Foveonセンサーの進捗状況
シグマによればFoveonセンサーの開発は3段階中の2段階目を超えておらず、2022年当時から進展がない状態です。製造パートナーは見つかったものの、合意には至っていないとのこと。
(前略)
シグマのCEOである山木和人氏は、センサーの開発が3段階中の2段階目を超えていないと説明している。この段階は2022年から変化していない。
「製造パートナーの候補は見つかったが、まだ合意に達していない。正直なところ製品のステージは変わっていない。まだ2段階目にいる」と山木氏は述べる。
この段階ではシグマはフルサイズよりも少し小さいセンサーのプロトタイプを製造しているが、最終製品で使用されるのと同じピクセルアーキテクチャを使用している。山木氏によると、シグマは昨年以前のプロトタイプをテストし、いくつかのエラーを発見した。それらのエラーを修正したあと、次のプロトタイプに他の問題がないことを確認するのを待っている。
山木氏はそのプロトタイプは今年の半ばまでに届くだろうと述べた。
(中略)
その時点で、他に問題が見つからなければ、シグマは次の段階、つまり製造パートナーとの合意に進むことが出来る。ただし、この時点ではプロジェクトはそれほど簡単なものにはならない。
「実際に最も挑戦的なのは製造パートナーを見つけることだ」と山木氏は言う。
(後略)
2022年から進捗がないFoveon
Foveonセンサーに関するシグマとのインタビュー記事が掲載されています。上記は一部を引用したものになりますので、全文は記事元リンクからご覧ください。
さて、記事によればシグマのFoveonセンサーの開発は、さほど進展していないことが明らかとなっています。記事にもありますが、シグマは2020年にFoveonセンサーの設計に問題があったとして、最初から設計のやり直しを始めました。そして、2024年のいまの段階は2022年の段階と同じ段階のままだとしています。
実際には、プロトタイプを作り、テストする。問題があったら再設計し、問題がなければ次に進むというようなトライアンドエラーで技術開発をしている様子が上記の記事からわかりますね。そして、現在の問題を修正したプロトタイプを今年の半ばにも手に入れることができるということで、そこからまた新たな段階に進んでいくのだろうと思います。
Foveonセンサーは下記の説明の画像のように、通常のイメージセンサーが異なる色ごとにモザイク状に画素が配置されているのに対し、3層で受光しているため解像度が増したり、より多くの光を取り込めるようになる技術です。なので技術的にはかなり期待されているセンサーですが開発は難しいようですね。
またシグマはこの3層センサーに関する特許を出願しています。

この特許の説明によれば、Foveonセンサーの画素数は通常センサーの3倍となるため、センサー面積が多くなるフルサイズで画素数を増やすと画素データの転送量が莫大になってしまい、それが課題のひとつとなっているようです。ひょっとしたら、この画素データの転送量が莫大なものになってしまうことが開発に影響を与えている可能性もあり、解決は非常に難しいのかもしれません。
ですが、もし実現できれば非常に面白い技術だと思いますので、ぜひ実現して欲しいと思いますね。
さらに「シグマ 来年2月にRFマウント用レンズを発表?? ついに来るか!?」ではシグマのRFレンズの噂について詳しくお伝えしています。
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(記事元)https://petapixel.com/2024/02/22/sigmas-full-frame-foveon-camera-is-still-at-least-a-few-years-away/


コメント
コメント一覧 (1件)
三層構造のセンサーはキヤノン、ソニー、他にニコンまで特許を
出しているので競争が激しくなりそうです。
先行きが分かりませんね。
産業用かも知れませんがキヤノンは紫外線と赤外線をいれた
五層構造もあったと思います。