シグマ新レンズの特許
シグマが新たなレンズの特許を出願したことが判明しました。特許文書には複数の実施例が記載されており、大口径の単焦点レンズが示唆されています。
INF 275mm
焦点距離 34.10 31.45
Fナンバー 1.46 1.65
全画角2ω 65.36 62.88
像高Y 21.63 21.63
レンズ全長 112.00 112.00
INF 395mm
焦点距離 48.50 42.13
Fナンバー 1.46 1.67
全画角2ω 47.84 47.77
像高Y 21.63 21.63
レンズ全長 109.00 109.00
INF 275mm
焦点距離 28.50 27.52
Fナンバー 1.46 1.62
全画角2ω 75.19 72.92
像高Y 21.63 21.63
レンズ全長 112.00 112.00
既存のレンズとは異なる特許?
シグマがレンズの特許を出願していることが明らかになりました。
上記は特許の実施例を引用したもので、この他にも実施例がありますが、似たようなレンズの仕様なので重複して排除すると概ね上記のような実施例としてまとめることができます。レンズ的には以下のようなレンズになると思いますね。
- 35mm f/1.4
- 50mm f/1.4
- 28mm f/1.4(30mm f/1.4?)
というわけで大口径の単焦点レンズと考えられます。像高からフルサイズ用のレンズに間違いはありません。
シグマからは、すでに35mm f/1.4、50mm f/1.4、30mm f/1.4というレンズがミラーレス用として発売されています。しかし、それらのレンズのレンズ構成図をみると、この特許のレンズ構成図と微妙に異なる部分があり、同じレンズとは思えません。
とはいえ、35mmは2021年、50mmは2023年の発売のため、この特許の実施例のようなレンズが発売される可能性は低そうです。一方で、30mm f/1.4については、2016年の発売で8年前のレンズになるため、置き換えられる可能性は考えられるかもしれません。また、28mm f/1.4という新レンズとして発表される可能性もあるのかなと思いますね。
さて、このレンズは実際に発表される可能性はあるのでしょうか?
さらに「シグマ Foveonセンサーの特許 製品化難航は画像データ転送速度が原因か??」ではFoveonセンサーの課題について詳しくお伝えしています。
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コメント
コメント一覧 (0件)
これは楽しみね
この特許は動画撮影を考慮した設計でブリージングを
押さえることが主眼ですね。
動画を撮らなければ買い換える必要はなさそうです。