーレスカメラであり、多くの愛好家がそれを選択しているということだ。」のが事実であり、メーカーの新製品とユーザーのニーズにずれがあるように思えます。
ニコンのZ6Ⅲも機能は十分ですが、価格が高くなり過ぎ、あまり売れていません。
R5ⅡやR6Ⅱ、α7Ⅳも、気軽に買える機種ではなくなっています。
APS-C上位機は必要とされており、その意味では、この記事の内容も一面では正しいように思います。
EOS R5 Mark II が失敗ならば売れないと思うがそうではないようですね。
”低照度時の有色人種のオートフォーカスが弱い” 恐らく黒人さん達の事と
思うがこれは言ってはいけないと思う。(人種差別と思われてしまう)
視線入力AFは使いながら自分の目の形状に合わせてカスタマイズしなければ
無理、そういった観点から半年程度使い込み設定を追い込まないと思い通り
動かない人もいるかと思います。
人間の目は人によって形状が様々なので(特に乱視など)カスタマイズが
重要でしょう。
EOS R7 は現行の状態で特に悪いと思うところもなく急いでEOS R7 Mark IIを
発売する必要もないかなと思います。
他社の機種共々どの機種を選んでも価格なりに細かい所はさておき必要十分です。
まぁ値上げだけは勘弁して欲しいですが。
カスタマイズ → キャリブレーションですね。
用語を間違えました。
申しわけありません。
>”低照度時の有色人種のオートフォーカスが弱い” 恐らく黒人さん達の事と
思うがこれは言ってはいけないと思う。(人種差別と思われてしまう)
ThePhoblographerは事あるごとに黒人にピントが合わないと言って、白人用にAFが調整されているかのようなミスリードを誘っているので、明らかに意図的にやってます。
R7の電子シャッターで何を撮る想定だったのかはCanonに問いたい部分ではある。
高速シャッターが必要になる被写体というのは基本的にチャンスが一瞬しかないような素早い動きモノだが、ローリングシャッター歪みが大きすぎるR7では背景どころか像が歪むので電子シャッターでは人や動物、乗り物などの動きモノが撮れない。
静止している被写体ならもちろん歪まないが、静止しているのに電子シャッター30コマ/秒は意味をなさない。
ユーザーとして思うのは、結局のところ電子シャッターのコマ速は店頭で販売する際のカタログスペックのためだけの『数字』であって、実使用を考えたものではなく、無知な顧客を釣るためのハリボテとしか思えなかった。
R5は無印でもクロップすれば歪みが軽減されて速い動きものでもある程度は使い物になるところに良さがあった。
操作系にしても、レフ機時代は統一していたため5D&7Dの組み合わせで使っていた人が多かったが、急に挑戦的なUIを取り入れてしまったことでR7をR5と一緒に使っている人は非常に稀だ。
R7発売前にCanon公式がインスタでユーザーからの質問に答える企画をやっていたが、「7Dの後継機ということは縦型グリップは付くのか」たいう問いに、「小型化するために付けられなくなった」という回答をしていた。
機能を削ってまで小型化するのはAPS-Cの下位機種ですべきことであって、優先順位を間違えてると正直感じた。